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こにゅうどうくん

平成31年03月08日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15530-7855-7977 更新日:2019年 3月 14日

市長定例記者会見

日時

平成31年3月8日(金曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、産経新聞、中日新聞、毎日新聞、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長、今井児童発達支援センターあけぼの学園長ほか

 

発表事項1.四日市市立あけぼの学園移転開園記念式典・内覧会

市長:本市の直営である児童発達支援センターあけぼの学園は、昭和54年4月に開設し、40年目を迎える平成31年4月に県地区の下海老町に新しく建設した施設へ移転開園する。それに当たり式典および内覧会を開催させていただく。
 日時は4月6日10時からである。
 開園式典として、記念式典または諏訪太鼓の演奏、記念講演、完成内覧会などを行う。
 このあけぼの学園は、今後、大きく四つの事業を展開していく。引き続き行う事業もあるが、継続事業は拡大して、また新規事業も追加して実施する。
 主な事業内容として、まず一つ目は児童発達支援事業で、発達が心配な乳幼児の心身の基礎的発達を促すための支援を行う。非常に利用者の希望が多いため、10人拡大して、集団支援の一日の定員を70人から80人とする。この一日の定員を10人拡大することによって、総利用者数は170人から240人に増加することが見込まれている。県内に児童発達支援センターは幾つかあるが、一日の定員80人は鈴鹿市社会福祉協議会が行っている児童発達支援センターに並ぶ県内最大の支援センターとなる。また利用パターンも、週5日・週1日という二つのグループから、週5日・3日・2日・1日と四つのグループに広げて選択肢も増加している。さらに訓練士による個別支援として一日定員を20人まで実施していく。
 二つ目、保育所等訪問支援事業で、児童が生活する保育園や小学校などを訪問し、集団生活に適応できるような関わり方などについて、助言や支援を行っていく。これも継続事業であるが、これまで1人当たりの支援回数を年1回程度から、年に2回から3回に拡大していく。
 三つ目、放課後等デイサービス事業で、就学している児童を対象に、学校の授業終了後に生活能力向上のために必要な発達支援を行う。これは一日定員を10人から30人に拡大し、集団支援と個別支援を行っていく。以上の3事業は継続して事業を拡充する。
 四つ目、新しくスタートする居宅訪問型児童発達支援事業である。これは、重度の障害などにより外出することが困難なため、通所支援事業等を利用することができない児童を対象として、新たに自宅を訪問して発達支援を行う。ご自宅まで赴いて支援をしていくという事業を新規で実施する。
 あけぼの学園は、敷地面積、延べ床面積ともに過去の1.6倍から1.7倍に大きくなる。また、人員も平成29年度は58人体制であったが、この2年間で18人増加を図り、76人体制として、かなり人材、人的資源も投入している。発達に課題のある子どもたちの支援を本市も全面的に、しっかりとさらに力を入れて取り組んでいく。あけぼの学園は、新しくリニューアルオープンする形で移転開園をするので、ぜひとも取り上げていただきたい。 

質疑応答

質問:居宅訪問型児童発達支援事業、重症心身障害児のことだと思うが、どのぐらい新たに住宅を訪問しなければいけないようなご自宅があるのか。
回答:想定しているのは4人程度であり、必要に応じて対応していきたいと考えている。隣接する北勢きらら学園で、学校に通えない子どもの自宅へ先生が行く訪問教育をしている子どもが2人ほどいると聞いている。その子どもが就学児で、相当数の未就学児がいるとすると4人程度かなと考えている。一方、出産後、病院等のNICUなどに、大勢の新生児が入られていることから、ますます増えてくるのではないかというところで、必要に応じて対応していきたい。(今井児童発達支援センターあけぼの学園長)
質問:四日市市立の園だと思うが、他市町からの利用希望があったとき、どういう対応をされるのか。
回答:基本的には市内にお住まいの子どもを対象にしている。児童発達支援事業の定員を80人に拡大することから、空きがある場合は、菰野町、朝日町、川越町の3町さんの子どもに利用していただく形で考えている。(今井児童発達支援センターあけぼの学園長)
質問:発達が心配という表現は漠然としていて、いろいろな特徴や段階があると思う。乳幼児は言葉が話せないこともあり、兆候が出にくいのではないか。レベルに合わせた集団支援とは、個別にグループ分けをするイメージであるのか。
回答:対象は、3歳児が中心である。割合的には、8割が3歳児で、残り2割は2歳児である。本市の場合、4歳になると、保育園や幼稚園、認定こども園へ進んでいただくことになる。あくまでも基礎的な支援を行うところになり、体の様子はさまざまである。例えば、胃ろうや気管切開をしている子どももいる。また、行動的に心配な子ども、表情が出にくい子ども、急に走りだす子どもなど、さまざまな子どもがいるので、体の様子に合わせて大体のクラス分けをして、それに応じた支援をさせていただいている。(今井児童発達支援センターあけぼの学園長)
質問:心身とあるが、心だけでなく、体について、かなり重度の子どもも受け入れる施設であるのか。
回答:動けない子どもも含めて利用していただいている。(今井児童発達支援センターあけぼの学園長)
質問:今回、新規事業として、居宅訪問型児童発達支援事業をされるということで、新たに自宅へ訪問される発達支援とは、具体的にどのような内容のサービスであるのか。
回答:当園に来ていただいて発達支援を行うが、通っていただくことができない体の子どもに、同じように自宅に訓練士と保育士等が訪問して、その子どもに合わせて発達を促す活動、支援を行っていく。訓練士には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士の四つの専門職がいる。体が動きにくい、不自由である子どもがいるので、理学療法士と保育士が訪問することが多いと想定している。体を動かしにくいところの支援や、保育士の場合は遊びを通してになるが、その子どもに合わせての対応になる。違いは、通えるかどうかで、通えない子どもにも同じようにその子どもに合わせて支援を行っていく。(今井児童発達支援センターあけぼの学園長)
質問:イメージとしては、重度の肢体不自由の子どもを対象としているのか。
回答:重度の肢体不自由の子どもや、心臓に疾患があって外へ出ると感染症を起こして重症化するという子どもなど、施設等に通うことができない子どもの支援になる。子どもの様子はさまざまだと思うが、重度の肢体不自由の子どものほうが多いかもしれない。(今井児童発達支援センターあけぼの学園長)

