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こにゅうどうくん

令和2年1月27日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15861-3294-9880 更新日:2020年 1月 27日

市長定例記者会見

日時

令和2年1月27日(月曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、CTY、中日新聞、毎日新聞、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、佐藤政策推進部長、小田都市整備部市営住宅課長、
土井都市整備部都市計画課副参事・公共交通推進室長、長谷川スポーツ・国体推進部国体推進課長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか

 

発表事項1.郊外大型商業施設におけるバス乗り継ぎ拠点の整備について

市長:1つ目は、郊外大型商業施設におけるバス乗り継ぎ拠点の整備ということである。四日市では持続可能なバスネットワークの構築に向けてさまざまな取り組みや、関係各位との調整を行っているわけだが、その大きな軸となる基幹バスの乗り継ぎ拠点を市内の各要所に配置していきながら、そこを中心としたネットワークを作っていきたいと思っている。その第一弾として、昨年の11月16日にリニューアルオープンされた「イオンタウン四日市泊」の敷地内にバス停留所を移設し、2月1日から路線バスの乗り入れを開始するということである。敷地はイオンに無償でお貸りし、このバス停のシェルターを本市が準備する。そして、三重交通にはバスを乗り入れてもらう、という乗り継ぎ拠点について3者の力を合わせたものになっている。2月1日からスタートするわけだが、まずは3路線が乗り入れることになる。3路線は四日市平田線、長沢線、磯津高花平線。敷地外にあったバス停には、四日市平田線、長沢線は立ち寄っていたが、磯津高花平線は立ち寄ってなかった。今回、イオンの敷地に設けるということで、ルートを変更して乗り入れてもらうことになった。2月1日からで、まず午前7時29分に平田四日市線が入ってくるところからスタートする。第一弾ということで、バス乗り継ぎ拠点を各エリアに設けていきながら、今までは全て近鉄四日市駅に集中していたアクセスを少し分散化し、地域にしっかりとしたネットワークを敷いていくことを、これからやっていきたいと思っている。

 

質疑応答

質問:ショッピングセンターの敷地内にバス停留所を設けているところというのは、泊が初めてか。確か、尾平も中に入っていたのでは。
回答:尾平は道路上。(都市計画課)
質問:ネットワーク化の第一弾と市長が言うのは、ここから、というイメージか。
回答:そうである。バスのシェルターというものを整備して、快適に待っていただきやすい整備をするのが今回の第一弾となる。(都市計画課)
市長:これまでは、尾平のイオンの前にバス停はあったわけだが、バス停ではなくてターミナル的な、シェルターや拠点という位置付けである。あそこは2路線ある。とにかく、このイオン泊店を拠点に新しい取り組みもできないかと。例えば、まだ具体化はしてないが、小型バスか何かを走らせて、エリアをきめ細かく回るような拠点にもしていきたい。
質問:移設前のバス停はどこにあったのか。
回答:移設前は、国道1号沿いに泊町北というバス停があった。そちらのバス停をイオンの敷地の中へ移設させていただく。(都市計画課)
質問:ただ、単にバス停の位置を変えるだけでなく、乗り換えの拠点としていきたいという考え方か。
市長:乗りかえできるバス停は結構あるが、今回はシェルターを設けて、例えば、長い時間座って待てるようにする。意図的に乗り継ぎも促していく拠点の第一弾として整備をしていくわけである。
質問:何と読むのか。
市長:高花平(たかはなだいら)線。
質問:少なくとも、これまではここには停まってなく、新たに乗り入れるということか。
回答:そうである。(都市計画課)
質問:そうすると、この線で来た人が、例えば四日市平田線に乗り換えるといった利用形態が可能になるのか。
回答:可能になる。(都市計画課)
質問:今後、乗り換え拠点とする意図があるとすると、さらに乗り入れるバス路線を増やす計画はあるのか。
回答:2月1日からはこの3路線を予定している。長沢線については、今後、三重交通と来年度からバス車両を小型化して輸送の効率化を図る取り組みをやっていこうと考えている。(都市計画課)
質問:小型化すると、どういう効率化が期待できるか。
回答:まず、四日市市のバス路線の現状として、中心市街地から放射状にバス路線が延びている。どうしても距離が長くなると輸送効率が悪くなるというところがあり、基幹的な路線、中心部から郊外部に関しては支線的な形を取って、少しでも効率的にバス輸送を補っていこうと考えている。ですので、車両を小型化することに伴ってコストを効率化し、輸送人数に見合うような車両に変えて、という意味でも効率化はしていきたいと考えている。(都市計画課)
市長:これから公共交通が厳しくなってくる時代で、やはり近鉄四日市駅やJR四日市駅を中心とした放射線状の路線網をある意味見直していく時期がくる。一元的ではなくて各地域に拠点というものを意図的に作っていき、そこを中心に、地域に根差した細やかなネットワークを構築していきたいというのが、大きな流れの中にある。その第一弾で、まず泊でやってみようというところである。
 

