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こにゅうどうくん

平成31年01月15日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15482-4801-3303 更新日:2019年 1月 16日

市長定例記者会見

日時

平成31年1月15日(火曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、産経新聞、CTY、時事通信、中日新聞、東海テレビ、毎日新聞、三重テレビ放送、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、稲垣都市整備部長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長、内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長ほか

発表事項1.四日市あすなろう鉄道シースルー列車を運行します

市長:皆さん、ご存じのとおり、四日市あすなろう鉄道はナローゲージ、特殊狭軌線ということで、762ミリの線路幅で有名な列車である。そのあすなろう鉄道の車両更新を平成27年度からスタートしており、今年度で14車両全て更新が終わったところである。そして、最後の更新の際に床面を透明化したシースルー車両を導入する。
 その運行が1月28日からスタートし、内部発あすなろう四日市駅行きからである。このシースルー車両は、基本的に毎日運行するが、4編成のうち1編成がシースルー列車となり、運行ダイヤの事前告知は原則行わない。ただし、1月28日から1月31日については、添付の時刻表のとおりシースルー列車が運行するので、ぜひとも現地取材を含めてお願いしたい。
 床窓の面積を大きくしたかったが、列車の安全性の問題からこの面積が限定されており、こういった三分割の床窓でしかかなわなかったところが残念であるが、ナローゲージとしては初めてのシースルー車両である。また、ナローゲージ線は全国で3線あるが、四日市あすなろう鉄道には唯一の分岐点があるという特色もあり、分岐点の移動するところもこの床窓から見ていただくこともできる。さらに、シースルー車両が入った列車は、こにゅうどうくんが入ったシースルー列車というヘッドマークをつけて運行する。乗車当日の1dayフリーきっぷを提示すると、こにゅうどうくんが載ったシースルー列車乗車証明証も発行させていただく。
 今回は、まずシースルー車両を走らせるところから始まっていくが、このシースルーを使って、いろいろなイベントも催していきたいと思っている。枕木が見えるようになるので、今後、枕木を使ってデザインして、何かおもしろい取り組みもできるのではないかということを考えており、それをご期待いただきたいと思っている。 