 

その他

質問:3月17日に新名神高速道路の県内区間が開通する関係で、四日市市には、物流や産業、観光など、さまざまな効果があると考えられるが、開通の効果はどのように見込まれていて、開通以降に交通の流れが劇的に変わるということを見据えた四日市市ならではの施策があれば教えていただきたい。
回答:3月17日に新名神高速道路の県内区間が全線開通ということで、本市としても期待している。残念ながらインターはないが、この開通による本市の影響は東名阪自動車道の渋滞緩和だと思っている。全国的な渋滞路線というところで、経済的にも、市民サービス的にも非常に悪いものになっているという認識であるが、試算によると今回の新名神開通によって東名阪自動車道の渋滞が9割緩和すると言われている。9割といってもほぼゼロになるという認識でおり、今、発生している渋滞がなくなるということになる。これによる経済的効果も高く、市民の利便性も上がってくると思っている。とりわけ本市は産業都市であり、経済効果は非常に大きく、四日市インター、四日市東インター周辺の土地の価値も変わってくると思っている。具体的にこの開通に合わせて何をやっていくというところまで至ってないが、劇的に交通の流れも変わってくると思うので、そういった流れを見定めて、価値が高まった土地については土地利用も含めてさまざまな観点から検討していく必要があると思っている。まずは開通して、どのように交通の流れが変わっていくのかを見定めていきたい。(市長)
質問:新しい企業が誘致できるとよい。
回答:これまでも本市は注目されていると思うが、これを機に、再度、さらに企業立地の選択肢にも入ってほしいと思っている。(市長)
質問:東海環状も1区画だけであるが開通したが、それについてはいかがか。
回答:東海環状全線開通となれば相当なインパクトがあると認識している。西濃地域から四日市港へダイレクトにつながっていくということである。ただし、今回は東員から大安という一部区間で、今回の開通区間の影響はそれほど大きくはないと思っている。これが東海環状の西回り全線開通につながっていく一歩だと考えると大変うれしく思っており、期待もしている。市としても、岐阜とつながれることに非常に期待しており、さまざまな国への要望など、さまざまな人たちの意見を聞くと、岐阜も四日市港とつながることに大きな期待を持たれており、そういった思いで一つにつながる東海環状は早期に全線開通を望むところである。(市長)
質問:市長の地元の水沢を訪れる人も増えるのではないか。
回答:鈴鹿インターがもう少し北側であれば良かったが、水沢に来てもらえる人が増えることを期待している。水沢にも橋ができ、市のPRもしていきたい。(市長)
質問:お茶の関係で、観光客が入って楽しめるPR拠点が少ない。施設がなく、楽しみたいと思ってもなかなか楽しめないのではないか。
回答:お茶だけに特化すると期間が限られてしまう。茶業振興センターはあるが、観光にもつなげていかなければならないのかもしれない。(市長)
 観光という面では、もみじ谷もある。今は点の形になっており、つなげるためにどうすればいいかを観光交流課でも検討はしている。茶業振興センターは広い駐車場もあり、そこを拠点にして、例えば歩いてもらう方向をどうするのか、歩いてもらうにしても何もないところを歩いてもらうのではなく、目指す目標を何点かつくる必要もある。鈴鹿インターの話があったが、椿神社という大きな要素があり、それをどうやって引っ張ってこようという流れも含めて、本市の西側の動きを考えている。具体的なところまでは行っていないが、流れができれば、流れをうまく使うことを考えないと愚策に終わってしまうため、どういう形が良いかを含めて検討している。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:先日の市議会産業生活委員会で、こにゅうどうくんのゆるキャラ(R)グランプリに関する市の取り組みについて、シティプロモーションの観点から追加資料として出された。熱心に市の職員が取り組まれたという結果が明らかになったが、東京事務所が大変頑張っている数字を見られて、改めて市長のコメントをいただきたい。
回答:東京事務所の200票は、職員には一生懸命、協力いただいたが、職員が全てではなく、家族や関係者、特に東京は本市にゆかりがある人とおつき合いの関係もあり、それら皆さんに協力いただいた分も入っている。少ない人数で、一人で何十票、何百票入れた印象として捉えられたのかもしれないが、そういうことではない。それは東京事務所だけではなく、さまざまな部署についても同じことが言えると思っている。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:職場に配られたIDを使って、例えば職員の家族や知り合いの人もそのIDを使って投票されるケースもあったということか。
