平成29年05月30日　記者発表資料　笹川東小学校および笹川西小学校の統合方針について

　教育委員会では、笹川地区における学校規模等適正化、外国人児童教育及び多文化共生教育の課題解決を図るため、両小学校の統合を見据えた夢のある新しい学校づくりについての検討を進めており、この度、平成２９年第８回教育委員会会議（平成２９年５月２５日開催）において、両校の統合方針について、以下のとおり決定いたしました。
　今後、この方針に基づき、保護者や地域関係者、学校関係者等からなる統合準備委員会において、統合に向けた諸条件についての協議を行っていきます。
 

１．統合の方針について

⑴　統合後の学校設置場所選定
　笹川東小学校及び笹川西小学校は、いずれを設置場所としても、学校施設や教室数、小中間の距離など、新しい学校の目指す姿を実現するために必要な条件は、ほぼ同一である。
　一方、学校敷地の広さ、地域における文教施設の配置バランス、統合のために必要な施設改修や将来の校舎改築等の財政負担軽減及び学習環境への影響の最小化等を鑑みた場合、設置場所を笹川東小学校とするほうが、将来にわたり良好な教育環境を維持できると考えられる。
上記諸事情を総合的に比較検討した結果、統合後の学校設置場所は、笹川東小学校とする。

⑵　統合までに要する期間と開校時期
　統合までの期間、校名・校歌・校章・校旗、新しい学校の組織・運営、ＰＴＡ等組織の再構築、通学区域、通学路の確認など、学校統合に向けた諸事項を、統合準備委員会において調整するとともに、両校の子どもたちや保護者が新しい学校生活に慣れ親しむことができるような環境づくりや交流等を行う必要がある。
　新しい学校の将来ビジョンを共有し、円滑に移行するための準備として、およそ１年以上の期間をとることが望ましいことから、平成３１年４月開校を目指して諸準備を進める。

⑶　統合方針
　学校設置場所選定についての考え方及び統合までに要する期間と開校時期についての考え方に基づき、教育委員会の方針を以下のように決定する。
　これに基づき、今後、統合準備委員会を設置し、統合に向けた具体的な検討と準備を進める。

２．これまでの取り組みの経緯

〇笹川地区における新しい学校づくり検討会議（H28.1～H29.3）計７回開催
〇啓発リーフレット配布（H29.１）、アンケートによる意見聴取（H29.1～H29.2）
〇保護者・地域住民説明会
　・新しい学校づくり説明会（保護者、地域対象）（H29.2）計３回開催
　・ＰＴＡ・地域等団体への説明（H28.12～H29.4）計６回実施
〇教育委員会定例会議　　
　・統合方針決定に向けた協議（H29.4.27）
　・統合方針の決定（H29.5.25）
 

３．今後のスケジュール

平成２９年７月を目途に統合準備委員会を立ち上げる
（主な検討事項）校名、校歌、校章、校旗等、両小児童・保護者の交流
　　　　　　　　　　学校・ＰＴＡ組織、通学路安全対策、学校史の編纂　等