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こにゅうどうくん

平成29年12月26日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15174-0057-6745 更新日:2018年 1月 10日

市長定例記者会見

日時

平成29年12月26日(火曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、CTY、中日新聞、毎日新聞、読売新聞

市側

市長、舘政策推進部長、辻総務部長、渡辺商工農水部理事、石川総務部参事・職員研修所長、松岡政策推進部参事・秘書課長、川口人事課長、小松広報広聴課長ほか

発表事項1.平成29年四日市市十大ニュースについて

市長:1年間お世話になり、今年、最後の記者会見ということで、よろしくお願いしたい。

 平成29年四日市市の十大ニュースということで、10の項目を発表していきたい。

 まず、一つ目、「こども子育て交流プラザ」や「橋北こども園」などの入った「橋北交流会館」が全館オープンした。四日市の子育てを象徴する施設ということで非常に人気を博しており、直近の数字を見たところ、予定の1.5倍ぐらいのペースで足を運んでいただいている。また、年間の目標を12月の上旬にクリアしているということで想定以上の人気の施設となっており、こういった施設は四日市にとって非常に喜ばしいことであると思っている。
 

 次に、4月に市立四日市病院で高精度放射線治療がスタートした。がん治療の大きな柱の一つである放射線治療の充実を図るための取り組みであり、最新の高精度放射線治療装置による放射線治療を開始したということで、市立四日市病院の大きな目玉となる取り組みが始まったところである。

 次に、これも4月であるが、南消防署南部分署の開所、そして南部拠点防災倉庫の運用開始により、四日市の消防力の向上、または災害発生時の対応力の向上に寄与する大きな施設であると考えている。

 四つ目、こちらも多くのメディアの皆さんに取り上げていただいた、ふるさと納税に関する非常事態宣言である。本市は、2015年実績で1億3,000万円の流出、そして2016年も2億3,000万円の流出という状況で、ふるさと納税制度による資金の流出が非常に著しい。私を本部長とするふるさと納税対策本部を設置し、今、全庁挙げて精力的にこの対策に取り組んでいるところである。まだ道半ばであるが、一つでも改善できるように、今後も取り組みを進めているところである。

 続いて、五つ目、市長のタウンミーティングである。川島地区を皮切りに、4月にタウンミーティングをスタートした。現在、23地区でタウンミーティングを終えており、年度内に全24地区を実施していくということを予定している。地域力の向上を大きな基本方針として掲げており、極めて重要な取り組みの一つであると捉えている。

 六つ目、8月1日に本市は市制施行120周年を迎えた。明治30年にスタートした四日市市が120年の節目ということで、最も印象深いものである。7月30日に記念式典を開催し、市政功労者表彰も行った。また、市主催も含めて、市民の企画イベントもたくさん実施していただいており、3月までの残り3カ月、四日市をまだまだ盛り上げていきたいと思っているところである。

 七つ目、レスリング世界選手権でメダル獲得ということで、本市出身の向田選手が女子53キロ級で銀メダル、藤波選手は男子フリースタイル70キロ級で銅メダルを獲得した。世界選手権級の大きな大会で銀メダルと銅メダルという、非常に喜ばしい結果である。

 次、八つ目、車のご当地ナンバー「四日市」ナンバーの導入意向を表明した。待望のご当地ナンバーの手続がスムーズに進んでいけば、2020年度中の登録の車から「三重」ナンバーから「四日市」ナンバーにかわっていくことになる。本市の観光シティプロモーション、またシビックプライドの醸成も含めて大きな意匠である。

 九つ目、こにゅうどうくん、「JIMOキャラ総選挙(R)」で1位、そして「ゆるキャラグランプリ(R)」でご当地ランキング4位という大躍進を遂げた。こにゅうどうくんの人気は非常に高く、今年は生誕20周年ということもあり、ぜひとも全国にもっと発信していきたいということで、市を挙げてこにゅうどうくんの応援に取り組んできた。その結果、JIMOキャラ総選挙(R)東海3県で1番、そして全国ゆるキャラグランプリ(R)のご当地ランキングで4位という、非常に大躍進を遂げることができた。これからもこにゅうどうくんとともに、四日市のシティプロモーションを頑張っていきたいと思っている。

