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こにゅうどうくん

平成30年05月08日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15275-9534-7969 更新日:2018年 5月 17日

市長定例記者会見

日時

平成30年5月8日(火曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、共同通信、中日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか

発表事項1.多言語にも対応したスマホ・タブレットで読める「広報よっかいち」の配信について

市長:多言語にも対応したスマホ・タブレットで読める「広報よっかいち」を配信をしていく。市は「広報よっかいち」を発行しており、この多言語対応をしていこうということで、今回「Catalog Pocket」というアプリの配信を5月1日から始めた。
 市ホームページは、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語に、日本語も含めた5カ国語に対応している。また、市は、ポルトガル語の「NOSSA CIDADE YOKKAICHI」というポルトガル語の広報を、「広報よっかいち」の要約版ということで、月1回発行している。今回、そのホームページにも掲載している「広報よっかいち」を9言語に対応させようということで、日本語に加えて、英語、中国語の繁体字、簡体字の2種類と、韓国語、タイ語、ポルトガル語、スペイン語、インドネシア語に対応させていこうというものである。
 スマートフォンやタブレットの「Catalog Pocket」というアプリから入って、言語を選んでいただく。また、自動音声読み上げ機能もある。ダイレクトに、全て外国語に変わるわけではなく、日本語の「広報よっかいち」の部分をクリックするとポップアップされて、外国語の表記と、読み上げ機能を決定すれば、読み上げてもらえるということである。また、この言語は、ユニバーサルデザイン書体という、見やすい書体にもなっており、外国語対応プラスユニバーサル対応になっているということである。
 これは、全国で50自治体が活用しており、県内の自治体では初めての取り組みである。本市も外国語の言語を使用される人たちが大勢いらっしゃるので、できる限り多くの皆さんに「広報よっかいち」を見ていただけるよう、機会をつくっていこうということで、今回の「Catalog Pocket」の配信を始めたということである。 

