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こにゅうどうくん

平成29年08月07日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15046-9862-2367 更新日:2017年 8月 14日

市長定例記者会見

日時

平成29年8月7日(火曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、読売新聞

市側

市長、舘政策推進部長、廣瀬教育委員会事務局参事・指導課長、石川総務部参事・職員研修所長、松岡政策推進部参事・秘書課長、小松広報広聴課長ほか

発表事項1.三重県知事と市長との1対1対談の開催について

市長:初めに、今、災害対策本部が立ち上がっており、防災服であるが、よろしくお願いしたい。

 三重県知事と市長との1対1対談について、例年行われているものであるが、本市でも8月21日に実施する。場所は、今年度にオープンした四日市市橋北交流会館で行う。特に子ども・子育ての部分を見ていただきたいということで、橋北こども園、こども子育て交流プラザを知事にご視察いただき、1対1対談に入っていくという流れである。各項目は、先日、ベトナム・ハイフォン市に現地視察に行かせていただいたご報告を含めた話と、来年4月から始まる子ども医療費の窓口負担無料化について、そして地域に根差した若手教員の配置についてで、これは初めて取り上げる話になる。最後に、高速道路網の整備効果を高める交差点改良工事などについてを題材として1対1対談に臨みたいと思っている。 

 以上である。私自身が市長になって初めての1対1対談であり、非常に楽しみにしているので、よろしくお願いしたい。

舘政策推進部長:子ども医療費制度の窓口負担無料化については、来年度から就学前の子どもについて窓口での負担を無料化するということで、どうしても医療費が少し上がることになる。これは他都市の事例を見ても2割から3割、上がると言われている。それに対して県の補助金をカットするようなことのないように、増えた分にペナルティーを課さないようにということを、特にきちんと知事にお願いしていく。今まで三重県が窓口負担を無料化しなかったのは、医療費が増大するからである。今回、鈴鹿市や四日市市が実施していくようになると、医療費が増大した分に対して県の補助をしないというようなことを言われないように、ペナルティーを課さないようにとお願いする。これは非常に重要なことなのでということになる。 

 高速道路網の整備効果を高める交差点改良は、尾平のインのところの県道と県道の交差点で、477号バイパスとは県管理の国道、それに交差する環状1号線も県道、県が管理する道路同士の交差点が今食い違い交差になって、非常に渋滞が起こっている。新名神の菰野インターが477号バイパスにつながることで、今、西に延ばしているが、それらがつながったときに、この交差点がこれまで以上の渋滞を招くことになりかねないため、早くその交差点を改良してほしいという趣旨である。 

質疑応答

質問:その交差点をどういうふうにしてほしいということなのか。

回答:今、こういうクランクの交差点であるが、その位置をずらして、通常の直行、十字路にしてもらいたい。どちらへずらすかはこれからで、多分、西へずらすことになると思うが、南から来る環状1号線に合わせた交差点にしてもらえばいいと思う。そういうお願いと思っている。(舘政策推進部長) 

 市内でも有数の渋滞箇所であるが、県道であり、なかなか市では手が入れられないため、県にお願いしていくしかないというところである。(市長)

質問:地域に根差した若手職員の配置というのはどういうことか。

回答:非正規の教員は、ほとんど本市の方が本市で教鞭をとっているわけである。しかし、そういった人が教員試験に合格して三重県によって配置されたときに四日市市の配属率が非常に低い。市外に配置される。非正規の時代から本市が研修などでお金を投じて育てた教員が、市外に配置されてしまう。しかも、市外から逆に本市に配属されるわけで、結局、3年ぐらいで1回目の職場の配置換えが行われる。四日市市をはじめ、基本的にそれぞれの地区で独自の教育システムを設けて教員の皆さんに研修やそのシステムに日々関わってもらっているが、地域をまたぐ配属が続いていくことによって、継続して教員に指導と言うか、教育、研修ができない。そこで、できれば本市に由縁のある人は四日市市で勤務できるような状況にしてもらいたいということである。詳しくは1対1対談のときに申し上げるが、そういったところである。教員の配置の連続性、市内における連続性がないということである。(市長)

