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こにゅうどうくん

令和02年04月10日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15874-5683-1396 更新日:2020年 4月 10日

市長定例記者会見

日時

令和2年4月10日(金曜日) 午前11時~

場所

総合会館8階 展示室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、CTY、時事通信、中日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、坂倉消防長、山本上下水道局事業管理者、駒田上下水道局管理部参事・総務課長、伊藤危機管理監参事・危機管理室長、鈴木危機管理監政策推進監、横山財政経営部収納推進課副参事、樋口スポーツ・国体推進部参事・スポーツ課長、長谷川スポーツ・国体推進部国体推進課長、村田都市整備部市街地整備・公園課長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長 

発表事項1.緊急消防援助隊車両(重機及び重機搬送車)の配備について

市長:まず1つ目は、緊急消防援助隊の車両(重機及び重機搬送車)が四日市の消防本部に配備されるという件である。総務省は東日本大震災を契機として、平成24年度から緊急消防援助隊車両の「重機及び重機搬送車」の配備を進めてきたところである。そういった配備を進めている中で、さらに平成31年3月に新たな方針が示され、緊急消防援助隊の中に「土砂・風水害機動支援部隊」を創設し、全ての都道府県へ配備をするという方針となった。この方針を受けて、このたび四日市市消防本部に「土砂・風水害機動支援部隊」の中核となる「重機及び重機搬送車」を配備していただいた。これは三重県内で初めての配備となる。3月27日に既に配備をされており、資料にある2つ、重機と重機搬送車になる。どういった用途で使われていくのかというと、津波浸水区域での道路啓開や救助現場でのがれき除去等の活動に加え、大規模火災や風水害現場での活動を目的に使用していくというところである。国は、令和5年度までに全都道府県に配備予定であり、令和2年4月1日現在で38の都道府県に配備済みとなっている。そのうちの一つが三重県四日市というところである。この重機と重機搬送車で公開訓練を行いたいと思っている。このご時世なので、一般公開は控え、報道機関向けの訓練公開となる。日付は4月17日9時30分からを予定しており、場所は配備をしている中消防署中央分署ということになるので、こちらの訓練公開もあわせてお願いしたいと思っている。

補足説明

消防長:先ほど市長から、訓練公開についてお話をさせていただいた。2時間ほど時間をとっており、1回20分程度の訓練を繰り返してやるという予定をしているので、どの時間帯に報道機関の方が来ていただいてもきっちりと訓練の概要について見ていただけると思っているのでよろしくお願いしたい。
 

質疑応答

質問:土砂・風水害機動支援部隊というのは、消防本部の中に既に設置されている部署なのか。
回答:複数の部隊を47都道府県に設置をするということで、今、三重県に一つの部隊があり、四日市は重機を持っているが、津市の消防本部は荒れ地を走れるバギー車、桑名はボートが配備されており、この支援部隊というのは47都道府県に配置をするというような状況である。(消防長)
質問:年単位で設置するということか。
回答:そうである。(消防長)
市長:そのうちの重機及び重機搬送車を、四日市が担うということになる。

 

発表事項2.四日市のおいしい天然水「泗水の里」のモンドセレクション受賞について

市長:2つ目は非常にうれしいニュースである。四日市市の水道原水を使用して、天然水という形で売り出している「泗水の里」がある。この「泗水の里」が2020年のモンドセレクションにおいて、最高金賞を受賞することとなった。初めての挑戦で最高金賞を受賞することができたということを非常にうれしく思っている。モンドセレクションというのは、ご存じのとおり国際品質評価機関であり、そこでより高い評価を得ることができたというところである。4月7日に本部から通知があり、最高金賞の受賞を本市が知ることになった。このモンドセレクションの最高金賞を受賞できた「泗水の里」の、モンドセレクションのラベルを使ったものを今年の6月より販売開始をしていきたいと考えている。ほかの市で言うと、富山市とか福島市、こういったところが受賞しているが、東海3県では最高金賞を受賞したところはないので、唯一の受賞というところとなる。四日市のこの「泗水の里」は水道原水を使用しているが、四日市市の水道水は地下水を多く含んでおり非常においしいという評判もある。こういった四日市のこの天然水が、今回受賞できたことは非常に喜ばしいことであり、ぜひとも四日市の水道水はおいしいということを発信して、シティプロモーションにもつなげていきたいと考えている。