 

発表事項2.高齢者の安心を支える活動づくりに関する協定式の実施について

市長:2つ目は、高齢者の安心を支える活動づくりに関する協定式の実施である。東海エリアで初めての事象なので、少し掘り下げて説明をさせていただきたい。今回の共通点は、市営住宅を使って高齢者の安心を支える活動づくりに積極的に取り組んでいくということである。市営住宅は高齢化が進んでおり、自治体活動や地域の交流活動が少し停滞気味な状況である。それをどう打破していくのかというのが大きな課題で、2つの視点から切り込もうと、今回は、あさけが丘市営住宅と坂部が丘市営住宅の2つについて、2種類の新しい取り組みをしていくものである。まず、あさけが丘市営住宅について、協定式への出席者は四日市大学、四日市市自治会連合会、あさけが丘三丁目自治会、四日市市というところである。基本的に市営住宅は学生の入居を前提にしていない。そういった中で、あさけが丘の市営住宅へ学生に入居してもらおうという取り組みである。公営住宅への学生入居は中部4県の東海地方で初ということである。まず、空き住戸の2戸にそれぞれ1名ずつ、2人に入っていただく。市営住宅は、高齢化になってくると1階は人気があるものの、高層階はエレベーターもない住宅で敬遠されがちなので、若者に住んでもらおうと。自治会にも加入してもらうことになり、活動にも若い世代が入ってくる。見守り活動や災害時の共助活動も若者の力を借りながら行っていくという初めての試みである。四日市大学がこの協定に入ってもらっている。さらにおもしろい取り組みとして、学生が入居したい室内にしないといけないので、無印良品に学生が入る住戸の内装を設計してもらうことになる。そして、地元のフォレストオオモリさんに指導していただきながら、内装の一部を地域の方と学生が協力してDIYし、若者に好まれる部屋を自らで作り、地域の方と力を合わせていく。そして、自治会活動を円滑にしていきながら、高齢者の方の見守りも含めてやっていくということである。これは東海地方初の取り組みである。今年の4月1日から、学生が入居する予定。2月下旬ごろに学生と地域住民による入居住戸のDIYを行うので、現場でも取材していただければありがたいと思っている。もうひとつは、坂部が丘の市営住宅になる。こちらも高齢化率が高まっており、坂部が丘4丁目は高齢化率が75%に迫るという、超高齢化のまちとなっている。その坂部が丘の市営住宅に、今回は四日市市の社会福祉協議会の地域拠点を置いてもらうことになった。高齢住宅における社会福祉協議会との協働というのは、東海地方で初めてとなる。社会福祉協議会に市営住宅に入ってもらうことにより、さまざまな福祉面でのサービスを身近に提供できるようになるということである。例えば、交流活動を行ってもらうことによって、引きこもりや孤独死の防止、また、日常への対策にも寄与する。そして、身近に福祉相談も実施することができ、専門的な福祉サービスにつなげる可能性がある。地域包括支援センターや在宅介護支援センター、四日市独自の仕組みもあるが、協力企業やNPOなどと高齢者に寄り添うイベントも身近で実施することができるということで、市営住宅入居者の方にとって、手厚いサービスを受ける機会を創出できる。こういった中、坂部が丘市営住宅団地の協定は社会福祉協議会と四日市市自治会連合会、坂部が丘4丁目自治会と四日市市の四者協定になる。スケジュールは来年度の4月1日から。地域の交流拠点を社会福祉協議会が市営住宅の空き部屋に設けてもらい開所、という運びになってくる。いずれも東海エリアでは初めての取り組みで、どの自治体でも市営住宅での高齢化対策は頭を悩ませているので、これが一つのきっかけになって、大きな波を作れたらと思い、頑張っていこうとしている。ちなみに協定式は13日の午前9時30分からということになる。

 