質疑応答

質問:ポルトガル語の広報を今まで月1回発行していたということは、紙で発行していたということか。
回答:そのとおりである。(市長)
質問:そのポルトガル語の広報は配布しているのか。
回答:保育園、幼稚園、小学校、中学校で子どもを介してご自宅へ届けていただくという形で周知を図っていただいている。(渡辺シティプロモーション部長)
 地区市民センターにも置いてある。(市長)
質問:今回、多言語にしようということで、四日市の人口の中で外国人の人口が増えていると思うが、それを表すデータはあるのか。また、近年、急激に増えてきているのか。
回答:急激にというわけではないが、外国人の人口は増えている。平成20年のリーマンショックから、しばらく減少傾向にあって、平成25年ぐらいから上昇して、徐々にリーマンショック前の人口に戻ってきている途中という感じで、人口動態上に出てきている。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:どの地域の人が増えているのか。この対応言語と関係があるのか。
回答:この対応言語については、ここの地域のためにということではない。違う見方をすると、日本の人も、これで多言語を勉強していただくという部分も含めて配信する。そのため、外国人の皆さんだけに周知するのではなく、日本の人にも周知をしていこうという気持ちは持っている。現実的には、ブラジル系の方が多く、ポルトガル語が一番中心にはなる。全ての人の言語ということになると、なかなか難しいところがあり、最大9言語対応とした。アプリの中で言語の限界もあるが、このアプリは最大の言語数だったと思う。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:ポルトガル語の広報紙は、このアプリ導入によって廃止するということではないのか。
回答:今のところ廃止する予定はない。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:配信するのは、広報よっかいち上旬号と下旬号の両方であるのか。
回答:そのとおりである。(森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長)
質問:「Catalog Pocket」というアプリを入れるということか。
回答:そこから入るということである。(市長)
 「広報よっかいち」5月下旬号で、もう少し詳しい要点を入れて全世帯に周知をさせていただくようにしている。また、外国人の皆さんに見ていただく機会が多いと思うので、地区のお知らせなどに載せていきたいと思っている。国際交流センターで出しているお知らせにも、記事を掲載できるよう交渉していく。(森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長)
質問:「Catalog Pocket」の先行自治体で上手くいっている例で、ダウンロード数などが分かるものはあるのか。
回答:そういった資料はない。(森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長)
質問:「Catalog Pocket」のサービス事業者はどこか。
回答:提供事業者は株式会社モリサワという、フォントを作っている会社である。(森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長)
質問:このアプリ以外で多言語の広報を発信しているところは、県内で他にあるのか。
回答:調べていないので分からないが、このアプリでは県内で本市だけであることは確認している。(森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長)
質問:先行自治体の静岡県富士宮市は、外国人観光客向けに利用してもらおうというような狙い目的で導入されたが、四日市市は市民サービスの一環ということか。
回答:その通りである。(市長)
質問:今後、観光面も意識して展開されるのか。
回答:観光面については今のところは考えていないが、「広報よっかいち」の利用状況などを見て、観光面に活用できるものであれば可能性は十分にあると思う。今はまず市民の人たちにしっかりと広報を発信して、既読率を上げていきたいと思っている。(市長)
質問:日本語で全部表された広報紙をクリックすると外国語が出てくるということは、もともと日本語を読めない人は利用できないのではないか。つまり、全部クリックしなければいけないという欠点があるのではないか。その辺はどのように考えているのか。例えば、英語なら大体、見出しぐらいは読めると思うので、英語版の広報紙を作成して他の言語に変えるのであれば分かるが、日本語しか出ていないとなると、外国人が使おうとしても全部クリックしなければ分からず、そこが課題ではないか。
回答:広報紙は日本語でしか作成していないため、ご質問のとおりである。英語表記が一度出てくれば、その後タップすることができるのでご利用いただける。ただ、最初の取り次ぎの部分が、日本人目線というところがあるが、今のところ、これに変わるものがなく、このアプリで進めていきたいと思っており、これを広報していきたい。そうすることによって、やさしい日本語が分かる人が出てきていただけると一番ありがたく、そういう人に、より深い広報の内容に触れていっていただけるとありがたいと思っている。(森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長)
質問:各言語にすれば、画面にコンテンツが出てくるのではないか。例えば、英語のメーンコンテンツで、こういう内容が含まれるということは分かる。これが言語ごとにあるので、概ね分かるのではないか。
回答:アプリ自体に言語の優先順序がある。PDF自体は日本語で表示されてしまうが、言語の優先順序を英語にすると、表記が英語になる。これをポルトガル語にしたときに、ポルトガル語に表記が変わる。(吉田広報マーケティング課主幹)
 多少のハードルはあるが、市民の人に対するサポートも、近くの地区市民センターを含めてできると思う。(市長)
質問:各言語への翻訳は、誰がするのか。
回答:日本語で作成した広報紙を機械で自動的に翻訳するソフトで翻訳する。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:この「Catalog Pocket」のシステムの中でということか。
回答:そのとおりである。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:外国人が孤立しないようにとか、市民参加をより進めてもらいたいといったところがあると思うが、その多言語版をつくった目的を伺いたい。
回答:「広報よっかいち」は、市の方針や、本市の現状を押さえる大きなツールであるが、外国語しか対応できてない人においては、なかなかサービスを享受することができなかった。しかしながら、四日市に住む市民である以上は、しっかりと同じ情報を届けていきたいということがある。そのため、多言語対応にして、同じ情報が伝わり、市民として、一緒に四日市を盛り上げていける一体感をつくっていきたいと思っている。(市長)
質問:事業費は幾らであるのか。
回答:今年度は53万円ほどである。月々、使用料を支払うため、今年度は初期費用がある一方で、5月1日からスタートするため1カ月分不要であった。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:来年度以降、また使用料が必要になるということか。
回答:そのとおりである。(渡辺シティプロモーション部長)

 