補足説明

上下水道局事業管理者:「泗水の里」が今回モンドセレクションの「ビール、飲料水、ソフトドリンク部門」で最高金賞をいただくことができた。四日市は「泗水の里」と呼ばれるほど、おいしくて清らかな水が出るまちではあったが、いかんせん産業都市としてのイメージが余りにも強く、なかなか市民の皆さんにもこのようなおいしい水であることをPRできずにいた。おいしい水があり、そして、かぶせ茶というブランド茶もあり、萬古焼という有数の茶器の本場であることも含めて総合的にPRしたいというところもあり、概念的においしいという水では分かりにくいため、世界基準であるモンドセレクションに応募させていただいた。モンドセレクションはいろいろな部門があるが、例年であると、3,000ほどの商品が出されて、そのうち「ビール、飲料水、ソフトドリンク部門」は、500ほどが世界から集まるそうである。その中で、点数で言うと90点から100点を取れたものが最高金賞となる。今年、本市は市制123周年ということもあるので、いろんなイベントが中止になる中、明るい情報を発表させていただきたいということで、本日発表させていただいた。

 

質疑応答

質問:この水は水道水なのか。それともミネラルウオーターなのか。
市長:これは水道原水である。
質問:蛇口から出るものと同じものを使っているということか。
市長:本市の水道水は地下水を多分に含んでおり、60%地下水で非常においしいと言われている。そういったことからペットボトルで売り出しているということである。
質問:発売元は四日市市か。
回答:四日市市上下水道局において、四日市市として販売している。(上下水道局)
質問:今回モンドセレクションの金賞を取ったということで、マークをつけて販売することができるということなのか。それと、先ほどの地下水60%というのは、比率的に科学的な分析をして、例えばこのミネラルのこの部分が多いとかここら辺がというような、そういったことが科学的な分析的になにか言えるのか。
回答:まずはこの最高金賞をいただいたので、6月からこの金賞のマークをつけた新しいラベルで販売を開始させていただきたいと思っている。そして水のことについて、おいしい水であることをどうやって表現するか、そしてそのおいしい水がブレンドはされているが、ミネラルウオーターである地下水を60%使用した水道水が蛇口から出るというのが本市の強みであるので、その辺のところを十分にPRしていくためにも外部評価が欲しかった。おいしい水であることは脈々と受け継がれているが、外部評価を受けるということがなかったため、ここで一つ区切りをつけておきたいというところで外部評価をいただいた。(上下水道局)
質問:シティプロモーションにつなげるということであるが、6月からは、販路拡大で今まで置いていなかったようなところで販売するということもあるのか。
回答:もともと販売といっても、これで上下水道局として稼ごうというつもりではなく、おいしい水であることをPRするだけのために使っている。今回受賞したこともあり、もう少し販路を拡大したいというつもりではいる。いろんなイベントで使っていただいて来たが、この外部評価をいただいたところで、できれば販路を拡大したい。例えば、市内のホテルであるとか、そういうところにはお願いしに回りたいと思っている。(上下水道局)
質問:先ほど市民にもPRができていなかったということであったが、やはり四日市というと公害のイメージもすごくあり、水質汚染も深刻だったということなので、そういったイメージを変えていくということを念頭に入れたPRになるのか。
市長:そもそも四日市はおいしい水であったわけであるが、やはりイメージとして、そのようなイメージはなかったわけである。市民もこんなにおいしい水を自分自身が日々飲んでいるということを知らない方もたくさんいる。もちろん市外、市内の方含めて、四日市の天然水が非常においしくて、それを使用した水道が出てくるということをどんどんアピールしていくことによって、さまざまな四日市に対するイメージも変えていきたいとは思っている。
質問:ラベルは、モンドセレクション受賞、国体、市制123周年の3種類つくるということか。
回答:ラベルは、ひとまず1種類。今、帯状にしているが、フルラベルで考えている。情報もモンドセレクション取れたことを含め、フルラベルで123周年やとこわか国体のこともPRさせていただこうと考えている。これは5月末ぐらいに記者会見させていただき、でき上がったものをご提供させていただきたいと思っている。(上下水道局)
質問:一つのラベルに3つの要素を盛り込むということか。
回答:はい。盛り込みたい。(上下水道局)

