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こにゅうどうくん

奉納御座船模型

問い合わせ番号:10010-0000-2694 更新日:2020年 2月 18日

 

                      御座船(関船)                小早

奉納御座船模型

種別

四日市市指定有形民俗文化財

所在地

富田2丁目

所有者

鳥出神社

指定年月日

平成15年8月21日

解説

 鳥出神社には二隻の奉納された船の模型があります。一隻は御座船(関船)という大型の軍船です。長さが約199センチ、朱と黒漆で彩色され、五尺(波除け)と垣立は金箔彩、船体上部を総矢倉で囲み、内部廊の内側に御座の間と次の間を設け金彩の唐獅子の装飾を施しています。矢倉上部にも座を設け、水押には銅板の龍飾りとサガリを付けた、帆を持つ六十四挺立の御座船の雛形です。もう一隻は、長さが約182センチの小早と呼ばれる少し小型の軍船です。やはり朱と黒漆で彩色され、船体上部を総矢倉で囲み、内部に金彩で鳥出神社の神紋の三つ巴を配しています。矢倉上部には太鼓楼を設け、その横幕にも三つ巴の刺繍を施し、車立に帆柱を寝かした三十二挺立の船の雛型です。
 製作年代は未詳ですが、前者の収納箱に「天明元年(1781)八月吉日 藤原朝臣直紹所有」の墨書があり、江戸時代に遡ることがわかります。
 所蔵する鳥出神社の例祭の奉納行事として鯨船行事がありますが、この模型が行事の発祥に関わるとの伝承があり、民俗学的にも価値の高いものです。

 

このページに関するお問い合わせ先

シティプロモーション部 文化課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎9F)
電話番号:059-354-8238
FAX番号:059-354-4873

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