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こにゅうどうくん

令和03年09月09日 記者会見要旨

問い合わせ番号:16348-8910-0289 更新日:2021年 9月 9日

市長定例記者会見

日時

令和3年9月9日(木曜日) 午前11時00分~

場所

市役所6階 本部員会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信社、CTY、中日新聞、東海テレビ、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
 

市側

市長、森シティプロモーション部長、太田健康福祉部長、岡本健康福祉部参事・保健予防課長、横山政策推進部参事、矢澤新型コロナウイルス感染症対策室長、秦広報マーケティング課長
 

発表事項1.新型コロナワクチン接種事業について

市長:1つ目に、新型コロナワクチンの接種事業において集団接種の予約枠を追加することと、個別接種の今後の方針について示したいと思う。まず、集団接種について、新たに1万600人分の予約を順次受け付ける。ファイザー社のワクチンが8,200人分、モデルナ社のワクチンが2,400人分になる。国は第15クールまでの供給見通しを示していて、各自治体に対象者の8割の供給量を届けることになるとしている。その後の見通しを国は示していないので、この15クールの10月上旬に届くワクチンにより本市の接種対象者の8割のワクチンが届くとしてワクチン接種事業を実施していくところである。
 今回1万600人分の集団接種の予約を順次受け付けることになるが、10月上旬までに届くワクチンでの集団接種においては最後の募集となる。先日、三重県でも四日市の総合体育館において集団接種を実施するという報道があったので、この三重県分と四日市の追加の1万600人分で接種希望者に行き渡ることができればと考えている。ただ、予約がすぐに埋まる状況であれば、人口の8割を超える人が接種を希望していることになるので、今後の集団接種の追加と実施を検討しなければならない。国からは10月上旬の第15クール以降のワクチン供給の見通しが出ていないので、今後国に対して要望しなければならないかどうかについて、今回の集団接種の予約状況で見極めたいと考えている。
 接種について、ファイザー社ワクチンは6会場、モデルナ社ワクチンは1会場で行う。ただ、モデルナ社のワクチンについて供給のめどが十分でなく、1,200人分しかたっていないので、すべてが確定次第予約を行っていく。今回1万600人の集団接種枠を設けたが、まずはファイザー社ワクチンの約8,200人分の予約を行うところである。予約を9月19日から開始し、9月26日からワクチン接種を開始する予定である。集団接種の予約受付は、平日の12時から行っていたが、平日の予約は困難である人もいることを受け、今回は19日の日曜日の12時から行うこととし、これまで同様、WEBとコールセンターにて受け付ける。コールセンターは、平日は30回線、土日祝日は15回線で運用していて、予約受付初日が日曜日であるため15回線しか用意できないことになる。このため、9月19日から21日の3日間は、予約キャンセル・予約パスワードの解除用のコールセンターとして使っている12台を追加して予約受付を行うことにした。モデルナ社ワクチンについては供給日が確定次第予約を行い、9月中には予約を行う予定である。
 次に、市内勤務の教職員、幼稚園教諭、保育士などへの優先接種についてであるが、 この対象者に対しては、一度6月下旬頃に優先接種を実施している。現在、小・中学校はオンライン学習を行っているが、今後登校を再開していくことになるし、保育園や幼稚園なども同様になる。学校などのワクチンが受けられない児童生徒がいる環境において大人については、接種ができる限り完了している状況にしたいことから、前回受けられなかった人に対して改めて接種機会を設けることとした。前回、四日市市に供給されたワクチンの接種対象をどうするかという議論の中で、市民優先とし教職員なども四日市市民限定としたが、今回は四日市市民以外でも市内に勤めている関係者には接種機会を設けることとした。この対象者として300人ほどになる。
 最後に、個別接種の今後の流れについてである。今の段階では供給が完全になくなるわけではないが、10月上旬供給の第15クール以降大規模なワクチン供給は示されていない。この状況の中、1回目が10月中の接種になる人で個別接種事業も一旦収束していく状況である。個別接種については、現在116の医療機関で実施しているが、10月中旬以降は医療機関を絞り、第15クールまでの供給分にて実施していくところである。 16歳以上の人については6医療機関にて接種を進めていき、12歳から15歳の人は現在調整中であるが24医療機関を中心に接種してもらうことになる。また、妊婦の方は4つの医療機関で接種していくこととなる。接種を希望される人は、県の準備する集団接種会場での接種、市の集団接種会場での接種をするか、個別接種を実施している医療機関で接種してもらいたい。個別接種について、医療機関の予約情報などを適宜適時に伝えたいと考えていて、調整中の24医療機関も含めて、9月20日に市のホームページにて案内したいと思っている。
 