 

発表事項3.新型コロナウイルスに関する今後の対応について

~新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた本市の対応について~

市長:最後に新型コロナウイルスに関する今後の対応についてということで、今回の記者会見では3項目発表させていただきたい。まず1つ目は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた本市の対応についてというところである。本市では感染拡大防止に向け、四日市市主催の行事の中止等の方針を取っており、その期間を4月12日までとしていた。この期間が迫っているということもあり、健康危機管理対策本部員会議を開催し、この市主催行事中止等の期間を延長することとした。5月6日までの延長としている。それに伴い、現在行っている市公共施設の臨時休館・休業期間も5月6日まで延長することとした。あわせて、現在、本市の感染者数は1名であり、3月18日からは出ていないという状況ではあるが、三重県でも昨日も発表されたように増加している状況である。東京を含めた首都圏、また大阪を中心とした関西圏からの感染者が顕著に出てきているということから、こういう感染リスクを高めるような方々をできるだけ来ていただかないようにしなければならないということで、市外からの広域的な利用が見込まれている四日市ドームや四日市テニスセンター等の運動施設についても4月13日から臨時休館とするという方針を新たに打ち出した。それに伴い、本来であれば5月1日に開館を予定していた四日市市総合体育館についても、開館を延期することとした。そのオープニングイベントが4月29日実施予定であったが、こちらも延期ということにしている。ただ、いつになるのかということは新型コロナウイルスの感染の収束状況を見て決めていくことにしている。愛知県等、こういったスポーツ施設の休館を実施しだしており、そういった施設の受け皿として四日市のスポーツ施設が使われ出してきている傾向にあるというのが分かってきた。そういうこともあり、市外から県外からの利用を極力抑えていくということもあって、広域利用のスポーツ施設を対象としたというところである。また、資料の2枚目には、新たに休館となる対象の31施設を明示してある。これが、新型コロナウイルスに関する3つの項目の1つ目というところである。

補足説明

国体推進課長:総合体育館の開館に関連して1件お知らせする。総合体育館のオープンイベントとして5月9日に予定していたバレーボールのエキシビションマッチについても、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から開催を見合わせることとさせていただいた。
市長:本来は完成して運用できる状況である。非常に残念ではあるが、当面延期ということで対応させていただいている。