質疑応答

質問:それぞれの団地の概要、何棟あって、入居者の戸数などを教えてほしい。
回答:平成31年4月1日現在の数字で、あさけが丘団地は管理戸数が267戸ある。入居戸数、実際契約中の部屋が206戸となっている。これに対し、坂部が丘団地は管理戸数が394戸、入居戸数が323となっている。(市営住宅課)
質問:団地タイプでアパートの大きいようなものか。
回答:1階建て、2階建てという建物もあるし、4階建て程度の建物もある。(市営住宅課)
質問:1階建て、2階建てというのは戸建てか。
回答:長屋建てである。(市営住宅課)
質問:それぞれ何棟ずつあるか。
回答:あさけが丘団地は、いわゆる2階建てが61戸。平屋タイプの長屋が98戸。マンションタイプ、いわゆる高層階の4階建てのタイプが108戸。これに対し、坂部が丘団地は2階建ての長屋タイプの部屋が96戸、平屋タイプの長屋が106戸。高層階マンションタイプが192戸ある。(市営住宅課)
質問:坂部のマンションタイプは、一緒で4階タイプか。
回答:そうである。あさけが丘団地は学生にご入居いただけるタイプで、星型の住宅になった一風変わった住宅である。星形で下に3部屋あり、星みたいな形で配列されている。それが4階建てになっているという形である。(市営住宅課)
市長:長方形じゃないということ。
回答:真ん中に階段があり、それを囲むような形で住戸が3つ連結されているような4階建てで出っ張った形になっている。(市営住宅課)
質問:ワンフロアに3戸あり、それが4つ積み重なっているという感じか。
回答:星型住宅というふうに言われてきたものである。上から見ると、それに近いような形に見えるということだと思う。(市営住宅課)
質問:世界遺産ですね。
市長:貴重な建物と。登録しているところもある。
質問:市営住宅は学生の入居を前提としていない、と言いましたが、要するに、学生は入れない規定になっているのか。
回答:そういったことではないが、基本的には世帯向けというのがある。単身でもご入居いただけるが基本的には成人となる。一人でお申し込みの場合は成人ということになり、学生さんの年齢によってはお申し込みをいただけないことがある。(市営住宅課)
質問:今回は、18歳、19歳でも申し込める。
回答:今回は公営住宅としてご提供させていただくのではなく、国に了解を取り、目的外使用という形で学生の入居を実現させていただくことを考えている。(市営住宅課)
質問:公営住宅の目的外使用、どういう手続が必要か。
回答:国に、こういったことで使いますので目的から外してくださいとお願いをさせていただき、了解をいただくという形になっている。(市営住宅課)
質問:そうすると、成人向けの規定には外れるということか。
回答:基本的に、本来の入居要件ほかにもいろいろある。例えば、所得要件、過去に未納がないとか、いろんな要件がある。普通、一般の市営住宅だと過去に市営住宅に入っていて家賃の未納があったりすると入れないとか、いろんな制約があるが、あくまで目的外使用で条件にかかわらずお入りいただくことができる。(市営住宅課)
質問:学生さんは家賃を払うのか。
回答:基本的には、市営住宅は実は応能応益家賃と言って、「能」のほうは実は所得、収入をあらわしていて、「益」のほうは建物も例えば広いとか新しい古いとか、そういったものが反映されて家賃が決まるという制度になっている。今回お借りいただくあさけが丘の中の一番低いランクの家賃で学生さんにはご入居いただきたいというふうに考えている。(市営住宅課)
質問:具体的に幾らかわかるんですか。
回答:1万円弱。(市営住宅課)
質問:間取りは。
回答:あさけが丘は2DKになる。(市営住宅課)
質問:この人たちは、ここに住むわけか。
回答:そうである。自治会にもお入りいただくということで。(市営住宅課)
質問:4月1日から学生の入居で。
回答:はい。(市営住宅課)
質問:ほぼ99%。絶対に。
回答:今回、こうやって学生さんがお入りいただくに当たり、四日市大学と連携しながら進めさせていただいている。四日市大学副学長の鬼頭教授を中心に、学生が災害支援や地域防災にかかわるボランティアをしており、特に東北や熊本に定例的に活動に行っている。そのゼミで活動されている中の方から2名、鬼頭教授のご推薦をいただいた。今回は、3年生二人に入居いただく。今年の4月1日で3年生で、今のところ2年間のご入居を考えている。(市営住宅課)
質問:自治会に加入するということは、自治会費の負担はどうなるのか。
回答:基本的には、自治会の会員で負担が伴うと考えている。(市営住宅課)
質問:学生さんが負担するということか。
回答:はい。(市営住宅課)