質疑応答

質問:安全性の問題から床窓の面積が限定されているということについて、具体的に教えていただきたい。
回答:ガラス面ということもあり、当然、強化ガラスを使用しているが、割れるということも考えられるため、その安全性を考えて、三分割して、かつ、補強を入れるといった形にしてある。それで写真等にもあるが、分割されている形ではあるが、ナローゲージの特徴である狭い車軸が真上からしっかり見える形で通っている。ガラスが割れる可能性は少ないが、どうしても安全性を考えると、例えガラスが割れたとしても、足がそのまま入っていかないようにといったことを配慮したような補強等をしている。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
質問:法令上、明文化されたものはあるのか。
回答:このあたりについては、運輸局とも相談して、安全運行と、こういう形のイベント列車を兼ねた車両ということで調整した中で話をさせてもらった。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
質問:ナローゲージとしては初めてということであるが、それ以外の列車ではあるのか。
回答:JR四国のアンパンマン列車と千葉モノレールにある。アンパンマン列車はどちらかといえば観光列車になり、千葉モノレールは運転席の中にあって、直接真下が見られるものではなく、全国的に通勤や普段に利用している電車としては、おそらく初めての導入という形になる。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
質問:この1月の運行時刻表はホームページなどで公表されているのか。
回答:市のホームページには掲載させていただく形で考えている。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
質問:四日市あすなろう鉄道のホームページでも見ることができるのか。
回答:基本的には市のホームページでご確認いただきたい。また、当日の運行状況の問い合わせについては、四日市あすなろう鉄道に確認していただければ対応していく。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
 四日市あすなろう鉄道のホームページにも載せておけばいいのではないか。(市長)
 掲載していく方向で確認する。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
質問:市長は改めて、どういうふう人に、どんなふうに楽しんでもらいたいか、聞かせていただきたい。
回答:四日市あすなろう鉄道は本市の魅力の一つであり、今はイルミネーション列車が企画して走っている。新たにこういったシースルー列車なども走らせるということで、あすなろう鉄道に一度乗ってみたい、体感してみたいという人を増やしていきたいと思っている。コンパクトな列車であるが、一度乗ってもらうと非常に乗り心地も良く、何か暖かい空気の列車で、また乗りたいと思ってもらえると思う。こういったイベントを契機に大勢の人が通勤、通学だけでなく、観光やアトラクションといった体験をして利用していただけるとありがたいと思っている。(市長)
質問:これは3両編成の車両のどこに床窓があるのか。
回答:基本的に、四日市方面に行く場合、後尾車両になる。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
質問:ナローゲージの分岐点はどこにあるのか。
回答:日永駅である。ナローゲージで、路線が二つに分岐するというナローゲージは、日本中でこのあすなろう鉄道だけである。そのため、ここでしか見られない。また、車両が小さいため、シースルーにしたところと車輪、道床が比較的近く下を見ることができるというところが売りになると思っている。これは、造った鉄道会社が、低くていいのではないかと言われ、分岐しているところは結構見どころになるとお聞きしている。まだ乗車していないので、楽しみにしている。(稲垣都市整備部長)
質問:分岐点の何がおもしろいのか。
回答:普通、分岐と車輪がガシャッと乗り換えていくところを上から見ることはないが、それを見ることができるということで、かなりいいのではないか、売りになるのではないかというふうに聞いている。(稲垣都市整備部長)
質問:四日市側から行くほうが、ガシャッといくのが楽しい感じであるのか。
回答:西日野、内部から帰ると、ちょうどそれが後尾車両になるというところもあり、分かれると考えると、四日市から内部、西日野へ行くと、ちょうど分かれるところが見れるという形になるので、ぜひ乗って楽しんでいただきたいと思う。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
 こちらも、まだ実際に運行していないので、なかなか体感してないということがある。(市長)
質問:車両編成は必ず3両であるのか。
回答:シースルー列車については、基本は3両編成の形になる。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)
質問:これ以外のものは4両のこともあるのか。
回答:3両編成か2両編成である。2両編成は予備編成になるため、4編成から外れる形になる。(内糸都市計画課副参事・公共交通推進室長)

 