回答:そのように聞いている。(渡辺シティプロモーション部長)
 逆に言うと、配っていないIDで投票している数が入っている。独自で作られたものも入っているということで、1人何票という表現は正しくない表現である。(市長)
質問:市は、東京事務所で、そういったおつき合いのある人が熱心に投票されていたことは把握されているのか。
回答:具体的にAさん、Bさんといった話までは聞いていない。(渡辺シティプロモーション部長)
 一生懸命頑張ってもらったと思っている。東京事務所の職員は、知人や家族と一緒に、こにゅうどうくんを応援していこうと声掛けをしてくれた。これは、シティプロモーションにとって効果があったことと思っている。(市長)
質問:豊田議員からの「組織的に投票したのか」という質問に、担当課としては「そのとおりです」というような答えをしていたが、組織的に投票したと感じているのか。
回答:組織的の定義は何であるのか分からない。市役所として、こにゅうどうくんを応援していこうというのが組織的であると捉えるのであれば組織的なのかもしれないが、個人のレベルと言えば個人のレベルでもある。市役所一丸となって取り組んだことではある。(市長)
 市役所の中で、職員が率先して頑張って、市のマスコットキャラクターであるこにゅうどうくんに協力いただいた部分を組織的と言われれば組織的という話をさせていただいたと理解している。(渡辺シティプロモーション部長)
 市民を巻き込んだ、市全体が組織だったということである。(市長)
質問:11月の記者会見では、「市が作って配っているのではないか」と伺ったときに「企業に言われれば」と答えていたが、結局、市で作って職員に配った事実が明らかになっており、あのときの発言はどのように思われるのか。
回答:「配る」ということは強制とも捉えられる言葉だと思うが、あくまでも協力いただいた中での対応と考えている。「渡す」という行為については、ご指摘のとおりかもしれないが、「渡す」ことが上から下へ命令的なことは一切ないという認識でいる。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:以前、企業に言われれば配っているという言い方をして、どうして市職員にも配っていると認めなかったのか。
回答:「配る」というニュアンスではない。(市長)
質問:委員会へ提出した資料は、明らかに1人5票を各部署に配っている表であったのではないか。
回答:5票渡すから何とかしてほしいということではなく、所属長が集まって話した中で、協力いただけるとのことで渡した。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:その後の表も掛ける5になっているのではないか。
回答:時期が夏と秋で異なるだけで同じことである。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:当時は、職員へIDを配っていないのかという質問に対して認めなかった。なぜ認めなかったのか。
回答:強制で配ることはしていない。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:当時の質問に「強制」という言葉はないが、その点はいかがか。
回答:そのように感じたということである。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:勝手に感じて、認めなかったということか。
回答:配って職員に投票させていることはない。(渡辺シティプロモーション部長)
質問:市長が当時、認めなかった理由は何か。職員がしていたことを知らなかったとも発言されていたが、表のことを本当に知らなかったのか。
回答:部署ごとに何票を投票しているかという資料のことは知っている。それは配ったという資料ではない。(市長)
質問:実際は部署の担当者に配っているのではないか。
回答:「渡す」という意味では、そうである。(渡辺シティプロモーション部長)
 現場の要請もあって、強制的にさせたわけではない。(市長)
質問:「強制的」という言葉は一言も使っていない。配った事実があるのかという質問に関して認めなかったのはどうしてかと尋ねているだけである。
回答:そのときにどのように回答したのかわからない。基本的に要請に応じて配ったという表現を使っているのではないか。(市長)
質問:当時は配ったとは言ってない。
回答:もっと投票したいという人がいたときに、渡したという表現ではないか。市民であろうと企業であろうと、そのように答えている。(市長)
質問:市の職員に関しては一言も言っていない。
回答:それは違う。(市長)
質問:ホームページを一度見て確認してほしい。
回答:再度確認していただきたい。(市長)

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