質問:ルームシェア禁止ですね。
回答:現時点では、ちょっと考えていない。(市営住宅課)
質問:ちなみに自治会費は幾らか。学生さんですと、親御さんが払うのかもしれないけど、バイトで結構忙しかったりして貴重なお金だったという記憶が私もある。
回答:500円ぐらいだと聞いている。共同住宅で本来の自治会費の部分と、共益費的なものも含んでいると思い、ご負担いただくことになろうかと思う。(市営住宅課)
質問:あさけが丘のほうは築何年ぐらい。それぞれ棟によって違うような気もするが。
回答:昭和42年。(市営住宅課)
質問:昭和42年に完成。昭和42年の建物に入る。
回答:4階部分にご入居いただく。(市営住宅課)
質問:あさけが丘と四日市大学の距離感は。
回答:市営住宅の中では、一番近い距離かと思う。(市営住宅課)
質問:自転車で何分とか、車で何分とか。
回答:自転車で頑張ると、15分ぐらい。(市営住宅課)
質問:あさけが丘のほうは、高齢化率は分かるか。
回答:およそ40%程度となっている。大体、これが市内の市営住宅のほぼ平均ぐらいということなっている。(市営住宅課)
質問:市営住宅の高齢化率か。
回答:市営住宅の団地の高齢化率ということである。(市営住宅課)
質問:高齢化率というのは人口割合ですか。
回答:人口割合、65歳以上の方の割合ということになっている。(市営住宅課)
質問:このシステムの継続性は。当面2人ということで、入居枠は今後どうなってくるのか。
回答:まずはお二人入っていただいて、どういう展開になるかは、想定できる部分とできない部分があろうかと思う。ある程度検証しながらうまくいけば。ただ、これはあくまで補助的なお話しで、際限なく入れていくということではなく、ある程度数を区切りながら入れていきたいと考えている。(市営住宅課)
質問:具体的に自治体活動、見守り活動、災害時の共助活動というのは、どんなような活動を想定されているか。
回答:自治会に関しては、通常、どこの自治会にご加入いただいても、周辺の草取りをするなど環境美化をされるところが多いと思うので、そういったことをしていただく。見守りに関しては、特にご入居いただいた棟を中心に、ある程度声掛けか何かをしていただけたらと、想定している。(市営住宅課)
質問:入った棟を中心に。それと災害時の共助活動。
回答:高齢化率が40%ほどになっているので、四日市大学が若い力を活かすことに取り組んでいることから、入っていただいた学生さんも含め、四日市大学にもある程度ご協力いただけるのではないかと、現時点では考えている。(市営住宅課)
質問:これは災害時ということで、災害が起きた後のということか。
回答:そうである。(市営住宅課)
質問:災害が起きる前の備えに対しては。
回答:それは訓練的なお話という意味合いか。(市営住宅課)
質問:訓練やもっと小さい段階から。
回答:詳細な活動内容はこれから詰めていく。ただ、3本柱の活動として挙げさせてもらった。こっちにもそれを含むが、これから学生に自治会に入ってもらい、若い力でどんなことができるかということを、地域の自治会に投げかけてもらい、新しい地域活動を起こしていきたい思いがある。その3本柱はベースとしてやっていきながら、プラスアルファとして若い力を入れて、地域の活性化を図りたいと考えている。(市営住宅課)
質問:バーベキューパーティーとか。
回答:そういった提案をいただいている。既に学生からクリスマスパーティーや流しそうめん、餅つき、羽子板などのイベントをやりたいという思いは受け付けており、これを精査して地域の方々とともに地域づくりを行いたい。(市営住宅課)
質問:東海地方の中部4県で初ということだが、全国的にほかの地域ではまだということか。
回答:そこまでの調査ができていない。学生入居はURが結構積極的に取り組んではいるが、公営住宅はある程度縛りがある中での話で、東海地方で初ということで一応確認を取っている。(市営住宅課)
質問:フォレストオオモリの業種は何か。
回答:建築業。(市営住宅課)
質問:四日市市内の会社か。
回答:あさけが丘にほど近いところで開業している地元業者。自社でも、建築業だけではなく、さまざまな講座などで地域貢献をなさっていると伺っている。(市営住宅課)
質問:URでは積極的にやっているということは聞いているが、住宅で初というのは、先ほどの目的外使用の許認可とかが難しかったので、市営住宅や県営住宅はできなかったのか。
回答:そこまで具体的に確認は取っていないが、もともと市営住宅そのものは住宅困窮者にお入りいただく所である。高齢化が進んでいく中でなかなか上層階にご入居いただきにくい状況になっており、そういった中でこういう取り組みを私どもが考えたということである。(市営住宅課)