発表事項2.平成29年度「中学生スピーチコンテスト“THE BENRON”」の実施について

市長:昨今、人と人とのコミュニケーションの機会が少なくなり、人間関係を構築するために必要な言語能力の低下が叫ばれているところである。本市も、思考力、判断力、表現力などを向上させていこう、育んでいこうということから、昨年度から中学生スピーチコンテスト“THE BENRON”を開催している。昨年に引き続き、今年度も8月19日に実施させていただく。また、今年度は新たな内容として、コンテストの後に、中学生と市長とのトークセッションを行わせていただく。「市長と語ろう、私たちのまち四日市」というテーマで、私と中学生が話し合う、語り合うということになる。私も中学生との意見交換を楽しみにしている。その市長とのトークセッションにおいては、5人の出場者と話し合いをさせていただくが、中学生が1分程度、自分の意見や考えを述べていただいて、それに対して私が質問したり感想を述べたりといった形式になる。

廣瀬教育委員会事務局参事・指導課長:今年初めての取り組みとして、審査委員会を開催する30分間の中で企画した。市長と話したいという15人の生徒の応募があったが、内容を絞って5人にさせていただいた。その出場者以外の生徒たちもトークセッションに参加できるような手だては考えており、活発な意見交換会になるといいと思っている。テーマは、「四日市のよさ」と「四日市の発展・未来」という2つのパートに分かれて意見交換会を開催しようと考えている。

市長:スピーチコンテストは、市内の中学校から代表1人ということで、25人に出場してもらう。
いる。 

質疑応答

質問:トークセッションのテーマは2つに分かれているが、中学生の5人は変わらずで、入れ替え無しなのか。 

回答:「四日市のよさ」について発言する子もいるし、「四日市の発展・未来」について発言する子もいるし、両方に関わる子もいる。入れ替え無しで5人の生徒に話をしてもらおうと思っている。(廣瀬教育委員会事務局参事・指導課長)

質問:日本語の言語能力の低下が叫ばれている中で、どうしてタイトルがローマ字なのか。

回答:これは昨年度、大会のイベント名を複数出した中で選ばれた。英語のコンテストと少し誤解を受けるが、「弁論」と漢字で書くよりインパクトが強いということで採用させてもらった。(廣瀬教育委員会事務局参事・指導課長)

質問:市内の中学校から代表1人ということであるが、それぞれ選出はどのようにされたのか。

回答:さまざまな選び方があり、これまでも学校の中でスピーチコンテストや弁論大会を実施している学校については、その中の優秀な生徒が出場してきている。また、例えば国語の授業でこういう意見表明の作文を書いた中から優秀な者を選んでくる学校もある。そのほか、日々国語の授業や他の教科でも結構話し合い活動を実施しているので、生徒たちから、この弁論大会に出たいという意思表示が何人かある中で、学校で一人を選んでもらっている。いろいろな選び方があるが、こういった大会に出たいという意思表示をした生徒たちが参加している、意欲のある子たちの集まりであると考えている。(廣瀬教育委員会事務局参事・指導課長)

質問:立候補ということか。

回答:立候補である。最終的には生徒たちが出たいという意思が一番であると思う。その中から、さまざまな選出方法があるということである。(廣瀬教育委員会事務局参事・指導課長)

質問:各校独自に選考してもらっているということでいいのか。

回答:各校一人の枠でお願いしているということである。(廣瀬教育委員会事務局参事・指導課長)

発表事項3.職員アンケートの実施について

市長:職員アンケートを実施する。これは、私が市長就任時から思いを大きくしてきた取り組みであり、やはり市民と市長が近くなければいけないという前提がある。その前に、市役所の職員と市長との距離を縮めていこうということで、今回、全職員を対象のアンケートを実施していく。今回の対象は、正規の職員以外にも再任用職員、嘱託職員、臨時職員を含んでいる。例えば、市立四日市病院においても、事務局職員はもちろん、医療職の医師や看護師なども含めて実施していく。嘱託職員、臨時職員も含めた全職員を対象にしたアンケートを実施している自治体というのは非常に少ない。全ての職員の意見を聞いて、それを施策に反映していくことが市役所の力の向上につながっていくと思っている。私も集まってきたアンケートには全て目を通して確認をしたいと思っている。

