平成31年1月4日　記者発表資料　平成30年中の火災・救急・救助件数について（速報値）

　平成３０年１月１日～１２月３１日までの１年間に四日市市消防本部管内（四日市市、三重郡朝日町及び川越町）で発生した火災・救急・救助件数は次のとおりです。

• 火災発生件数　１１０件（昨年より　＋１７件）
• 救急出動件数　１５，９１０件（昨年より　＋１，４６６件：過去最多）
• 救助出動件数　１２１件（昨年より　－１９件）

1.火災発生状況
（１）火災発生概要
　平成３０年中の火災は１１０件で、前年の９３件と比較して１７件の増加となりました。
平成２９年中は、「その他」火災が最も多く発生したのですが、例年、火災の全件数の半数以上を「建物」火災が占めています。
　平成３０年中の火災種別では、「建物」火災が６３件で全体の（５７％）で最も多くなりました。「建物」火災の内、住宅（共同住宅等を含む）が、２８件と前年の１１件と比較して１７件増加となりました。
　次いで「その他」火災が２７件（２５％）、「車両」火災は、１８件（１６％）、「林野」火災は、２件（２％）となっています。
　「船舶」火災は、平成２６年に発生してから以降、４年間発生していない状況となっています。
月別発生状況は、２月が１９件と最も多く火災が発生し、次いで４月の１５件となっています。一方、３月が２件と最も少なくなっています。
 

過去５年間の火災発生件数

※「その他」とは「枯草、ごみ集積場などの火災」等

（２）出火原因
　出火原因は、「放火」（放火の疑いを含む。以下同じ）が１７件で、５年連続の第１位となっています。次いで、「たばこ」が１０件、「たき火」が７件となっています。

過去５年間の主な火災原因

（３）火災による死者
　火災による死者は、５名発生し、前年より３名の増加となっています。

（４）火災による負傷者
　火災による負傷者は、１４名発生し、前年より５名の増加となっています。

（５）火災による損害
　火災による損害は、火災件数が１７件増加し、また、損害額の大きい建物火災も増加していることから、建物焼損床面積及び損害額は前年と比較して増加する見込みとなっています。

過去５年間の損害額　(千円)

2.救急出動状況

　平成３０年中の出動件数は１５，９１０件で、猛暑の影響や高齢化などにより、これまで最も多かった前年と比較して１，４６６件の増加となり、過去最多の出動件数となりました。
事故種別では、「急病」が１０，６５５件（６７%）で最も多く、次いで「一般負傷」が２，１４４件（１３．５%）、「交通事故」が１，４０８件（８．８%）、「転院搬送」が１，０６４件（６．７％）となっています。なお、「急病」は、昭和４７年以降から毎年連続して事故種別の第１位となっています。
 

過去５年間の救急出動件数

※（　）内の数字はその年の出動件数に占める比率（小数点第２位を四捨五入）
※「その他」とは「火災」「水難」「医師搬送」「資器材搬送」等

3.救助出動状況
　平成３０年中の出動件数は１２１件で、前年と比較して１９件の減少となりました。
　事故種別の内訳としては、「交通事故」が４７件（３９％）と最も多く、次いで「建物等による事故」が３３件（２７％）、「火災」が１３件(１１％）、「水難事故」が１０件（８％）、「機械による事故」が１件となっています。

過去５年間の救助出動件数

※「その他」とは、河川敷等への転落、車内への閉じ込め等
 

【問い合わせ】
消防本部消防救急課警防係指揮隊　　０５９－３５６－２００７