質問:ここにエレベーターはないのか。
回答:ない。(市営住宅課)
質問:市営住宅や県営住宅が高齢化に伴って縮小し、空いた所を閉鎖して建て替え住宅にするとか、新しい住民の入れ替えが多いのだが、ある程度、現状の高齢化の生活を維持しながら、そこに若い人たちに入ってもらう。で、維持していくという形か。
市長:困窮者のための住宅提供ですから、高齢福祉にまでは及んでない。本市もそうだが、部局がまたがるので、連携が行政的にしづらいところを、今回、市営住宅と高齢福祉と自治会もあれば市民文化部も、さまざまな部局で横断的に取り組んでやろうと思った。そこだと思う。目的外使用申請がそれほどハードル高いわけではない。
質問:坂部が丘のほうは、坂部が丘4丁目の高齢化率は75%で、ここの団地の高齢化率とはまた違うのか。
回答:坂部が丘は3丁目にも市営住宅があり、4丁目は基本的に平屋と2階建ての建物になりますけれども、両方合わせると約60%。(市営住宅課)
質問:全体で60%。
回答:はい。特に、1階建てと2階建ての建物が集中している4丁目のほうは、特に高齢化率が進んでいる形になっている。(市営住宅課)
質問:社会福祉協議会の職員が常駐することはあるのか。
回答:常駐まではなかなかできないが、社会福祉協議会で地域をコーディネートしている方がおみえになり、そういった方にある程度、定期的にお入りいただく。当然、私どもの職員も出向かせていただくことを考えている。(市営住宅課)
質問:コーディネートする人とは何か。
回答:生活支援コーディネーターという方がいらっしゃる。(市営住宅課)
質問:市営住宅の空き住戸活用は1階の建物、2階の建物か。
回答:これは1階平屋建ての建物。(市営住宅課)
質問:これもリフォームされるのか。
回答:こちらは既にリフォーム済みのもので、リフォームしたものをそのままの状態でお使いいただく。(市営住宅課)
質問:すると、こちらのほうも目的外使用という形で1室を使用する形になるのか。
回答:そうである。(市営住宅課)
質問:サロン的なイメージということ。
回答:サロンにもう少し付加価値のあるイメージで進めたいと考えている。(市営住宅課)
質問:集会所はあるか。
回答:集会所自体もある。(市営住宅課)
質問:その違いは何か。
回答:あくまで、集会所は本来、その地域の方の寄り合い所だと思うが、こちらは交流の拠点ということで、なるべく皆さんに足を運んでいただけるような拠点を目指していきたい。(市営住宅課)
質問:福祉相談実施ということで、入居者以外にも、もちろん開かれているのか。
回答:そういったところは、今後、地元とも調整をしながら、市営住宅を中心として、当然周辺も巻き込んだ形でできればいいと思っている。現時点でどこまでできるかというところが、まだ不透明である。(市営住宅課)
質問:ふだんから足を運べるものを目指すということになると、コーディネーターが来ない日でも、住民が使えるというような感じか。
回答:地域住民が主体となった交流拠点ということで、例えば、社会福祉協議会や市営住宅などの行政的な方がいなくても、地域の方も当然ご利用いただけるよう、どういった形で進めていくのがいいのか、地域の方とご相談しながら考えていきたい。(市営住宅課)
質問:コーディネーターがいない日でも使えるような形態を目指す。
回答:そうである。(市営住宅課)
質問:将棋盤が置いてあるとか。
回答:そういうのも含めて。(市営住宅課)
質問:社協との協働という形になるんですね。あくまでも協働というのは初めてということで、住民主体だと、集会所と結局位置付け的には変わらない気がする。社協との連携の部分がどの程度か、が今回のみそですね。あくまでも、平均化してほかの集会所と同じような形を目指すようなのとは違うわけか。
回答:当然、社協は福祉的分野が強いわけで、現時点でそういった人が集まるということが超高齢化になって難しい現状がある中、そこへ出てきていただくというのが、第一段階かと思われる。それに関して、地域支援のコーディネーターのお力添えをいただきながら、どういう形でそこへ足を向けていただくのがいいのか、来ていただけたら、その中でいろいろな相談を受けることも可能であるし、地元の在宅介護支援センターや地域包括支援センターにもある程度かかわっていただきながら進めていこうと思っている。福祉サービスにもつなげていけることも考えている。(市営住宅課)
質問:空き住戸の家賃負担はどこが負うのか。
回答:今回は公共の福祉的な意味合いが強く、社協へは無償でご提供するという形を考えている。(市営住宅課)
 