 最後、全国工場夜景サミットin四日市を開催させていただいた。以前から、四日市は工場夜景サミットには参画しており、今回は第8回であるが、本市での開催は1回目の平成23年度に次いで2度目である。2回目の開催は本市が初めてで、非常にインパクトのあるものであったと思っている。工場夜景は四日市の大きな観光資源の一つであり、市としても工場夜景をもっと盛り上げていきながら、観光都市としてのイメージもつくっていきたいと思っている。

 以上、10項目になる。よろしくお願いしたい。
 

質疑応答

質問:10個挙げていただいたが、その中で市長が選ぶトップニュースは何か。

回答:私の思いはあるが、それとは別に、四日市の市政として、今年、市制施行120周年は非常に大きなトピックだったと思っている。多くのイベントが120周年のもとに実施されてきたということもある。この10項目にもあるように、例えば、こにゅうどうくんが頑張ったというのも120周年ということもあるし、工場夜景サミットも開催できたのは120周年という部分が大きいと思う。また、私が市長に就任して実質1年目ということもあり、このタイミングで120周年だったということは、私も非常に運が良かったと思っている。120年を契機に、四日市を盛り上げていく原動力につながっていったと思っている。(市長)

質問:十大ニュースは誰が、どのように選んでいるのか。

回答:庁内の各部局から募集して、最終的には部長会で決めた。(舘政策推進部長)
 

 

発表事項2.公認会計士(任期付職員)の採用について

市長:年度初めに公認会計士を募集するという記者会見をさせていただき、その結果ということで、これまでの記者会見でも幾つか質問もいただいていた。その待望の採用ができたということで報告をさせていただく。

 当初は10月1日からの予定をしていたが、なかなか人材も集まらなかったこともあり、今回、晴れて1月1日から川口さんという公認会計士を採用することになった。配属先は、財政経営部の財政経営課公会計・行財政改革推進室である。今、本市は公会計をもとにした行財政改革を強力に推し進めている状況で、その取り組みの中で専門的知見を持った人の力も必要ということで、川口さんに公認会計士としての経験知識を生かしてもらい、一緒になって公会計・行財政改革を推し進めていってもらいたいということである。川口さんは実務経験25年という非常に経験豊かな人である。そういったところも十二分に生かしていただきたいと思っており、会計専門監という役職についていただくことになる。同じ類で弁護士採用もしており、これは法務専門監という立場で役職についている。弁護士採用と同様なポジションということで、新しく会計専門監というポジションをつくり、ここに就いてもらうということである。非常に心強く思っており、ぜひとも十分に力を発揮してもらって、本市の公会計改革、行財政改革に尽力してもらいたいと思っている。
 

質疑応答

質問:会計専門監という役職は、課長級ぐらいにあたるのか。

回答:特定任期付職員ということで、一般的な職員とは制度が違う。採用の法律なり条例なりが異なっており、特に何級という形ではない。もともと、そういう高度な専門知識を生かす特別な職となっており、管理職的なイメージはあるが、特に管理職ということにはなっていない。(川口人事課長)

質問:任期はいつまでか。

回答:任期は、平成32年3月31日までである。今年度を含めて3年度ということで、平成29年度、30年度、31年度末ということになっている。ただし、場合によっては最大5年の年度末までにはなるが、今のところは平成32年3月31日までの任期で採用することになる。(川口人事課長)

質問:その後、2年延長できるということか。

回答:最大で2年延長ということである。(川口人事課長)

 なかなか公認会計士を採用している自治体は少ない状況で、三重県でも初めてになる。四日市が公会計改革の全国的なトップランナーになっていけるように、これからも頑張っていきたいと思っている。(市長)

