令和06年01月05日　記者発表資料　令和５年中の火災・救急・救助件数について（速報値）

　令和５年１月１日～令和５年１２月３１日までの１年間に四日市市消防本部管内（四日市市、三重郡朝日町及び川越町）で発生した火災・救急・救助件数は次のとおりです。

　○火災発生件数　　　　　８４件（昨年より＋５件）
　○救急出動件数　１７，６０２件（昨年より＋５６７件）
　○救助出動件数　　　　１２０件（昨年より－３５件）

　１　火災発生状況
（１）火災発生概要
　令和５年中の火災は８４件で、前年の７９件と比較して５件の増加となりました。
　令和５年中の火災種別では、「建物」と「その他」火災が３６件で全体の（４２．９％）で最も多くなりました。「建物」火災の内、住宅（共同住宅等を含む）が、１５件で前年の２０件より５件減少となりました。
　次いで、「車両」火災は８件（９．６％）、「林野」火災は３件（３．６％）、「船舶」火災は１件（１．２％）となりました。
月別発生状況は、３月が２０件と最も多く火災が発生しています。一方、１１月は火災が発生しませんでした。

　　　　　　　　　　　　　　過去５年間の火災発生件数

※「その他」とは「枯草、ごみ集積場などの火災」等

（２）出火原因
　出火原因は、「たばこ」と「放火」（放火の疑いを含む。以下同じ）が１５件で、第１位となっています。次いで「たき火」が１０件、「こんろ」と「火入れ」が４件となっています。

　　　　　　　　　　　過去５年間の主な火災原因

（３）火災による死者
火災による死者は、２名発生し、前年と同様となっています。

（４）火災による負傷者
火災による負傷者は、８名発生し、前年より２名の減少となっています。

（５）火災による損害
火災による損害は、火災件数が５件増加し、損害額も増加する見込みです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　過去５年間の損害額（千円）

２　　救急出動状況
　令和５年中の出動件数は１７，６０２件で、前年の１７，０３５件と比較して５６７件の増加となりました。
　増加した要因としては、１月に新型コロナウイルス感染症第８波の影響により、救急要請が増加したことが大きなものと思われます。また、日常生活が戻る中、全体的に救急要請が増加したものと思われます。
　事故種別では、「急病」が１２，０４０件（６８．４％）で最も多く、次いで「一般負傷」が２，６９５件（１５．３％）、「転院搬送」が１，１３２件（６．４％）、「交通事故」が１，１０９件（６．３％）となっています。なお、「急病」は、昭和４７年以降から毎年連続して事故種別の第１位となっています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　過去５年間の救急出動件数

※（　）内の数字はその年の出動件数に占める比率（小数点第２位を四捨五入）
※「その他」とは「火災」「水難」「医師搬送」「資器材搬送」等

３　　救助出動状況
　令和５年中の出動件数は１２０件で、前年と比較して３５件の減少となりました。
　事故種別の内訳としては、「建物事故」が４５件（３７．５％）と最も多く、次いで「交通事故」が３８件（３１．７％）、「その他」が２１件（１７．５％）、「水難事故」が６件(５．０％)、「火災」「機械事故」が５件（４．２％）と続いています。

※「その他」とは、河川敷等への転落、車内への閉じ込め、ガス酸欠事故等

　問い合わせ先　消防救急課　警防係　森　電話　059-356-2004