 今回、アンケートを回収するが、基本的に所属長の目は通らない。職員研修所が所管しており、直接、職員研修所にアンケートが集まってくる。また、基本的に無記名になっている。希望に応じて記名であるが、所属長の目は通らないので、何でも書け、思いの丈をつづれるという、かなりオープンなアンケートになっている。このアンケートから、新しい取り組みや、今実際に無駄と感じている取り組み、そういった忌憚のない意見をたくさん取り入れて、これからの施策展開、そして行財政改革にもつなげていきたいと思っており、非常に期待している。 

 8月1日からアンケートを配布しており、8月15日までを回収期限とし、中間報告を12月予定している。来年3月に最終報告という形で公表していきたいと思っている。もちろん、この結果も完全にオープンにしていくという、開かれたアンケートにしていく。

石川総務部参事・職員研修所長:全職員対象ということで、人数的には4,226人になっている。臨時職員が800人ほどで、全職員対象としたアンケートで、それとともに、自由記述欄が多く、行財政改革や政策提案など、自由に無記名で、仕事に携わっている職員が思いの丈を書けるというのは珍しいと思っている。職場ごとの回収、無記名で、4,000人の意見を広く集めたいと考えている。 

質疑応答

質問:行財政改革につなげるための職員のアンケートということは、大変よく分かるが、市民の意見も大事だと思うが、その辺はどういうふうに市民側の意見を反映しようというのか。

回答:もちろん市民側の意見も聞かないといけないと思っているが、私は、市民の意見も大事であり、職員の意見も大事だと思っている。トップダウンで大きな施策は展開できるが、現場レベルの細かい業務内容の整理を行おうと思ったら、その現場に携わっている人間が、本当にいいか悪いかを一番分かっていると思う。その声を拾っていきたいということが大きな一つの要素でもある。なかなか日々の業務で無駄だと感じながら実施している業務も少なからずあると思う。そういった業務を拾っていくことによって、業務の整理ができて、効率化にもつながっていく。トップダウンの行財政改革とは別に、ボトムアップ型の行財政改革も実現できるのではないかと思っている。もちろん、市民の意見も大事であり、市民に対しては今年度から実施しているタウンミーティングや、市政アンケートもあるので、市民プラス市職員、現場の意見をしっかりと聞いていくということである。オール四日市での意見集約に努めていくということである。(市長)

質問:特にアンケート項目の中で、市長の思いが強く入ったところはあるのか。

回答:やはり私はイクボス宣言をしているので、ワークライフバランスの中で、育児に関わるところや子育てに関する項目である。また、ワークライフバランス自体の質問項目も増やしており、職員がストレスを感じず、快適に過ごせるような環境、職場づくり、働き方改革にもつなげていけるようになっている。まず、アンケートをとらせてもらって、改善していくような具体的な取り組みに落としていきたいとも思っている。自由記述が多く、基本的にこれは珍しいことで、いいところって、これから実施していかなければいけない建設的な部分と、今あるものを改善していこうという、あえて2つに分けた。いいところはいいというか、プラスのところはプラス、マイナスのところはしっかりと是正していくという、こういう細かい問いかけにして、より書いてもらいやすいようにしている。

 無記名、記名については、いろいろ議論があったが、基本的に無記名の方が書きやすいということで、無記名にしている。思いのある人は、直接話も聞きたいということもあるので、希望者においては、所属・氏名を記載していただくことにもしている。(市長)

質問:全職員を対象にしたのは今回初めてということで、正規職員を対象としたアンケートは、これまでもよく実施していたのか。

回答:庁内のイントラネットの中でテーマを決めてのアンケートは過去あった。ただ、こういった全般についてのアンケートで、自由記述でというのは今回初めての実施になっている。(石川総務部参事・職員研修所長)

 おそらく全国的にも意識調査的なアンケートは多いと思うが、自由記述が多いのは初めてと思う。(市長)

質問:実際に過去に実施されたテーマは、例えばどんなものがあったか。また、テーマを決めてという部分で年に何回ぐらいアンケートを実施しているのか。

回答:ここ5年ほどは実施してない。(石川総務部参事・職員研修所長)

質問:プロフィールは必須か。

回答:必須にしている。(石川総務部参事・職員研修所長) 