質疑応答

質問:愛知県からの四日市の運動施設を利用する傾向が見えるということであるが、何か具体的なデータはあるのか。
市長:参加される方、一人一人の住所を検証しているわけではないが、そういう傾向があることは現場で認識をしているというところであり、客観的な数字で何人だというのはない。ただ、現場の感覚として、そういう傾向は徐々に増えてきているということである。
質問:それは、施設を申し込むときに代表者の名前であるとかチーム名、住所を書かれる。そういったところで代表者の方が名古屋だったからなど、そういったスポーツ団体、チームの申し込み、使用があるということで傾向があるということなのか。
回答:ご質問のとおり主催者側の住所は実際分かるが、例えば四日市の主催者であっても愛知県などの方からの参加者というのも含まれるため、把握できないところが実情である。例えば200人の参加の中で何人市外の方がくるのかは把握できない。現在の対応としては、利用される皆さんに名簿等の提出をお願いしているが、つい最近からなので全ては把握していないというのが現状である。(スポーツ課)
市長:県内では鈴鹿市などもスポーツ施設を閉じられているということで、市外の方の利用が多くなってきているのは確かな傾向であるとは言える。具体的に何人増えたとか何%増えたとかというわけではないが、ただ、市外、県外からみえる方の感染拡大リスクを少しでも下げていこうというところで、広域利用のスポーツ施設については閉じるという決断をさせていただいたというところである。
質問:スポーツ施設を使う人について、今現在は名簿の提出をお願いしているのか。運用を変えたのか。
回答:4月3日付で利用される方の名簿の提出をお願いさせていただいている。(スポーツ課)
質問:それは、利用する際に書き込んでいただく用紙か何かを用意されているのか。
回答:個票を用意している。一人1枚書く用紙を提出していただくようにしている。(スポーツ課)
質問:4月3日からか。
回答:はい。(スポーツ課)
質問:そうだとすると、県外からの利用者とかというのは分かるのではないか。そういうデータとして、名簿があるのなら。
回答:3日以降のことであれば把握はできる。(スポーツ課)
質問:確認だが、13日から臨時休館ということは、明日、明後日の土日は、とりあえず利用できるということか。
回答:明日、明後日の利用についても、今許可をしている団体の方等に利用の自粛は積極的に求めている。(スポーツ課)
質問:強制はできない。
回答:実際許可を既に行った方については、強制的な停止はできない。(スポーツ課)
質問:どれぐらいの申し込みがあるのか。今日、愛知県が独自で緊急宣言を出すとしたら四日市も連動しなければいけないと思われるが。
回答:今把握はしていないので、また必要であれば。(スポーツ課)
質問:利用ケースとどれぐらいの申込者があるのかというのを教えていただきたい。個別に自粛の要請をかけているということか。
回答:この会見の後、昼から要請をかける。(スポーツ課)
質問:これからかけるのか。
回答:昼からかける。(スポーツ課)
回答:自粛の要請は3月の末からやっているが、改めて積極的に昼からかけさせていただく。(スポーツ課)
質問:先ほど、市長が愛知県のほうから自粛とかそういったことを受けて四日市の施設を結構使っている傾向があったということだが、4月3日からの名簿の提出でわかったのか前々からそうだなという感じはあったけれども、事実として4月3日からわかったから今回の広域的な利用ができるところを閉めると。そこのなぜ閉めることに至ったかという経緯を教えていただきたい。ただ単にそういった傾向が見られる感じであるだけで閉めるということであれば風評被害になってしまうので確認したい。
回答:現在においても市外の方からの問い合わせが多くなってきているということを聞いている。今回まだ全てを把握しているわけではないが、今回の要請によって市外の施設も多く閉めることが予想されている。そうなると、増々、市外から閉め出されることが予想されるので、それを未然に防ぐために今回この施設が対象ということに至った。(スポーツ課)
質問:名簿でも実際に市外の方が使われているということが判明しているということか。
回答:名簿自体は、今、指定管理者にあり、まだそこまでの分析はしていない。(スポーツ課)
質問:今回の要請で閉め出されることが予想されるというのは、要するに愛知県がやろうとしている緊急宣言のことを指すのか。
回答:愛知県だけを指しているわけではない。今のところ、市外全般、市外から入ってくる方を想定している。緊急事態宣言を受けて、そういうことが想定されると考えている。(スポーツ課)
質問:民間の施設であれば自粛の要請というようなことは分かるが、市の持っている施設であれば、もうすこし強く、やむを得ない事情で臨時休館するということで了解をいただくというようなお願いの選択肢というのはないのか。だから、明日、明後日の利用を申し込んでいる方々に対して、こういうような緊急事態宣言を受けるような情勢に変わったので、申しわけないが臨時休館をさせていただくというような、そういう要請とかお願いというのはできないのか。そういう選択肢がなかったという理由があるのであれば教えてほしい。
回答:既に許可を与えた方については、強制的な排除ができないというところ。したがって、そういう方々に対しては積極的に自粛をお願いする形になろうかと思う。(スポーツ課)
質問:今やってないんですよね。午後からやるというのは。
市長:基本的に市の行事は自粛しているので、控えてくださいというのは、ずっと言い続けてきたわけである。今回改めて、施設を閉じるという決断を13日からすることにした。ただ、もう入っているところに対しては強制的にやめさせることができないので、より強い形で要請をしていくということ。
質問:だったら、今の時点でやっていてもおかしくないのでは。この会見が終わってからやりますという発言があったので、確認でお伺いした。
市長:市の方針が示されたのがこのタイミングであり、これを受けてという形になる。今までも要請はしていたが、さらに新たな方針が決まって13日から閉じることになった。もしまだやる意思があるのであれば、こういう方針も踏まえて検討願いますということを再度お伝えするということ。
質問:先ほど国の緊急事態宣言を受けてというところ、あと市長からの近隣の鈴鹿であるとかそういったところの体育施設というのも閉まっているので、そういった方たちが四日市へ来られる可能性が非常に高くなっているので、今回広域利用ということで閉めるという。近隣の鈴鹿とか名古屋の状況を含めてということでよいか。
市長:そうである。本来であればこういう機関は、ある一定の市民の方の健康面とか考えて、ある一定の運動は許容していかなければならないという前提であったが、市民のためという目的を達成できればよいが、ただ、広域利用されるこの施設においては市民の方以外の利用が多くみられるということから、やはり市内では一定程度で収まっている状況を維持したいということで、県外、市外からの流入者を極力減らしていきたいという方針で今回休館ということにした。既にある一定程度の市外、県外の利用者というのは確認できていたし、国の方針等でさらにそれが増えていく可能性もあるということで、今回の判断に至ったというところである。