補足説明

新型コロナウイルス感染症対策室:ファイザー社ワクチンの予約受付時間について、19日は12時から17時15分、20日は8時半から17時15分、21日は8時半から19時になる。

 

質疑応答

質問:8月26日の予約のときは、WEB予約枠がすぐに埋まるという状況であったと思う。予約時の需要を見極めたいとのことであったと思うが、8月中旬以降の感染の急拡大によってワクチンの需要が増えたことによると思う。今回1万人程度の予約枠だとすぐに埋まるのではないかと危惧されるが、どのように考えているのか、また需要に対して供給量は足りていると思っているのか。
市長:前回の1万人の集団接種の予約受付において、予約が埋まるまで余裕が出てくるかという思いもあったが、開始数時間で埋まり接種希望の人が予約できないという状況が明らかになった。今回、三重県が中央緑地の総合体育館において4,000人分の集団接種を行い、その後本市から1万人分の接種枠を提供するので、ここで状況を見極めたいと思う。国や県に要求するとしても、余剰なワクチンを要求しないためにも、80%の供給量に対して需要がどれくらい超えていくのかいかないのかを見極めていきたい。
 全国や三重県の高齢者の接種率を見ると、90%を超える程度であるが、四日市市は、1回目の接種で見ると93%を超えている。若者においても接種意欲が高まっていて、感染者が拡大した背景から危機感が高まり接種希望者が増えていると考えている。全体の接種率は80%を超えていく可能性が高いと考えているが、今回の集団接種を分析して、国への働きかけもそれに応じて対応していきたいと考えている。
質問:前回の予約時では、どのぐらいでWEBとコールセンターの予約が埋まったのか、また、WEBとコールセンターでの予約枠はどのような割合で振り分けるのか。
回答:前回において、WEB予約は30分程度で埋まったと考えている。コールセンターでの予約は、2日間で埋まった。割合は、今回も前回と同じ、WEB予約が8割、コールセンター予約が2割の振り分けになる。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:コールセンターの回線数は、通常、平日が30回線で土日祝日が15回線あるので、19日からの3日間は土日祝日の15回線とキャンセル用のコールセンター分の27台で対応するということか。
市長:3日目は、42台である。
質問:3日目は平日なので30台と12台になるということか。個別接種について、ホームページで適宜接種の予約状況を公開していきたいという話があったが、現在、予約状況を見ると予約が空いていないか確認してくださいの表記ばかりだと思うので、今後どのぐらいの頻度で更新していくのか。
回答:医療機関を絞った中で、個別の医療機関からその都度連絡をもらうようにしている。ワクチンの供給に応じて開示し、予約を取ることになると思うので、状況に合わせて連絡をもらい更新していくという流れになる。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:定期的ではなく、その都度早めに更新をしていくことになるのですね。
質問:ワクチン接種の接種率について、対象人口の80%と言っていたが、年代別で格差があると思うので、年代別の接種率の数字があれば教えてほしい。
回答:5歳刻みで接種率の数字は把握しているが、手持ち資料がないので後程示したいと思う。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:市内勤務の教職員等の優先接種について、対象の先生は全員で何人いて、そのうち何人が接種し、何人が接種済みという数字はあるのか。また、今回の接種で希望者全員の接種ができるということなのか。
回答:全員の人数について詳細なデータが今ない。今回、300人程度に接種予定で、希望する全ての教職員、保育士等に接種してもらうことになる。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:希望者についてはすべて接種することでよいか。
回答:はい。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:対象者のうち、何人程度希望しているのか。
回答:今資料がないので、後程、前回の対象教職員がどれぐらいいて、既に接種した人が何人で、残りが何人いるとの数字を示したいと思う。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:市議会からもクラスター対策として市内勤務の市外の教員も含めて接種してはどうかという指摘があったが、市民を優先するべきという議論もあり、検討が続いていたと聞いているが、今回市内勤務の教職員等に打つと判断されたのはどのような判断からか。
市長:市民がなかなか接種できない中で市外の人に接種するのかいう意見と、教育現場のクラスターを防ぐためには必要ではないかという意見の2つの議論で検討を進めていたが、今、学校などの生徒児童の感染が増えていることから、現場の感染防止はできる限りやらなければいけないという考えから判断した。また、対象となる市外の人は100人程度であったので、市民にも理解してもらえるという判断からである。
質問:今回の予約受付開始後、時間がたっても埋まらないなど余裕があるという状況が明らかになった場合、国や県に対してワクチン供給の要望は控えていくという意味か。
市長:ワクチンが足りているのか、不足するのか判断をしていきたいと思うが、毎日12歳になる人はいるので、ある程度の供給は継続してもらわなければいけない。現在までの供給分で賄うとするといつまで持つのか、また、やはり接種を希望したいという人に対してどこまで機会を設けていくのかなど検討していかなくてはならない。自治体毎にいろいろな違いがあると思うが、本市においてワクチンが足りないことが分かればしっかりと国に要求していくということである。
質問:接種を希望する人がほとんどいない状況でワクチンを要望していくと余剰ワクチンとなり、ほかの自治体にも影響を与えることになるので実態を見極めながら、適切な量を要望していくという考え方でよいか。
市長:そうであるので、次の集団接種の状況を見て判断していかなければいけないと思う。供給されてからロスが起こらないように、しっかりと管理しながら要求していくところである。
 