 

発表事項3.市長のカナダ訪問について

市長:3つ目の項目となります。1月28日から2月1日までの間、私自身がカナダに訪問するというところである。東京オリンピックの事前キャンプ地として、カナダの体操チームが現在中央緑地で建設中の総合体育館でキャンプを開いていただくという予定となっている。平成28年10月に、カナダの体操協会と協定を結んだわけだが、キャンプが実施されるということで、実際に私自身も訪問をさせてもらい、カナダの体操チームが世界選手権大会の出場権を獲得したことも踏まえて、事前キャンプの実施内容、詳細な部分を詰めていきたい。かねてから議会からも言われている、オリンピック後の交流についても話をしていきたいと思っている。協定を新たに締結して、今後の取り組みに生かしていくというところである。訪問先は、カナダの体操協会。事前キャンプの実施に関する協議と、オリンピック後の交流に関する協議、例えば体操関係者の相互の派遣や、市民とカナダ体操チームの交流継続を考えている。また、在カナダ日本国大使館も訪れ、事前キャンプ、ホストタウン実施に向けた意見交換もさせてもらう。四日市の総合体育館と同じような体育館をお持ちである近隣のガティノー市を訪れる。バレーボールのナショナルチームの拠点だと聞いており、カナダの体操競技のオリンピックの選考大会がここで開かれるということで、さまざまな意見交換も実施したいと思っている。7月の事前キャンプなので、迫ってきている。大きな盛り上がりを見せていけるように頑張って準備を整えている状況である。

 

補足説明

国体推進課:補足として、カナダのオリンピックの出場権は、女子の体操が団体で出場権を獲得している。体操の男子は1名が個人の出場権を得ている。あと、トランポリンで女子1名獲得したということである。

 

質疑応答

質問:今の五輪の出場決定は、今後増えるのではなくて、これで最終決定か。
回答:まだ最終的に体操競技の個人に関しては、5月から6月にかけてワールドカップなどのポイントを獲得でき、増える可能性がある。(国体推進課)
質問:男子体操の団体は、残念ながら。
市長:団体は残念ながら。
質問:事前キャンプの実施日は、ある程度決まっていたのか。
市長:あくまで予定なので、今のところ、7月15日に来日されるとお聞きしているが、その辺の細かい日程も現地で調整させていただきたいと。事前キャンプの締結の中で、事前キャンプに来えいただいたときに、四日市市民との交流に協力していただく項目が入っており、実際の交流内容についても現地で市長とカナダ大使館のCEOと直接お話をしていただこうと思っている。
質問:四日市の使用施設というのはまだ決まってないのか。
市長:決まっている。建設中の四日市総合体育館。
質問:7月15日来日というのは、イコール四日市にということでいいか。
市長:四日市に直接来ていただけると思っている。ただ、今のところ女子の団体と男子の体操1名の方が決まっておりますが、これから増える可能性もある。トランポリンの日程がずれてオリンピック自身が体操、トランポリン、新体操という順番で3種目行われて、新体操の団体もまだ決まっておらず、個人もまだ可能性があるということで、来日される人数がまだ確定していない。フライトのスケジュールもまだ正式にはお聞きしていないので、その辺もお聞きしてこようと思っている。第一陣が7月15日の予定ということ。

 

発表事項4.市制施行123周年記念事業「市民企画イベント補助事業」の募集

市長:本市は今年、8月に市制施行123周年を迎えるわけである。特別切れのいい数字ではないが、1・2・3四日市ということで、四日市にとっては123周年というのは特別な年であるというふうに認識をしている。123周年を盛り上げていこうという取り組みを来年度中心に幾つかしていくわけだが、その中の一つとして、市民企画イベントに対する補助事業を行う。実は、これまでも111周年であるとか、120周年の際に、この市民企画イベントの補助事業を行ってまいりました。市民が企画するものに対して、123周年を契機に四日市を盛り上げていこうとか、四日市ファンを増やすもの、四日市で頑張る人をさらに増やしていこうというコンセプトに沿ったイベントに対して、補助対象経費の3分の2、上限100万円までを補助していく取り組みである。今回、債務負担行為での予算枠を3,300万円と予定をしている。120周年の際には3,000万円の予算だったが、11月末で締め切られるほど申し込みが殺到した。今回、2月3日から対象事業の募集を行っていく。想定は来年の1月29日というところで、ほぼ1年、予算が尽き次第締め切らせていただくことになる。市民も大変注目されている事業で、メディアから発信していただき、多くの市民企画イベントが生まれることを望んでいる。希望される方は事前に政策推進課にご相談いただければ、さまざまな要件等詳しく説明させていただく。

