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こにゅうどうくん

平成29年09月20日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15078-9816-4890 更新日:2017年 9月 27日

市長定例記者会見

日時

平成29年9月20日(水曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、共同通信、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞

市側

市長、舘政策推進部長、内田財政経営部長、小林市民文化部理事、川森財政経営部次長・市民税課長、松岡政策推進部参事・秘書課長、松浦文化振興課長、小松広報広聴課長ほか

発表事項1.四日市市ふるさと応援寄附金のリニューアルについて

市長:本市は、この春、ふるさと納税に対する非常事態宣言を出しており、何とかしなければいけないということで各種取り組みを進めている。

 残念な報告ではあるが、4月に非常事態宣言をした際には、平成27年一年間の寄付受入額と翌年度の個人市民税の控除額との収支差が1億3,000万円のマイナスということであったが、直近では、その収支差が2億3,000万円のマイナスという状況になった。これは非常事態宣言をする前の平成28年一年間の寄付受入額と平成29年度の個人市民税の控除額との収支差であるが、4月に総務省がふるさと納税に係る返礼品の送付等に関する通達を各自治体に出したことにより、多少、過熱感が冷めてきたというところがある。

 これを踏まえ、非常事態宣言後、四日市市ふるさと応援寄附金のリニューアルをしていこうということで各種協議を進めてきた。四日市に来てもらうことを中心とした、体験型の新しい返礼メニューを考えていこうということで、庁内全部局から92件の提案があり、それを順次取りまとめ、絞り込んだ13件のメニューを発表させていただく。

 まず、今年度から先行して取り組む体験型のメニューとして、コンビナート夜景撮影講座、プラネタリウムの特別投影、そして博物館バックヤードツアー・プラネタリウム特別体験がある。
プラネタリウム関係については、10月1日から受付を開始していく。

 体験型ではないが少しユニークなメニューとして、ご先祖見守りサービスということで、市営墓地に限り、寄付してもらった人のお墓の除草や供花を市が行うサービスも、10月1日から受付を開始していく。

 コンビナート夜景撮影講座は、ポートビルを利用し、有名なカメラマンの島崎さんによる撮影講座を行う。これは、撮影会の日取りが決まり次第、メニューとしてスタートしていこうということで、開催時期は2月・3月で今年中には募集していきたいと思っている。

 プラネタリウム特別投映は、例えば市が特別番組をつくって、寄付していただいた人からのリクエストで「誕生日おめでとう」などの特別なメッセージを投映し、独自の体験をしていただこうということである。

 博物館バックヤードツアー・プラネタリウム特別体験は、博物館のバックヤードを見てもらったり、プラネタリウムで特別な日の星空を投映したりするなど、趣向を凝らしていきたいと思っている。

 来年度以降に実施するものとしては、クルーズ船から四日市の花火大会を見ていただこうというメニューがある。その他、四日市あすなろう鉄道関係はメニューとして多く、一日駅長体験であったりとか、鉄道マニアの皆さんに応援してもらうように電車の前に付けるオリジナルヘッドマークをつくって、走らせた後に寄付者に送付したりとか、あすなろう鉄道の貸切運行なども実施していきたい。

 加えて、一日消防体験は、消防署ではしご車に乗ってもらったり、応急手当体験などをしてもらったりする。そして、修了者にはオリジナル帽子や修了書を贈呈していく。

 順次、こういったさまざまな体験型の返礼メニューをお届けしていきたいと思っている。

 10月1日から体験型の返礼メニューを加えていくが、それに合わせて、返礼品自体も拡充していこうということで、今までの97品目から14品目増やして111品目へと充実させた。その中のユニークな一例として、四日市あすなろう鉄道のつり手を加える。

 今、四日市は、ふるさと納税関連で年間2億3,000万円もの財源が流出しているということで、こういったユニークな体験型、滞在型メニューを駆使しながら、このマイナス分を少しでも縮小していけるような取り組みにしていきたいと思っている。ぜひとも市外の皆さんから四日市に対するふるさと納税の寄付を切望する。

内田財政経営部長:実施時期について、プラネタリウム特別投映は、10月に申し込みを締め切って1月に実施するとか、11月に締め切って2月に実施するとか、12月に締め切って3月に実施するとか、いつまでに寄付をいただいた人は何月に実施させていただくといった内容になっている。