  

発表事項2.自宅療養者への対応強化について

市長:次は、保健所関連についてであるが、8月後半から、本市でも感染が拡大して保健所の業務が逼迫していたので、無症状の濃厚接触者に対する一部のPCR検査を控えていたが、9月4日から四日市市の保健所管内の全濃厚接触者に対するPCR検査を再開した状況である。しかし、昨日の発表の段階で、9月7日現在808人が自宅療養者または入院調整中ということで、たくさんの人が自宅で療養している状況である。こういった人へのサポートを市独自で強化していくというのが、今回の発表項目であり、大きく分けて2項目になる。四日市市保健所対応にはなるが、まずは1つ目として、陽性判明時に、その場でパルスオキシメーターを貸与することと、2つ目として、医師等による自宅療養者への健康観察を行うということである。
市長:まず、パルスオキシメーターについてであるが、今は三重県が管理していて県から自宅療養者に配っている。このパルスオキシメーターという機器は人差し指を入れると、動脈中の酸素飽和度が数値として表される。数値が下がるほど症状が重いということになる。自宅療養者に対して、今、保健所が電話で健康観察をしているが、症状がある人はこの酸素飽和度が数値で見えることによって自分の症状が理解でき安心できるということである。現状パルスオキシメーターが自宅療養者にどのように配られているのかというと、まず医療機関で抗原検査等により陽性が判明した場合、各医療機関から陽性の届出が保健所にくる。その後、市が濃厚接触者や健康観察などの調査をしていく中で、原則、三重県に報告して県が一元的に自宅療養者に郵送するという仕組みである。また、市の健康観察で早急に必要と判断した場合は、一定の個数を四日市市保健所で預かっているので、それを直接自宅療養者まで持参するという方法もある。この場合、容態によってであるが市の職員が持っていくのですぐに届くが、原則、県から郵送されることになり、今最短でも届くまで2日かかり、場合によっては、3日、4日かかるケースもあるという状況である。緊急時に自分の症状が可視化できて保健所等にしっかりと伝達できるパルスオキシメーターが、陽性が発覚してから数日手元にないという状況を改善していくために、三重県からまとまったパルスオキシメーターを四日市市の保健所で貸与を受け、四日市医師会の管内である1市3町のエリアの検査を行っている医療機関に預ける。そして、診断のときに、医療機関でパルスオキシメーターが必要と判断した場合には、直接その場で手渡して自宅療養に入ってもらう運用にしていく。
 9月13日から四日市の保健所管内の医療機関においてパルスオキシメーターが必要と判断された人には、その場で貸与するという仕組みを開始する。市内で約90の医療機関がコロナ患者の対応をしているが、まず9月13日からは、10の医療機関でこの仕組みを始めていき、順次、各医療機関に直接貸与の仕組みを広げていきたいと考えている。四日市医師会の範囲になるので1市3町の医療機関となり、対象者は三重県在住の患者に限ることになる。
   