 

質疑応答

質問:予定金額は、来年度予算になるのか。金額はざっくりと説明できるか。
市長:実は、12月の議会で債務負担として予め取っているのが3,300万。
質問:先ほど120年のときは3,000万と言ったが。1割増しというか増税分。
市長:盛況だったので1割は増やそうと。
質問:120年のときは11月で締めたということだが、起点は何月から募集したか。
回答:それは4月以降だった。4月早々から事業をやりたい人が間に合わないということで、対応するために昨年度12月議会で債務負担行為を設定していただき、年度前から募集できる状態にした。(政策推進部)
市長:前回は、募集も含めて4月1日スタートだった。
質問:どんな事業が対象なのかイメージがわかない。120年のときに対象になった事業、例を紹介していただけるか。
回答:120年の時に56件申請をいただいた。そのときは冊子みたいな活動結果報告を作らせていただいた。例えば、「よんてつ」という徹夜の盆踊りをドームでやっていただき、今も続いている。市民の皆さんに元気いっぱいに何かやっていただくような、四日市以外の人に来ていただける機会を作っていただくのが一番うれしいと思う。(政策推進部)
質問:何かあと一つぐらい。
回答:ほかにも、たくさんある。(政策推進部)
市長:伊坂ダムを1周ハンカチで全部つないだのは面白かった。
回答:絆「ドリームリング」八郷フェスタin伊坂ダム。(政策推進部)
市長:既存のイベントでも、特別にする部分については対象になる。
質問:市としてのイベントは、前回、120周年のときは8月に式典をされていたが、予定というのはあるか。
回答:今回の場合は、式典までは考えていない。例えば、B1グランプリ、ハーフマラソン、そういった事業は一つの記念事業としてやっていこうかと。(政策推進部)
質問:冠をつけられるということか。
回答:はい。(政策推進部)
質問:それは8月周りに限定されるという形じゃなく、年度内に。
回答:そうである。(政策推進部)

 

