平成29年01月04日　記者発表資料　平成28年中の火災・救助・救急概要（速報値）について

平成29年1月4日

平成28年中の火災・救助・救急概要について（速報値）

四日市市消防本部

1　火災発生状況
（1）火災発生概要
　平成28年中の火災は105件で、前年の85件と比較して20件の増加となりました。
　火災種別では、「建物」火災が70件と全火災の約67％を占め、「車両」火災が9件（8.6％）、「その他」火災が26件（24.8％）となっています。
　また、「建物」火災の内、住宅（共同住宅等を含む）が、29件と前年の17件と比較して、12件増加するとともに、「林野」及び「船舶」火災が、前年に続き0件となっています。
　月別発生状況は、3月が16件と最も多く、次いで8月の13件、さらに2月及び4月が10件となっています。
　一方、6月及び7月が4件と最も少なくなっています。

注：「その他」とは「枯草、ごみ集積場などの火災」等 

（2）出火原因
　出火原因は、「放火」（放火の疑いを含む。以下同じ）が15件で、3年連続の第1位となっています。次いで、「たばこ」が6件、「こんろ」が5件となっています。

 （3）火災の損害
　火災の損害は、焼損床面積が約2,125平方メートル（見込み）、焼損棟数が89棟（うち全焼18棟）、損害額は前年と比較して増加する見込みとなっています。

（4）火災による死者
　火災による死者は、6人発生し、前年より3人の増加となっています。死者の発生した経過別では、「逃げようとして」が2人、「発見が遅れて」が1人、「その他」が3人となっています。また、年齢別では、65歳未満が2人、65歳以上が4人となっています。

（5）火災による負傷者
　火災による負傷者は、13人発生し、前年より1人の減少となっています。

2　救急出動状況
　平成28年中の出動件数は14,307件で、前年と比較して106件の減少となっています。1日の平均出動件数は約39.1件で、約37分に1回救急車が出動していることになります。
　事故種別では、「急病」が9,422件（65.9%）で最も多く、次いで「一般負傷」が1,892件（13.2%）、「交通事故」が1,449件（10.1%）、「転院搬送」が911件（6.4％）となっています。
　なお、「急病」は、昭和47年以降から毎年連続して事故種別が第1位となっています。

注：（　）内の数字はその年の出動件数に占める比率（小数点第2位を四捨五入）
注：「その他」とは「火災」「自然災害」「水難」「医師搬送」「資器材搬送」等

3　救助出動状況
　平成28年中の出動件数は129件で、前年と比較して5件の増加となっています。
　事故種別では、「交通事故」が67件（51.9％）と最も多く、次いで「建物等による事故」が31件（24.0％）、「水難事故」が8件（6.2％）、「火災」が7件（5.4％）、「機械による事故」が1件（0.8％）となっています。

注：「その他」とは「自然災害」「ガス酸欠事故」「その他の事故」等

以上