新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うこころのケアについて
問い合わせ番号:16074-1880-9921 更新日:2021年 8月 2日
新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの生活はさまざまな影響を受けています。
外出の機会や人との交流が減少し、ストレスの多い状況が続く中、こころの健康を保つために、日々の生活の中で自分自身をケアすることが大切です。
こころの健康を保つためのセルフケア
(1)情報との付き合い方を見直す
ニュース番組やインターネット上には、さまざまな憶測や不安をあおるような情報があふれています。厚生労働省や地方自治体など、公的機関が発行している正しい情報を見るよう心がけましょう。
長時間ニュースを見続けたり、インターネットを使用し続けることも控えましょう。
例えばニュースを見る時間を「朝の1時間」に決める、などの工夫が有効です。
(2)大切な人とのコミュニケーションを保つ
ソーシャルディスタンスは保つ必要がありますが、コミュニケーションまで控えてしまうと、孤独感が増し、気分が落ち込みやすくなります。
社会的なつながりを感じられるように、オンライン上でのテレビ通話などを活用し、相手の顔をみて話す時間を取るように意識しましょう。
(3) 過度のアルコールやカフェインの摂取を控える
家にいる時間が長くなることで、アルコールの摂取量の増加が懸念されています。
体の健康を害したり、アルコール依存のリスクを高めることになるため、注意が必要です。
また、カフェインを摂取すると、交感神経系を刺激するため、不安や緊張している時と同様の体の状態になります。不安を和らげるためには、カフェインは控えましょう。
(4)呼吸法をとりいれる
ストレスや緊張状態のとき、私たちの呼吸はいつもより早くなります。呼吸を早くしすぎると、身体が必要としているよりも多くの酸素を取り込み、多くの二酸化炭素を吐き出します。これにより血中の二酸化炭素が凝集し流れるため、軽い頭痛や汗、緊張、より強い不安やパニックなどが起こることがあります。
一方リラックスしているときは、私たちの呼吸はゆっくりと深くなります。呼吸を落ち着かせることによって、体の緊張も緩めることができ、気分も改善します。
呼吸法を毎日10分練習することで、リラックスしたこころと体の状態を保ちやすくなります。
≪呼吸法≫
(1) 楽に椅子に座り、両足が床についているようにする。
(2) 4秒間、普通に鼻から息を吸う(深く吸いすぎないように)
(3) 2秒間息を止める
(4) 6秒間かけてゆっくりと吐く
(5) ゆっくり呼吸を続け、4秒間かけて息を吸ってから6秒間で息を吐く
出典:国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 行動医学研究部
こころの不調を感じたら
自分でセルフケアを実践しても、不調が続く場合があります。
眠れない、食欲がない、気持ちが晴れない、不安で仕方ない等の状態が2週間以上続く場合は、 迷わず専門家に相談してください。
四日市市保健所では、こころの相談を実施しています。一人で悩まずご相談ください。
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