質問:応募が何人かあった中で選んだのか。それとも、応募は一人であったのか。

回答:応募者数については、公表させてもらっていない。一人を採用させていただいたということである。(川口人事課長)

質問:人数は要らないが、応募者は複数であったのか、単数であったのか。

回答:それも差し控えさせていただきたいと思う。(市長)

質問:当初は6月16日が応募の締切期限で、8月3日まで募集を延ばして、8月3日までに応募があったのか。

回答:そういうことである。(川口人事課長)

質問:当初は採用を10月1日からと見込んでいて、3カ月ずれ込んだことで、具体的な影響はあるのか。

回答:早いに越したことはない。このタイミングでの採用が実現したということは、非常に喜ばしく思っている。以前の記者会見でも申したとおり、今、公認会計士業界の人材は売り手市場の部分があり、なかなか人材不足感が否めない。そういった中、大手の監査法人に勤めている人が辞めて自治体に勤めるという選択肢は、業界的にはなかなかとりにくい状況であった。追加募集したが、公認会計士の東海会にも、いろいろお願いして、再度広く周知していただけるような要請はさせてもらった。公認会計士協会にも業界として多くの協力をいただいた中で採用が実現したので、非常に安堵したというか、うれしく思っている。(市長)

質問:採用が3カ月遅れたのは何故か。

回答:募集の記者会見のときにもお話ししたが、採用を平成30年4月という話もあった。しかし、一日も早く、専門的な知見の人に入っていただきたいということで、前倒しで募集をしていた面がある。また、今回の採用者は実務経験が約25年あるが、現職で活躍していらっしゃる人で、合格したから、あしたからというわけにはいかない。その辺の調整もあった上でということでご理解賜ればと思う。どちらかというと、前倒したという方が意味合いとしては強い。(辻総務部長)

質問:川口さんは市民であるのか。

回答:この周辺の人である。(辻総務部長)

質問:採用者は応募してきた人なのか、それとも市側が声を掛けた人なのか。

回答:応募である。(辻総務部長)

質問:給料に関しては、どのような体制になっているのか。

回答:給与は条例で給料表自体が1号から7号までという形で定められている。そのどこに位置付けるかは、個人の給与そのものになるので申し上げにくいが、年収で大体800万円から900万円というあたりになろうかというところである。(川口人事課長)

 一般の職員ではなくて、弁護士などの資格を持った人の給料表である。国家公務員に基本的には準拠している。(辻総務部長)

質問:800万円だとか900万円だとか、経験などを考慮して決めていくということか。

回答:そうなる。(川口人事課長)

 

発表事項3.平成29年度職員アンケートの中間報告について

市長:平成29年度職員アンケートを8月に実施し、その中間取りまとめができたので、この場で報告させていただきたい。

 このアンケートは、市の職員全員を対象としており、全国的に見ても臨時職員まで対象にするアンケートは少ないと聞いている。全ての職員の声を四日市市政に反映していきたいという強い思いのもと、実施したアンケートである。回収率は非常に高く、93.1%となっている。最終取りまとめは、3月の年度末あたりを予定しており、今回は中間報告ということである。

 このアンケートは今年度から始めたため経年比較はできない状況である。また、他市町でも、あまりこういったアンケートを実施しておらず、実施していたとしても同様の項目で実施していないため、直接的な他市町比較はできない。今回の調査結果において、まず選択の項目で絶対的な評価という部分で見てみると、比較的職場環境についても「そのとおり」「どちらかといえばそのとおり」という項目を選択した職員が多かったと思っている。その中で課題といえるのが、「人材育成の意識が高い職場である」という割合が少し低いという部分と、「今の仕事にやりがいや働きがいなど、充実感や満足感を感じている」という項目について低かったので、今後どういう状況かということを整理していかなければいけない。

 また、今回のアンケートで、ワーク・ライフ・バランスについても、しっかりと取り組んでいこうということで項目として挙げさせていただいている。ワーク・ライフ・バランスにおいても、「自分や家族のための時間は十分にとれている」「仕事と生活の調和がとれている」という項目においては、70%ぐらいの職員が「十分とれている」「まずとれている」という回答をしている。ただ、職場環境、仕事の意識行動について相対的に見比べると、まだ低いところであり、このワーク・ライフ・バランスの充実が、また大きな課題になってくると考えている。