 博物館バックヤードツアー・プラネタリウム特別体験も、同様のスキームになっている。

市長:総務省が返礼割合を3割以下とするよう通達を出しており、四日市もそれに合わせていく。返礼品の過当競争も3割の枠内で進んでいくとは思うが、四日市は返礼品拡充も行う一方で、オリジナルな返礼メニュー、体験型、滞在型を打って、他市とは差別化を図っていきながら、ふるさと納税制度に対して四日市としてのスタンスをつくっていく。 

質疑応答

質問:ご先祖見守りサービスについて、対象を北部墓地公園と北大谷霊園の2カ所に限るということだが、何か理由があるのか。

回答:担当部署の実施できる範囲が、その2カ所ということである。(内田財政経営部長)

質問:マンパワーの問題もあるということか。担当部署はどこか。

回答:環境部になる。(内田財政経営部長)

質問:北部墓地公園と北大谷霊園のお墓の区画数はどれだけか。

回答:北部墓地公園が6,837区画、北大谷霊園が3,320区画である。(内田財政経営部長)

質問:ご先祖見守りサービスは、寄付額が1万円以上で除草をするということであるが、この除草をするのは、5月から6月と、10月から11月の年2回ということか。

回答:平成30年度はそうだが、平成29年度に関しては、5月から6月が過ぎているため、10月から11月の中で1回除草する。また、供花は、12月中に1回する。除草・供花の両方を希望される場合は、10月から11月の中で1回除草し、12月中に1回供花を行う。(藤岡市民税課付主幹)

質問:ご先祖見守りサービスは、どこかの業者に委託するということか。

回答:詳細はまだ決まっていないが、そういう形での委託になると思う。(川森財政経営部次長・市民税課長)

質問:滞在型の返礼メニューは、これまでゼロだったのか。

回答:市として滞在型の返礼メニューに取り組むのは初めてである。(内田財政経営部長)

質問:このご先祖見守りサービスは、他の自治体でも前例はあるのか。

回答:詳細は分からないが、他市でもある。(藤岡市民税課付主幹)

質問:返礼品の拡充で、四日市あすなろう鉄道のつり手は何人分あるのか。

回答:すぐに無くなってしまうような数ではないことは確認している。以前に使用していた車両のつり手であり、証明書付の返礼品となる。(藤岡市民税課付主幹)

 近年、車両更新が進んだことから、ある程度の数はある。(市長)

質問:つり手の証明書はどのようなものか。

回答:「四日市あすなろう鉄道の車両に使用されていたことを証明します」という証明書である。(藤岡市民税課付主幹)

質問:証明書は、市が発行するのか、鉄道会社が発行するのか。

回答:市が発行する。(藤岡市民税課付主幹)

質問:車両のつり手をふるさと納税の返礼品にするというのは、他の自治体にもあるのか。

回答:聞いたことはない。(川森財政経営部次長・市民税課長)

質問:四日市あすなろう鉄道の貸切列車は、一定金額を寄付した人を対象に日にちを決めて運行するということで、特定の人を対象に運行するものではないか。

回答:それもあり得る。例えば、グループで貸し切ることはあり得る。(川森財政経営部次長・市民税課長)

質問:はまぐり狩りは、通年というわけにはいかないと思うので、何月から何月まで、どのような形で実施するのか、詳細は分からないか。

回答:次年度以降の実施であるので、詳細は決まっていない。(川森財政経営部次長・市民税課長)

質問:今年から滞在型を加えたということで、滞在型を加えた意図と、選ぶに当たって心掛けた点を教えていただきたい。

回答:今、返礼品自体の過熱感が高まっており、真正面から勝負していくこと自体がどうかという思いもあり、四日市は四日市でオリジナルな返礼体験、返礼品を考えていこうと思っている。また、四日市のシティープロモーションにつながっていくようなものにしていきたいということもあり、なかなか選択していただく可能性は低いのかもしれないが、わざわざ足を運んでいただくというメニューを設けていったということである。四日市を体感してもらうということに重きをおいた。

 また、選定については、とにかく四日市のオリジナリティーが出るものと、ユニークなもの、皆さんに興味を示してもらうものということで、全部局に意見を募った。この意見募集には、特に条件を設けず、いいと思うものを、全部出してほしいということで92件の提案をしてもらい、その中で実現の可能性も加味して13件に絞った。募集するのであれば、おもしろいものとか、四日市を本当に分かってもらえるものにしていきたいと思っており、選考過程で実現の可能性はあるが、おもしろくないものははじかれていると思っている。(市長)