 

~新型コロナウイルス感染症関連 市税、保険料および公共料金の納付猶予等について~

市長:関連の2項目。新型コロナウイルス感染症関連で、市税、保険料及び公共料金の納付猶予等についてというところである。これは国でも検討が進められているところであるが、市に関する部分については積極的に四日市市としてのスタンスを表明していこうということで、今回項目としている。今回の新型コロナウイルス感染症の影響により、収入の減少であるとか、事業における著しい損失、そして事業の休廃止など大変な困難に直面している方も多くなってきている。そういった方々への対応として、項目にあるように、例えば市税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料、そして公共料金、水道料金であるとか下水道使用料、コミュニティ・プラント使用料、農業集落排水施設使用料において、猶予を設けていくということを発信していきたい。細かい各種類についての対応状況というのは、別紙で書いてあるとおりである。それぞれの項目ごとについて、猶予期間に違いがあるので、これはこの表を参照していただければと思う。また、事情に応じてこの猶予期間を設けることによって発生する延滞金についても減免を行っていくということである。国がこういった方針を今検討しているところであるが、例えば市税の固定資産税においては既に納付書が送付されており、4月末納付というのが一番早いタイミングだと思う。この納付書が送られて大変困惑している方もいらっしゃるということを聞き、早いタイミングでこういった姿勢を発信していきたいということで、今回記者会見項目とさせていただいた。延滞金の減免については記載していないが、事情に応じて行っていく。また、市が有する債権は非常に多いため、主立ったものとして市税とか国民健康保険料とか公共料金を例示させてもらったが、その他、例えば市営住宅使用料であるとか保育所の負担金等においても、市の債権については全て対応させていただくということであるので、ぜひともご心配の方、不安のある方についてはご相談いただきたい。各担当部署にご相談いただければと思う。

補足説明

収納推進課副参事:新型コロナウイルス感染症の影響で、市税をはじめ、ほかの市の債権においても納付が困難というケースが想定されている。お手元の資料の猶予制度等は現行の内容であるが、4月7日に緊急経済対策が国で閣議案が出されている。現状としては、今後の流れとしてそういった法律が制定されると、市においては条例あるいは規則等に基づいて、事務の運用等を詰めている状況もあるが、現行はこういう形で発表させていただいた。今後また国や各省庁から具体的なところが出てくるわけであるので、その点についてさらに緩和策というものが国からのお示しがあれば、改めてこちらからもご案内、各担当課からも配信していきたいと思っている。

質疑応答

質問:延滞金の減免というのは、これは現行制度であるのか。
回答:既に現行制度としても、例えば税においては、病気、天災であったりというところで、地方税法あるいは市の条例でも減免はある。例えば、これまでもこういった納期内納付の難しい方のご相談はあり、延滞金の猶予も決定はしていたが、特に今回においては新型コロナウイルス感染症の影響において、新たに納付困難な方についても延滞金を配慮させていただくということを発信させていただきたいということである。(収納推進課)
質問:現行制度で猶予とか減免というのはあったが、現行制度というのは新型コロナウイルスということだけに限らず、そういった大きな特別な事情があるとかそういったところの不足項目であって、そこを新型コロナウイルスというふうに読みかえてという、解釈してということなのか。
回答:そのとおりである。これは既に地方税法、それから市の条例でもこういう例について、今までも納付猶予等の対応をしているが、例えばこの新型コロナウイルス感染の影響で自分が勤めている会社が、他の海外の会社との取引の関係で経営が難しく給与も下がったとか、そういったところの具体的な国の指針があり、そういうところも事情を聴かさせていただき対応したいと思っている。(収納推進課)
質問:市営住宅使用料とは、これは平たく言えば家賃。保育所の負担金というのは保育料。
回答:そのとおりである。(収納推進課)