 このアンケートの特色は自由記述があるということで、職員に思いの丈をそのまま書いてもらうということで、自由記述の項目もたくさん設けた。全部で3,793件の自由記述があり、最も多かった項目は、ワーク・ライフ・バランスの改善についてであった。こういった提案、意見をしっかりと受け止めて、今後の施策に生かしていきたいと思っている。例えばワーク・ライフ・バランスの改善項目の中で、時差出勤を導入してほしいとか、年休取得促進の具体化、メモリアル休暇の実施、例えば結婚記念日であるとか、誕生日を休暇として取るような制度にしていくといった意見である。また、臨時職員から非常に多く寄せられた意見で、一日単位でしか休暇が取得できないので、時間休を導入してほしいという、こういったワーク・ライフ・バランスの改善についての意見が寄せられ、できる取り組みから実施していこうと考えている。できれば、来年度から実施していきたいと思っている。また、そのワーク・ライフ・バランス以外にも、新たな施策の提案であるとか、事業の見直し、またシティプロモーションのアイデアなども非常に多く寄せられており、対応できる部分についてはいち早く、来年度からでも取り入れていきたいと思っている。

 最終結果が出ないと分からないが、非常に多くの職員が回答に応じてもらったということと、非常に多くの自由記述があったということで、職員もこのアンケートに対する期待感は大きいと思う。 

質疑応答

質問:時間きゅうの「きゅう」の字は、時間で支払う「給」か。

回答:休みの「休」である。(舘政策推進部長)

 例えば、具体的なことが書いてあるのは、時間単位で休めれば、「朝の横断歩道の子どもの見守り」であるとか、「ごみの当番」であるとか、どちらかいうと無理を言っていたのが当番もできて仕事もできるという両立をさせることができるのではないかという意見も非常に多かった。(辻総務部長)

 臨時職員に関しては、そういう朝の用事で来れない場合は一日休まないといけない状況であるため、時間の休みをとれるようにしてほしいという声が非常に多かったということである。こういった直接、職員から意見を集約できる場はなかなかないため、このアンケートは貴重な機会として、しっかりと受け止めていきたいと思う。非常にやってよかった、まだ最終結果ではないが、実施して良かったと思っている。(市長)

 

発表事項4.「こにゅうどうくん」成人式イベントについて

市長:「こにゅうどうくん」成人式イベントは、「こにゅうどうくん」が1月7日の成人式のイベントに出るのではなくて、「こにゅうどうくん」の成人式ということである。「こにゅうどうくん」は、市制施行100周年のときに誕生した。120周年を迎える今年が生誕20年ということである。永遠の6歳であるが、人間であれば成人式があるので、「こにゅうどうくん」も市民みんなでお祝いをする場がいるのではないかということで、「こにゅうどうくん」の成人式イベントを実施する。来年1月20日、成人式に合わせて20日ということで、10時から、商店街の諏訪栄アーケードをお借りして実施する。「こにゅうどうくん」は全国飛び回って、ゆるキャラ(R)イベントにも参加してきているので、さまざまなゆるキャラ(R)フレンドが多く、このイベントにも、全国からキャラクターが駆け付けてくれる。全国から30体のキャラクターが「こにゅうどうくん」の成人式を祝うために来てもらうということもあるので、非常に盛り上がること間違いなしと思っている。