その他

質問:図書館の位置を絞られたということで、市長として改めて、あの場で公式の発言がなかったのでコメントをいただけたら。
市長:前回の議員説明会では、市として、新しい図書館をどこに持ってくるべきかという意思決定をさせていただきました。それが今の近鉄四日市駅直結のスターアイランドの跡地を建てかえた形での案ということである。今まで、新しい図書館についてはさまざまな議論がなされ、立地場所についても幾つか変遷があった。今回、最終決定としてあの場所を新図書館の候補地として交渉していくことを決めた。今から近鉄としっかりとした交渉を進めていきたい。ただ、先方ありきの話なので、どういうふうになっていくか分かりません。まちづくりにとってすばらしい場所だということで、何とかあそこで決めていけるように頑張っていきたいと思っている。
質問:ゼロベースで、近鉄とこれからの話という形になるのか。
市長:正式な協議はこれからスタートしていく。案を作るまでにはコミュニケーションを取らせてもらっていたので、近鉄も寝耳に水の話ではなく、分かっていらっしゃると思う。それを正式に、これからテーブルに付くということである。
質問:発表した内容もある程度、容積率から考えて30階程度とか高さ100メートルとかいろいろあって、かない具体的な数字も出されていたので、そこら辺は今、市長が言われたようなコミュニケーションの中から出てきたことなんでしょうか。
市長:あの案はうちがつくった案なので、ある意味、近鉄の意向は全く入ってない。それがもどかしいところだったんですけども、我々の案としてああいうふうに出させてもらいましたし、ああいう案を出したのは近鉄四日市駅直結だとあそこまでの投資はしてほしいという私どもの期待もありますし、できるんじゃないか、やっていただけるんじゃないかという思いもありまして、ああいった案を描かせてもらいました。あの案について近鉄がどう言っているのかというのは、まだまだこれからの話ですけれども、できればああいう形のランドマーク的なものができたらいいなと私は思っています。
質問:市側があのような案をつくったということは、近鉄はもちろん知っているのですか。
市長:もちろんです。
質問:それで、うちとしてはこの規模のランドマーク的なものをつくりたいという近鉄を刺激しているという感じなんですか。
市長:もちろん、あのスターアイランドが閉じられるわけで、あの跡地というか跡活用については、市としても中心市街地の活性化を考える中で非常に重要な場所ですので、民間で運営されている施設といえども、市としてもできるかぎりリクエストというか要望は投げかけていきたいというのは基本的なスタンスとしてあります。そして今回、そういった中で図書館があそこが最もいいという我々の結論になったので、図書館を設けていきたいと思っていますし、できることならああいう形の施設にしていただければありがたいですねという、ある意味、市からのメッセージです。市民の方へのメッセージと近鉄へのメッセージをあの図には込めていると。ただ、まだ先方のリアクションはこれからだというところです。
質問:わかりやすい説明でした。
市長:ただ、無鉄砲に描いているわけではないので、近鉄も良いも悪いも言われていませんけれども、事前にああいったものを出していくということは了承を得ていますので、そこはいろいろそういうふうに捉えていただければと思いますけれども。
質問:先般の議員への説明会では、議員のほうからは何でJRじゃないんだとか、これは海のものとも山のものともわからなくて、今後どうなるかわからんということの趣旨をご発言される議員もいましたけど、ああいった議員側の受けとめについては市長は。
市長:確かに、本当はあの議員説明会の中である程度近鉄との合意も含めた形を出していきたいというのを当初思っていましたから、恐らく議員もそのレベルのものが出てくるんだろうと予想していたと思います。そういった中で、我々の案のレベルのものしか出せなかったというのは、私としてもある意味、じくじたる思いもありましたし、そういった期待がある中であのレベルの説明しかされなかった議員においては、ああいった意見が出るのも仕方がないと思う。ただ、先方ありきの交渉ですので私どもだけのスケジュール感で進めていけないという事情がありますので、その辺はご理解いただきたいというところです。
質問:今、スケジュール感の話が出ましたが、今後の近鉄との協議交渉のスケジュール感というのは、市長はどんなふうに描いていますか。
市長:もちろん、あの図案を議員説明会で出して、市としての意向というふうに示したわけですから、あれを持って、これで近鉄に一緒にやっていただけませんかというのはもうぶつけていきたいと思っています。それを正式に提案していくという段階に早急に入っていくんだろうと思っています。
質問:年度内か。
市長:できる限り早い段階でテーブルにはつきたい。早く固めたいというのは私の思いですから。ただ、拙速なやりとりはしてはいけないと思いますけれども、しかるべき手続きは早急にとっていきたいとは思っています。
質問:早急とは年度内と受けとめていいですか。
市長:いや、もう、近鉄との協議というのは我々は準備を整えているわけですから、協議をお願いしますという打診は今でもやっているのかな。
回答:やっています。(政策推進部)
市長:だから、近々持っていただけることになると思います。年度内というか早くです。
質問:明日にも。
市長:明日にできるなら明日にでもですけど、近いうちのその場は設けられると期待をしています。
質問:今日の段階で、最近、名古屋駅のところで名鉄と近鉄も絡んだいろいろな巨大プロジェクトが動き出すような気配が出てきているんですけども、その辺の感触というのはおつかみだったのでしょうか。
市長:報道ベースでは、そういった大きな開発があるというのは承知していましたけれども、それとこれとどういうふうに関係してくるのかというのは全然私どもは想定はしていなかったので、名古屋は名古屋、四日市は四日市という形で担当者とも話をしておりましたので、これからもし近鉄が協議に乗ってこられるようなことになるとすれば、大きな話になってきますので、その辺との兼ね合いも出てくるかもしれませんけれども、それは先方の都合なので我々はまだそこまで及んでいないというところです。
質問:近鉄サイドの感触としては全くまだということだったからですね、この発表段階においては。
市長:そうですね。ただ、ああいう内容を市の意見として、意向として公表していくことに対しては了解をもらっていますので、全く箸にも棒にもかからんような話ではないと私は思っていますけど。
質問:いつもはてきぱきとお答えになられる市長なのに、全然話されなかったのでどうしたのかなと思ったんですけど。
市長:市の意向だけですので、固めましたとしか言いようがないので、正直、成果物としては、そんなに皆さんのご期待に応えられるようなものではなかったというのが、私どももそういう思いがありました。胸をはって決めましたというのもどうなのかなと思いまして。今度はある程度、先方の意向も踏まえた上でお伝えできればとは思っています。確かに、我々が当初想定していたものの内容のレベルの議員説明会ではなかったというのは私自身も残念でした。
質問:今後の話なんですけれども、これは市長みずから、近鉄トップへの交渉というような場面も考えられていらっしゃるのでしょうか。
市長:そうですね。この案件、成立していくとかなり大きな案件になってきます。四日市にしてもまちの将来を決める案件になってきますし、近鉄としても、もしああいった形で開発をしていただけるのであれば、相当な投資になると思っておりますので、しかるべきタイミングで私自身も近鉄のしかるべき方とお会いしていくときが来るんだろうとは思っています。
 

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