 

~大規模公園 遊具使用後の応急手洗い場設置について~

市長:3つ目。大規模公園の遊具使用後の応急手洗い場設置についてである。これも感染拡大防止策として講じるものであるが、今非常に公園利用が増えている。やはり自粛期間ということもあり、子どもたちも遊びに行く場所が限られているというところで、市内においても大規模公園の利用というのが非常に多くなってきている。そういった中で、遊具の遊びをする子どもたちも多いわけであるが、実際に遊具を介した感染ということも想定される。これまでは公園内に手洗いを促すような看板を設置をしてきたわけであるが、なかなか公園においての手洗い場所というのが確保できてなかった。例えばトイレであるとか水飲み場ぐらいの話で、多くの子どもたちが来たときに十分に手洗いを促しても、手洗いできる場所が十分確保できていなかったということで、霞☆ゆめくじらと南部丘陵公園の2カ所、計3カ所に応急手洗い場を設置していくことにした。1カ所に水道蛇口を4つ設けていくということであり、今日4月10日から工事を実施していく。今日は霞☆ゆめくじらに設置をしていき、明日、明後日の土日に対応していきたいと考えている。そして来週に南部丘陵公園2カ所の設置を終えて、南部丘陵公園については来週の週末から対応できるようにしていきたいと考えている。子どもたちが本当に多く使う公園、遊具なので、何とかこういった部分においても感染拡大防止で全力を尽くしていきたいということで、細かな対応にはなるが、こういうことをしていくというところである。

 