 東海ラジオで「四日市こにゅうどうくん館」という番組を持たせてもらっていたが、その東海ラジオの番組の公開録音も同時にさせていただく。また、スペシャルゲストで、泉谷しげるさんに来てもらえる。泉谷しげるさんは、歌手のイメージがあるが、実は芸術家としても非常に有名で絵を描かれる。もちろんトークもしていただくが、諏訪公園交流館で泉谷さんと一緒にこにゅうどうくんの絵を描こうということで、小学生を対象とした絵のワークショップを実施する。みんなで「こにゅうどうくん」を描こうという取り組みもさせてもらう。ぜひとも、四日市のシティプロモーションに大きな貢献をしてもらっている「こにゅうどうくん」を市民みんなで祝いたいと思っているので、ぜひともよろしくお願いしたいと思う。泉谷さんは、萬古焼の絵付けも実際にやっていただくということで、三重テラスのイベントの際に東京でお披露目させてもらうことも計画している。こういうイベントが、さまざまなイベントに連動していくということである。 

質疑応答

質問:こにゅうどうくんは、今年が20歳であるのか。来年ではないのか。

回答:今年度である。(市長)

 8月1日が市制施行記念日であるので、100周年の8月1日に誕生した。満20歳になっているということである。(渡辺商工農水部理事)

 成人式が行われる1月のタイミングでということで、「こにゅうどうくん」も成人式をこのタイミングで催すということである。(市長)

質問:全国から来るゆるキャラ(R)30体は、例えばどんなものがあるか。

回答:代表的なところで言うと、昨年のゆるキャラ(R)グランプリで優勝された高知県須崎市の「しんじょう君」、それから昨年のゆるキャラ(R)グランプリの会場でもあった愛媛県の「みきゃん」といったところが有名なキャラクターだと思う。今年のゆるキャラ(R)グランプリ第2位の愛知県知立市の「ちりゅっぴ」というキャラクターも来る。(水谷観光・シティプロモーション課付主幹)

 

 その他

質問:十大ニュースで市制120周年ということをお伺いして、来年に向けての抱負、もしくはこういうことやってみたいとか、こういうことが大きな課題であるとかはあるか。

回答:120周年ということで、市主催、また市民企画イベントもたくさん実施した。予算も相当組んだということもあり、今年度は市全体で120周年を祝うというムードも醸成されて、非常に盛り上がった1年であると思っている。来年度は121周年になって、年度としては通常の年に戻るが、この120周年で盛り上がったこの空気をさらに膨らませていけるような1年にしていきたいと思っている。次は、3年後に123周年が控えており、120周年から123周年をつなぐこの数年間というのは、途切れさせない非常に重要な期間になると思う。(市長)

質問:市長、今年一年、漢字一文字で表すとどんな文字になるか。

回答:「駆」けるという字である。

 この文字はいろいろな意味があり、まず、駆け出すという言葉がある。先ほど申し上げたように、昨年12月24日に市長就任して、実質的に今年2017年がスタートの年になったと思っている。「31万人元気都市四日市」を実現していくために七つの基本方針を掲げて、実際に今年から取り組みを始めたということもある。本当にスタートの年ということで、駆け出すという意味もある。

 また、駆け巡るということも意味している。十大ニュースにもあったように、市長タウンミーティングを今年度行った。市内全域を駆け巡ったという1年でもあったと思っている。また、市役所各部署の朝礼にも参加して、先日100カ所目を終えた。全部署を回って朝礼にも参加しており、市内を駆け巡った1年間だったと思う。

 さらに駆け足という意味もある。駆け足とは走る、また、急ぐという意味もあるが、慌ただしいという意味合いもある。この1年間本当に全力で走ってきたので、慌ただしく、あっという間に過ぎていった、駆け足のような1年間だったという意味も込めて、この「駆」けるという漢字を今年1年の漢字ということで挙げさせていただいた。(市長)

質問:駆け出された中で、障害というか、何かぶち当たってみえるように感じられる大矢知問題があるが、これについての来年度の展望やめどはいかがか。

回答:しっかりとクリアしていかなければいけない課題であるかとは思う。

 先日、議員説明会においても、新たな現地建て替え案も検討したものを示して、C案が望ましいという方向性を議員の皆さんにお示しした。この案を地元の皆さんにもできる限り早いタイミングでお示ししていくということである。私たちが、まず一番に考えていかなければいけないのは、現地の子どもたちの教育環境の改善である。平成34年度には大矢知興譲小学校の普通教室が足らなくなるという推計も出ており、ここを必ず回避していく、課題を解決していくというスケジュール化にのっとって、地元の皆さんの意見も汲み取りながら、その反面、しっかりと行政としての責務を果たしていくという姿勢で、来年、この課題解決に向けた歩みを着実に進めていくという決意を持っている。(市長)