その他

質問:昨年11月定例月議会で請願が採択された大矢知興譲小学校の件で、2月に新たな動きがあるのか。また、今、どういう方針で動いているのか、お聞きしたい。
回答:市としては、大矢知興譲小学校改築という方針をとって進めてきたが、11月定例月議会で地元からの増築案の請願が採択され、今、行政として増築案の検討も始めなければならないというスタンスにいる。増築案として、どういう形ができるのかというところを検討、研究しており、そういった整理がついた段階で、まず議会にどういうものになるのかというところをお示ししていくことになると思っている。(市長)
質問:地元が木造2階建てという案を提示して、それを基にした設計図のようなものを作っていたが、増築案はそれとまた変わっていく可能性があるということか。
回答:増築という部分について請願が採択されたわけであり、中身は精査しないといけない。方針としても、まだ増築にするかどうかは決定していないが、まずは増築案の検討をしなければならない。果たして地元からの案が良い増築案であるのか、子どもの教育環境に対してどういう影響を及ぼすのかを整理して、それで増築でもいけるのか、いけないのか、いけないのであれば、どういう増築であればいけるのかを検討しているところである。(市長)
質問:増築はするのか。
回答:増築について正式に検討を始めたところで、増築するか、しないかは、現時点では未定であり、地元の思う増築案になるのかどうかも分からない。大きく変更になるのであれば、その増築でいいのかどうかという議論も出てくるであろう。増築であれば、どういう形でできるのかを、今、検討しているというところである。(市長)
質問:めどはどれぐらいに置いているのか。
回答:教室不足は喫緊の課題であり、できる限り早いタイミングで、まず整理したものを議会にお示ししたいと思っている。(市長)
質問:昨年度、当初予算で改築にかかる設計費も通ったが、この増築案を採用した場合、改めて損失額はどのぐらいになるのか。
回答:現年度予算の大半は執行しており、その部分は払わなければいけない金額にはなると思う。(市長)
質問:こういった予算執行をして、再度、変更しないといけないのは珍しい状況だと思うが、現状に対して市長は、どのようにお考えか。
回答:複雑な思いはある。議会の可決を経て、改築事業予算が可決され、今年度、執行を続けてきて、この11月のタイミングで、増築が望ましいという請願が採択された。整理をする時間は必要であり、そういった時間をしっかりと作っている。(市長)
質問:増築案は急に出てきた話ではなく、以前から出ていると思うが、それを前から検討しなかった理由は何か。
回答:増築案自体が地元から出てきたのは昨年10月である。(市長)
質問:それまでは出ていなかったのか。
回答:出ていなかった。行政としても、改築、増築という選択肢はあったのかもしれないが、その段階では、かねてからの課題である体育館とプールが学校の敷地外にあることや校舎が複雑に入り組んでいるという課題もあり、こういったところをパッケージで解消していくためには、改築が望ましいと判断した。子どもたちにとって、最も環境改善につながるのは改築だという思いでやってきた。(市長)
質問:修正案が可決したアセットマネジメント基金は、2月定例月議会に再提出するといった方針は決まっているのか。
回答:補正予算として2月定例月議会に上程していく。議会の否決はあったが、再度、アセットマネジメント基金について執行部でも検証して、どういう内容で上程していくのかを検討しているところである。(市長)
質問:内容を見直しているところということか。
回答:結果としてどうなるかは分からないが、今はまだご提示できる状況ではなく、精査していきながら、行政として必要な形で上程していきたいと思う。(市長)
質問:市長の新年の訓示で、昨年はシティプロモーション、PRと言われ、今年は「存在感」という言葉を出されたと思うが、今年は何を目標にしようと思っているのか。
回答:さまざまなトピックはあるが、四日市港管理組合のことになるが、四日市港開港120周年や、インフラで言えば、新名神の三重県全線開通など、さまざまなことがある。そういった一つ一つのイベントはしっかりと成功させていくということに加えて、私が年頭の挨拶で申し上げたのは、2020年度からスタートする新総合計画は10年間の本市の方向性を決める非常に重要な計画であり、今年11月に基本部分について議会の承認を受ける予定をしており、この10年間の方向性を決める重要な年になると思っている。この新総合計画に何を織り込んでいくのか、どういう内容にしていくのかで本市のかじ取りが変わってくるというぐらい重要な年であると思うので、本市として、東海エリア、名古屋圏で存在感を示していける新総合計画にしていきたいと思っている。今年度は、今年度の事業プラス10年後の四日市を見ながら、みんなで取り組んでいこうということを年頭の挨拶で話をした。(市長)