その他

質問:タウンミーティングで大矢知地区がまだ決まってないと思うが、大矢知地区も開催する方向でいるのか。

回答:全地区で開催するということが約束であり、大矢知地区でも実施する。ただし、大矢知興譲小学校の改築の件や朝明中学校の大規模改修の件を含み、学校関係の説明をさせていただかなければならない。今は、その学校関係の説明を、どのタイミングでしていけるかを地域と協議しているところである。このこととタウンミーティングは別であり、まずは、学校関係の課題解決に向けた説明の機会を設けていく。それも早い段階、そう遠くない段階では実現したいと思っており、その説明のめどが立つか、並行してタウンミーティングのテーマを詰めていきたいと思っている。年度内には、タウンミーティングは必ず実施をしていきたいと思っている。(市長)

質問:台風について、特に今のところ、被害状況はないか。

回答:今のところ被害はない。被害が出たということではないが、大雨が降るとがけ崩れが起こるので、市道水沢宮妻峡線だけは通行止めの対応をした。(舘政策推進部長)

 今回、台風が本市を直撃する可能性もあり、非常に危機感を持って各部署には情報収集に努めるように指示をしながら、市民の安全を第一に考えて取り組んでいきたいと思っている。(市長)

質問:災害対策本部は設置されたのか。

回答:災害対策本部は大雨警報が出た朝方に立ち上げている。警報が3時49分に出て災害対策本部を立ち上げた。その後、9時30分に本部員会議を開催した。(舘政策推進部長)

質問:先日行われたムクドリの追い払いで、市長としての効果の受けとめ方や今後の期待を改めて伺いたい。

回答:直近の状況については、まだ報告を受けていないので分からないが、ムクドリの追い払いをするというインフォメーションの段階で、私のところにも市民の皆さんから多くの声を寄せていただいた。非常に騒音被害やふん害が市民生活に大きな影響を与えていたということを改めて感じるとともに歓迎の声しか聞いていない。実際に8月2日に実施させていただいたが、これから合計30回ほど実施する予定であり、だんだんとタカの恐怖心をムクドリに植えつけていきながら、中央通りから西側に、できれば山の方に移動してもらうことを願うばかりである。非常に効果が高い施策だと聞いているので、かなり高いレベルで期待している。私は直接見ることはできなかったが、皆さんの報道のおかげで、当日、大勢のギャラリーにお越しいただいたとも聞いている。(市長)

質問:8月3日まで募集していた任期付職員の会計士について、現在どういう状況であるのか。

回答:その後の報告を受けていないが、応募があったということは途中経過で聞いている。最終何人の応募があったのかは分からないし、応募がもしあれば、そこから選考に入っていくので、ぜひとも有能な人が職員のメンバーとして入ってもらい、公会計、行財政改革に従事してもらうことを願っている。(市長)

質問:応募はあったということか。 

回答:途中経過ではあったので、最終段階で継続してあったかどうかを、もう一回確認してもらいたい。(市長)

質問:市長としては、再募集をかけて応募があって良かったということか。

回答:良かったと思っている。ただし、そこから誰でも入れるわけでもないので、選考しなければいけない。(市長)

 選考はあると思うが、どういうスケジュールで選考するか、詳しくは人事課でしか分からない。(舘政策推進部長)

 応募があったということ聞いて、少し安堵した。(市長)

質問:10月採用を変えるのか。

回答:ご本人との調整もあると思う。(市長)

質問:今のところ、まだ動向は分からないのか。

回答:できれば10月から従事していただきたいという思いはある。(市長)

質問:安倍政権で新しく改造内閣が誕生して「人づくり革命」など、いろいろと目新しいものが出てきたりしたが、地方の首長として国の動きに対して期待感などを伺えるとありがたい。

回答:四日市市長の立場で、国の組閣に対してなかなか物を言える立場ではないが、より地方に目を向けていただけるような国政であってほしいと思う。「人づくり革命」にしても地域の意見が大事と思っており、そういった部分についても、地域にしっかりと光を当てていただけるような施策をこれからも期待している。(市長)

質問:総務大臣に野田聖子さんが就任されたが、特に地方の基金が多いのではという批判もありながら、それは財政諮問会議であるが、総務省に何かこのようなことをしてほしいという思いはあるか。

回答:その財政調整基金の件は、市長会でもそのようなことは許さないと、皆さんが声を上げており、本市としても、そういった足並みをそろえていくということである。総務省に関しては、ふるさと納税のことで、ずっと言い続けているが、大臣が代わっても、本市として言っていくことは同じということで、ふるさと納税の今後のあり方については、今後もしっかりと発言をしていきたいと思っている。(市長)

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 広報マーケティング課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

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