その他

質問:コロナ関連で緊急事態宣言した都府県の知事とかから中心に、いわゆる休業補償、これを実施してくれという声が上がっている。市のレベルでも、例えば静岡の御殿場市とかが休業補償を実施するとか、そういう動きが出ているが、四日市市としてその点については現在どのような考えになっているか。
市長:国の動きを見ながらというところではあるが、現在、市全域で休業補償ということを市が全てやっていくという想定はしていない。ただ、今非常に資金繰りに困っている業種が多い。サービス業等、そこから拡大してさまざまな業種で厳しい資金繰り状況であるので、今我々ができることというと当面の資金繰りをしっかりと確保していけるような対策を練っていかなければならないということで、これも先日記者会見項目にしたが、セーフティネット資金における保証料を今、県もみているが市も残りの部分をみて、要は保証料ゼロで借り入れができるような体制も整えているし、さらに当面の資金繰りに生かしていけるような取り組みを早期に打っていきたいと思っているので、今それは計画をしている。ここではまだ言えないが、段階的にそのときそのときに応じた対応を行っていきたいと思っている。
質問:例えば全国市長会とか、そういうような枠組みを使って国に対して休業補償を実施してくれというようなことを求めていくとか提案するとか、そういうような考えはないか。
市長:全国市長会の中で、そういった動きはあるのかもしれないが、まだそこまで承知はしていない。基礎自治体は、地元のかなり厳しく辛い状況というのはひしひしと感じているので、何とか各事業者がこの危機を乗り越えてもらえるというか、何とか生き残ってもらえるということを第一に考えて動いていきたいと思っている。
質問:3点あり、いずれも愛知県の緊急事態宣言の話になるが、今日の午後、出される見込みであるが、愛知県に近い自治体としての市長の受けとめと、これを受けて何か市として、スポーツ施設というのは国の緊急事態宣言と言っておられたので、それとは別に愛知県の緊急事態宣言を受けての市の取り組みが何かあるのかというのが2点目。この緊急事態宣言が愛知県で出されることによって、市長は何か市民に呼びかけることがありますかというのが3点目。
市長:まず1点目、本日愛知県が独自の緊急事態宣言を発表されるということで、東海エリアはこれまで国の指定で入っていなかった。そういった意味では一層の緊張感を持っていかなければならないと考えている。また3県連動ということで、愛知、岐阜、三重で、三重県がどういった対応をするのかというのも、私自身一市長として大変注視をしているところである。三重県の鈴木知事も3県連動ということは常におっしゃられているので、今日何かの動きがあるとは聞いているが、そういった中で県と歩調を合わせて行動をともにしていきたいとは認識をしている。あと、先ほども申し上げたように、今の四日市市の現状を冷静に分析していくと、市内での感染者は1名であり、その感染者も退院されて患者ではなくなっている。市内の患者数はゼロというところで、市内においては落ちついているという表現が正しいかと思っている。では、今気持ちを緩めていいのか、そういう状況ではないことはもちろんである。ただ、冷静に分析をしていくと、やはりこの市内に新型コロナウイルスを入れない、入らせないとすることが、今私どもの一番の責務であると考えている。ですから、もちろん市民の皆様にも市外、特に緊急事態宣言を出されたエリアを中心として不要不急の外出を控えていただくということはもちろんお願いしていこうと思うし、先ほども申し上げたように、市外、愛知県を含めたそういった感染エリアからの流入もできる限り抑えていきたいと思っている。その一つの発信がこのスポーツ施設の休館ということである。我々は四日市にコロナウイルスを入れさせないということを念頭におき、さまざまな施策を打っていきたいと思っているし、もちろん市内においても感染が広がらないように自粛をお願いしていくというところである。今回、とにかく四日市を守っていくという姿勢をこの記者会見で発表させていただいたので、これに応じて、本日中に市民の方に対する市長メッセージを発信していきたいと考えている。そういった状況である。非常に今流動的で、午後にも大きな動きがあると聞いているので、それを受けた形でのメッセージになる。
質問:今市長の発言の中で県と歩調を合わせて連動するという、その関連で感染者の軽症者とかあるいは無症状の人たちの院外療養のための施設の確保ということについて、市としてはどういうふうに取り組んでいく考えか。
市長:四日市においては、まだまだそういう状況ではないが、そういった状況が想定できないこともないので、今さまざまなことについては市内の医師会と協議の場をもっているところである。万が一のときのために我々は何をするべきかということも含めて、市と医師会が協調して協議を進めているというところである。
質問:現時点で何室かという、そういう具体的なところを発表できる段階ではまだないと。
市長:準備は進めているが、まだそういう状況でもなく、まだその準備ももう少し煮詰めていかなければならないと思っている。
質問:いわゆる経済対策の中で、今後、消費の喚起をさせるための仕掛けづくり、資金づくりというのは、現時点ではどう考えているか。
市長:もちろん終息が見えてきて、景気を含めてV字回復を図れるタイミングでは、思い切った対策を練っていきたいと思っている。ただ、商品券などを打ち出しているところもあるが、まだ使ってくださいという状況にはないため、やはりそのフェーズフェーズでやっていくことを考えていかなければならないと思っている。四日市市においては、今は資金繰りをとにかく確保していく。この局面を何とかつないでもらって、この新型コロナウイルス感染が収まるのを待ち、その収まるタイミングでさらなる景気浮揚策というのを市としても打っていかなければならないと考えている。ただ、今いろいろ考えているのは、そういった資金繰りと景気浮揚策のような両方を兼ね備える施策というのを今協議しており、また近いうちに案内できればと思うが、かなりインパクトのあるものを出していきたいとは思っている。
質問:四日市の場合、県内のほかの市町とは違って単独の保健所を抱えているが、やはり一番市民が不安なところというのは自分がウイルスに感染したかどうかという検査の数を増やすのに、今現在は県の桜にある研究所でやっているわけであるが、市独自で検査をする場所を設けるとか、もっとそういう医療体制の確立というようなところでもう少し積極的に市が対応していこうといったような考えはないか。
市長:まだそこまでの考えはないが、ただ、四日市市保健所が窓口となって県の検査に回している。回す回さないというのは保健所の判断になるので、保健所としてもできる限り不安を解消していけるような形での判断をしていると思っている。皆さんが全員受けられるような状況ではないが、できる限り多くの方を対象としようと現場も動いている状況なのでもう少しその辺は見定めていきたいと思っている。
質問:三重県の鈴木知事が県民に対してのメッセージを発した場合は、それに対する市長コメントは出すということ。
市長:本日午後、三重県が記者会見を行って四日市市に影響を与えるような事象があれば、適切なタイミングで適切な形でメッセージ等投げ込みを記者クラブにさせていただきたいと思っているので、ぜひとも午後、注視していただきたい。
 

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 広報マーケティング課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

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