質問:10年後、リニアが開通している状態で、また、中核市の話もあるが、外部要因として、これから四日市には、今後どのようなものが10年で控えていて、どんなふうに生かしていきたいかを具体的に伺いたい。
回答:次期総合計画は策定段階であり、今後、煮詰めていかなければいけない。今後10年で本市を取り巻く環境が大きく変わっていく中の一番大きな要因は、2027年のリニア中央新幹線の東京・名古屋間の開通であると私は認識している。このことによって、名古屋のポテンシャルが非常に高まり、バリューが上がる。既に、今、名古屋に大きな投資が集まってきている状況で、いかに本市が名古屋圏で存在感を示していけるかが大事になってくると思っている。そのため、三重県という枠を超えて名古屋圏で勝負していく、そういった姿勢で全ての施策を構築していきたいと思っている。本市は東海3県で、人口的に比較すると上位7番目である。名古屋、豊田、岐阜、岡崎、一宮、豊橋、四日市。一方で、経済活動の指標の一つでもある税収という観点から見て、税収総額を上から並べると、名古屋、豊田、岡崎、四日市で4番目に入る。また、さらに踏み込んで、30万人以上の都市で人口一人当たりの税収という指標で見ると、1番が豊田、2番が名古屋、そして3番目に四日市が入る。そういう税収という面から考えると、四日市は東海3番目のまちになる。つまり、財政的にも非常に大きなポテンシャルを持った地域であり、人口的にも、リーマンショック以降は人口流出にあったが、ここ数年は転入人口が年々増加してきているところもあり、財政的にも人口的にも本当に力強い状況であるということを、まず全員が認識しなければいけない。一時、財政的に厳しい時代もあり、人口も流出する時代もあった。今、こういう状況をしっかりと踏まえて、今後10年間は力強く攻めていく年にしなければいけないというところで存在感という言葉を出した。名古屋を中心として30キロ東には豊田市、岡崎市がある。北側30キロ圏内に岐阜市、一宮市がある。そして、西側30キロが四日市である。このトライアングルをしっかりと形成していけるようなまちにしていこうという基本的な概念をお話しした。こういった意識を持ちながら、この1年間かけて総合計画で各部署が、それぞれ何を盛り込んでいくのかをしっかりと検討してほしいという、話をさせてもらった。各論はこれから詰めていくので、この1年間で見えてくると思うが、私は年頭の挨拶でそういった思いを共通認識として持って頑張っていこうという話をさせてもらった。もちろん中核市も確実に移行していきたいと思っている。これについても、近々、議会にはお示しするが、今、県や国と折衝をしている。非常に細かい部分での折衝になっており、できる限り早い段階で結論を出したいと思っている。(市長)
質問:自動運転バスをされる狙いや今後の予定をお伺いしたい。
回答:行政としてまだ正式に公表はしていないが、関係各位に自動運転の社会実験をまずしていきたいといった旨をお伝えしている事実はあり、実用化も含めて検討していきたいと思っている。今、四日市の中心部の大きな課題の一つとして、近鉄四日市駅とJR四日市駅をどう結んでいくのかというところがある。中心市街地の活性化という部分も、本市は取り組まなければいけない大きな課題であり、先日、基本構想が提出された。今後、2027年のリニア中央新幹線の東京・名古屋間の開通までに、四日市の近鉄駅前広場の整備を行っていく。JR駅前広場の整備も行っていく。また、西側にはペデストリアンデッキをつくって広がりを見せ、回遊性を生むような駅前をつくっていくことがまず一つである。二つ目に、これも11月定例月議会で可決されたが、新図書館の立地場所の最終決定をしていく議案も可決され、以前からあった市役所東側か、近鉄駅直結の場所か、JR駅直結の場所かの三つの候補地から最終的に選んでいきたいと思っている。いずれにしても、近鉄・JR間でできる、つながると認識している。三つ目に、それに併せて、自動運転もこの近鉄とJR間でまず実施していきたいと思っている。現在、公共交通事業者は運転手の人手不足なども抱えている状況で、ぜひともそういったところを解消して、また、このJRと近鉄の間をしっかりと結ぶことができるような実験にしていきたいと思っている。以上の三つが全て整うことで本市中心部のパッケージがそろうということになり、非常に中心部の価値を高めていくことになると思っており、重要な施策として捉えている。(市長)
質問:自動運転バスは、具体的には来年度の予定であるのか。
回答:まだこれは決まった話ではない。商工会議所や公共交通の事業者も含めて関係各位にはお話をさせてもらっており、かなり感触としては良いため、これをできる限り早いタイミングで協議会などを開いて、正式な場所で議論を重ねていき、社会実験に踏み込んで、早ければ来年度に実施していきたいと私は思っている。(市長)

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