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こにゅうどうくん

結核はどんな病気?

問い合わせ番号:10010-0000-1002 更新日:2023年 10月 2日

日本では、明治時代から昭和20年代まで死亡原因の第1位であった結核は、「国民病」と言われていました。

医療や生活水準の向上により、結核は「薬を飲めば治る病気」となり、患者数も年々減り続けています。しかし、今でも日本の主要な感染症で、年間10,000人以上の結核患者が新たに発生し、1,600人以上が結核により亡くなっています。


また、最近では、学校・医療機関・高齢者施設などの集団感染も問題となっています。

 

結核とは

結核菌によって、主に肺に炎症を起こす病気です。
結核菌の混ざった痰が咳やくしゃみと一緒に空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによってうつります。これを「空気感染」といいます。

感染と発病の違いについて

10人が結核に感染した場合、発病するのは1~2人です。通常は免疫機能が働いて、結核菌の増殖を抑えます。免疫力が弱まると発病するケースが増えています。
結核に感染し、発病したとしても痰の中に結核菌を出していない軽症の場合は、他人にうつす恐れはありません。

結核の初期症状

  1. 咳が2週間以上続く
  2. 痰が出る
  3. 体がだるい
  4. 急に体重が減る

初期症状は、風邪とよく似ています。
咳や痰が2週間以上続いたら、結核を疑い早めに医師の診察を受けましょう。

結核を予防するには

  1. 睡眠時間を十分にとる
  2. 適度に運動する
  3. バランスのとれた食事をする

結核の治療について

結核と診断されても、きちんと薬を服用すれば治ります。一般的には、3~4種類の薬で6~9カ月間治療します。
結核で菌を排出している間は結核病床への入院が必要ですが、菌を排出しなくなれば、通院で治療することが可能です。

しかし、薬を確実に服用しなければ効果は期待できません。
症状がなくなったからといって、治療の途中で薬をやめてしまえば治りません。それどころか、薬が効かなくなってしまう耐性菌を発生させてしまいます。医師の指示とおり服用することが大切です。

結核患者数の現状

結核新規登録患者数(人)

年度 全国 三重県 四日市市
2017年 16,789 215 36
2018年 15,590 198 37
2019年 14,460 167 18
2020年 12,739 175 18
2021年 11,519 148 26
2022年 10,235 139 20

 

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このページに関するお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防課 保健予防係
電話番号:059-352-0595
FAX番号:059-351-3304

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