質問:募集は、いつからいつまでだったのか。

回答:4月12日から4月28日まで募集をかけた。(藤岡市民税課付主幹)

 庁内でどれがメニューにあればいいかというアンケートもして、その結果も加味している。(市長)

 最終的には、671人の職員から投票があって順位が決まった。(内田財政経営部長)

質問:この順位をつける前の選んでもらう項目は幾つあったのか。

回答:16項目である。(川森財政経営部次長・市民税課長)

質問:16項目がアンケートで13項目になったのか。

回答:ご先祖見守りサービスは、足を運んでいただくという体験型ではないのでアンケートの対象外としており、体験型について16項目が12項目になったということである。(川森財政経営部次長・市民税課長)

質問:アンケートで一番多かったのは、どのメニューか。

回答:クルーズ船からの四日市花火鑑賞である。(内田財政経営部長)

 工場夜景を見ながら、花火を見ていただけるということで、ぜひとも来年、大勢の人に寄付をしていただきたい。(市長)

発表事項2.平成29年度四日市市文化功労者の表彰について

市長:文化功労者は、本市の文化振興に寄与していただいており、その功績が顕著な人に対して栄誉をたたえてその功績を顕彰させていただいている。

 11月3日に表彰式を行い、今年は俳句の分野で伊藤政美さんを文化功労者として表彰させていただくことになった。

 詳細は、担当部局から説明をする。

松浦文化振興課長:文化功労者表彰は、本市では、昭和57年に制度を創設しており、今年度で36回目を迎えている。平成28年度までの受賞者は113件になり、今回で114件目になる。

 なお、文化功労者表彰と同時に、四日市市民文化奨励賞という、今後、活躍が期待される人を対象とした表彰制度も持っているが、こちらについては今年度は推薦がなかったことから該当者なしということである。

 今回、文化功労者として表彰される伊藤政美さんは、三重県や東海地区、そして全国の俳句組織で長年、理事や会長といった要職を務められ、また中でも三重県の俳句協会については設立から携わってこられ、会長職を経て、現在は顧問である。本市における活動としては、市民芸術文化祭行事である「短詩型文学祭」の審査員を長年務められたほか、普段も文化会館やあさけプラザなどで定期的に俳句の会を催し、熱心な指導と後進の育成に努めておられる。そういった功績が認められて、今回、被表彰者となった。

 表彰式は、11月3日の午後1時から、文化会館の第3ホールで行う。

 式典の中では、ミニコンサートも予定しており、瀬戸和夫さん、瀬戸佐智子さんによる演奏もある。一般の人も参観できるので、ぜひご来場いただきたい。

 補足説明は、以上である。 

質疑応答

質問:受賞者の数え方が「件」なのは、団体もいるということか。

回答:そのとおりである。平成28年度末までで、個人が110人と団体が3団体で合計113件である。今年は個人として111人目になる。(松浦文化振興課長)

 昭和57年に制度が創設されたのは文化会館ができた年であり、新しい文化会館で第1回目の表彰式をしたのが始まりになっている。(小林市民文化部理事)

その他

質問:ここのところ、衆議院議員総選挙が近いという報道がされている。解散選挙になるという前提のもとで、市長は今回の選挙で、どこか特定の政党もしくは候補者の応援に立つようなお考えはあるのか。

回答:そのような予定はない。(市長)

質問:今回の衆院選について大義がないなどの報道がなされて、与党、野党、それぞれいろいろなお考えがあるようだが、市長はどのようにお考えか。

回答:急な話であると驚いてはいる。私が申し上げる立場ではないが、本市としては、とにかく区割りが変わり、新しい選挙区割りのもと、初めての選挙で周知期間があまりないということもある。混乱を招かないように新しい区割りを周知していきながら、滞りなく選挙を実施して終えるということが大きな目標である。(市長)

質問:会計士の職員公募は、10月から実際に採用できる形になっているのか。

回答:応募があったとは原課から報告を受けているが、その後の選考がどういう状況になっているのか、最新の話を聞いていない。(市長)

質問:あと2週間もないが、決まっていないということか。

回答:その点については、今、選考の途中であり、まだ結果が出ていない。来週、9月の最終週までには結果が出ると聞いている。(松岡政策推進部参事・秘書課長)

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 広報マーケティング課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

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