質問:この前の議員説明会にも少し出ていたが、C案で臨みたいというお話の中で、地元説明会の中では基本的には反対意見が大勢というか、全てだったように記憶している。そういう中で、今後、どのように説得するつもりでいかれるのか。

回答:私が方針を示した小学校は小学校、中学校は中学校で解決を図っていく方針を基本的に変えるつもりはない。そういった中で、どういった解決手法がベストなのかについて検討を進めているところでのC案である。今、地元の皆さんがおっしゃっているご意見は、私の打ち出した、小学校は小学校で、中学校は中学校でという方針自体への批判が多くあると思っている。ただ、そこは行政側としてできない、私としても変えるつもりもない。それがベストだと私は思っているので、その方針を貫いていく中で地元の意見をどう反映していけるかというところで、地元との協議を進めていきたいと思っている。(市長)

質問:調整次第ということか。

回答:そのとおりである。(市長)

質問:市長としては、地元はすんなりとはいかないだろうが、のんでくれるという見通しがあるのか。

回答:いろいろな行政課題がある中で、全ての人が納得していただける課題解決法は極めて少ないと思っている。ただ、できる限り、私どもの思いを伝えて、一人でも多くのご理解をいただけるような努力はしていきたいと思う。(市長)

質問:先ほど十大ニュースにもあったタウンミーティングの件で、大矢知地区だけ開催されていない。最初は年度内に終わらせるという話であったが、大矢知地区の理解がある程度得られないとタウンミーティングの開催は厳しいのではないかというのは大体予想されることであるが、年度内の開催も市長としてはめどがついているということか。

回答:最後、大矢知地区が残っているわけで、小学校の教育課題とリンクしてくる部分がある。まずは教育課題について、しっかりと地元との調整を行っていきたい。その中で、タウンミーティングの日程を決めていこうということで、意図的にタウンミーティングのスケジュールを遅らせていたという部分がある。ただ、今回、C案という方向性をしっかりと示したわけで、これを地元に説明していく。残り3カ月であるが、その中でタウンミーティングの要請もしていく。さまざまな反発もあるかもしれないが、タウンミーティングはタウンミーティングで、全地区でやっていくということが公約でもあるので、それはしっかりと実行していくということである。(市長)

質問:あした、県のサッカー協会などによるスタジアム整備準備会議が開催されると思う。県内にJリーグの試合ができる設備が整ったサッカー場をそのうちつくりたいという話で、県内のサッカーチームのヴィアティンは31年ぐらいに欲しいということ言っているが、四日市がつくるとなればいい場所であるので、既にそういう話が来ていたりするのか。

回答:具体的な打診は来ていない。総論として、三重県にJリーグチームがあることは歓迎するし、スタジアムが四日市にあれば、市長としては、大変うれしいことだと思っている。三重県の会議がどういうふうに進められているか、最新の情報をもらっておらず、私としても注視しているところである。(市長)

質問:その場合、国体のためにも中央緑地にサッカー場を整備するが、そこをJリーグ用に変えていくことを考えていくのか、それとも新たなものなのかは、設備投資の意味でも大きな問題だと思うが、市長はどのように考えているのか。

回答:総論として、Jリーグチームがあってほしいと思うし、四日市にスタジアムがあればいいとは思う。ただ、その会議体の動向も、正直キャッチしておらず、そこから打診があるのか、ないのかということも分からないし、今はない。まだそういう細かい部分について考える段階ではないし、検討する段階でもないと思っている。今後あるかもしれないので、そういうのも含めて、その会議の動向を注視しているということである。(市長)

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 広報マーケティング課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

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