その他

質問:先日、県内のJリーグ規格のスタジアムの候補地について、サッカー協会から富双緑地とアクアイグニスの周辺という検討結果が出た。ヴィアティンからも整備の協力依頼もあったと思うが、改めて検討結果が出た中で、市としてのスタンスを教えていただきたい。
回答:正式名称は分からないが、検討委員会のようなものが県で立ち上がり、四日市市と菰野町が候補に絞り込まれたということは聞いている。正式な話はいただいていないということが現状であるが、候補地として本市が選ばれたことについては、光栄に思っている。ただし、具体的な話がまだなく、その事業がどのように進んでいくのか、また資金的裏付けも含めて不明な点が多く、これから実際に検討が進められていくということで、そういった取り組みを注視していくしかないと思っている。(市長)
質問:協力を求められれば、積極的に対応するのか。
回答:四日市市に競技場ができることに対しては大歓迎だと思っている。ただし、さまざまな問題もあり、その辺について協議をさせてもらいたいという思いである。(市長)
質問:市長から誘致活動はしていないということか。
回答:特に今回、四日市市から手を挙げたという状況ではない。先方の会議体が、三重県の中で四日市市や菰野町が良いのではないかという判断をされたという認識である。(市長)
質問:今後も誘致活動をしていきたいのか。
回答:今、国体のために施設整備が進んでおり、そういった市内の状況も含めて見ていかなければいけないと思っている。そのため、会議体の結果を見て、本市がすべて経費を支出して行う状況ではない。(市長)
質問:会議体の結果が出たことで、ヒアリングなどのアクションがあったということはないのか。
回答:一度来ていただいたことはある。いろいろなお話をさせてもらい、本市の意向も聞いてもらった。本市としては、競技場ができることに対して歓迎はする、市政にとって良いことだと私は思うとは伝えた。ただし、さまざまな細かい話はさせてもらわなければいけないということは申し上げている。(市長)
質問:四日市市の意向としては、富双緑地でということなのか。
回答:四日市市が富双緑地を提示したわけではない。(市長)
質問:具体的に提示した場所はあったのか。
回答:私からは提示していない。恐らく、その会議体の中で、委員の皆さんが持ち寄られた候補の中で、有力な候補地の一つが富双緑地であったということだと思う。ただ、富双緑地にするとしても、本市として具体的な検討も行っていない状況であり、そういう打診もない。(市長)
質問:富双緑地は、四日市港管理組合が所有しているのか。
回答:その通りである。四日市港管理組合と県と市の合意がなければできないと思う。そういう調整も行われていない状況であり、今後の課題になってくると思う。(市長)
質問:知事から話はあるのか。
回答:この発表後にスタジアムのことについて、知事から話をもらったことはない
(市長)
質問:育休はどうであったか。
回答:育休は、充実した5日間を過ごさせてもらった。家事も100点満点とは言えないものの、ある程度、頑張ってやらせてもらった。妻の日々の苦労が分かった。また、子どもたちと多くの時間を過ごせたということが、父親として、夫としては良かったと思う。市長としても、子育てを抱えるお父さん、お母さんの悩みを、また「ワンオペ育児」もしたことから、これからの本市の子育て施策を考える中でも、有意義な5日間だったと思っている。
質問:一番大変であったことや奥さんに好評な料理は何か。
回答:家事をすると申し上げたが、家事の全体像が見えておらず、見えている家事だけであればできる感じがしていたが、これもあれもしなければいけないということで、朝、子どもを見送るまでの1時間の戦争のような時間帯を経験したときは大変であった。ご飯だけ作ればいいと思っていたが、子どもの見送り、ごみ出しをしたり、水筒の準備をしたりということが結構大変であった。料理は妻が後ろに居ながら作ったが、意外と好評であった。(市長)
質問:掃除は、一通りしたのか。
回答:毎日はなかなかできないが、掃除も一通りは行った。(市長)
質問:今回、経験したことで、市長の仕事に生かせるという経験はあったのか。
回答:本当に良かったと思うことは、市民サービスを100%受ける側に回ったことで、例えば、ごみ出しでも、本市は分別が少なく、大変良いサービスを受けていると感じた。また、総合会館にある育児相談室「すくすくルーム」に親として初めて行き、小さな子どもの体重や身長を計ったり、相談したりといったサービスを使わせてもらった。また、予防接種にも連れて行った。予防接種の費用が高く、皆さん苦労してみえるということが実感できた。サービスを提供する側だけであった目線が、受ける側の目線からも経験できたということは、非常に良かったと思う。(市長)
質問:今後の施策に生かせることとは何か。
回答:市長という立場で切実な訴えはよく聞く。それが実体験として垣間見ることができた。実情が把握できたということは、今後の市政を推進する上で非常に大きな意義があったと思う。(市長)

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