注文した覚えのないマスクの宅配にご注意を

　新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、注文した覚えのないマスクが送られてくるといった相談が増えています。

【相談事例】

注文していないマスク５０枚が自宅に届いた。請求書も入っていない。どうしたらよいか。

【解説】

　商品を購入していないのに、一方的に商品を送り付け、代金を請求する手口を「送り付け商法」といいます。代金の請求方法は、「代引き（代金引換）」やしばらくしてから請求書を送付してくるケースがあります。

　一方的に送り付けられただけでは、代金を支払う必要も返送する必要もありません。しかし、商品を使用してしまった場合、購入を承諾したとみなされ、代金を支払わなくてはならなくなるので注意が必要です。

【アドバイス】

身に覚えのない商品が送られてきた場合は、商品を受け取る前に、

・商品の品名や送付元の事業者を確認したうえで、家族に直接聞いて、家族が注文した商品かどうか確認しましょう。

・自身や家族が注文した商品ではなく不審に思ったら、受け取りを拒否しましょう。

商品を受け取った場合は、

・商品は使用しないようにしましょう。

・送付元に着払いで返送することも可能です。

・後日請求書が届いたら、すぐに事業者に連絡せず、最寄りの警察署または消費者センターに必ず相談しましょう。

【問い合わせ先】

消費者ホットライン１８８

　全国共通のホットラインです。局番はありません。３ケタの番号「１８８」を押していただくと、自動アナウンスが流れます。アナウンスに従って郵便番号を押していただくと、お近くのご相談できる窓口におつなぎします。