補足説明

健康福祉部:パルスオキシメーターの貸与について、PCR検査を当該医療機関で行わず、外注に出す場合があるが、その場合、陽性の判明が翌日以降になることもあるので、全ての陽性患者がすぐ受け取れるのではなく、その場で陽性が確定した患者が受け取ることができることになる。翌日以降に結果が出る人は、従来どおり三重県に連絡して三重県から配付という流れになる。
市長:検査方法は幾つかあり、まずPCR検査というものがある。PCR検査は時間がかかるためその場で判定できない。医療機関には、PCR検査に回すところもあれば、抗原検査のキットを使用するところもある。PCR検査より精度が低いので、検査結果に加えて医師が総合的に見た見解で陽性かどうか判断するものである。抗原検査キットを使えばその場で陽性かどうかが判明でき、パルスオキシメーターが必要であれば渡せるということになる。
   

質疑応答

質問:四日市市保健所は、通常どのくらいのパルスオキシメーターを備えているのか、また、貸与する場合に判断基準が必要と思うが何かあるのか。
回答:現在、三重県から300個以上のパルスオキシメーターを預かっている。今後、より多くのパルスオキシメーターを配付してもらえるよう話をしている。今後、ある程度の個数を三重県から貸与してもらえるのであれば、医療機関において、基本的に陽性になった全ての人に渡せる体制にしたいと思っている。(健康福祉部)
質問:パルスオキシメーターも品薄かもしれないが、市単独で購入することはできなかったのか。
回答:三重県でかなりの数を用意すると聞いているので、その範囲の中で活用できると判断している。(健康福祉部)
質問:四日市医師会管内の1市3町は、四日市市とあと3町はどこか。
回答:三重郡菰野町、三重郡川越町、三重郡朝日町の3町である。(健康福祉部)
質問:四日市医師会の管内全部で貸与するのか、それとも市内のみ行うのか。
市長:管内全部である。
質問:対応する90の医療機関というのは、四日市市内の医療機関か。
市長:四日市市保健所の管轄は四日市市であるが、四日市医師会の管内は1市3町になりわかりにくいが、四日市医師会管内の医療機関である。
質問:川越町や菰野町などの医療機関においても陽性が判明し必要と判断されれば、その場で貸与するということでよいか。
市長:今後そうしていきたい。
質問:三重県から貸与される分が増えれば、基礎疾患などがない陽性者にも貸与していきたいということか。
回答:三重県や四日市医師会と調整中であるが、貸与される個数が1,000個以上となれば、基礎疾患を持っている人だけでなく全ての人に配布したいと考えている。(健康福祉部)
質問:どこの自治体もパルスオキシメーターは欲しいと思うが、感染者数の増加傾向など四日市が優先的に貸与される環境というのはあるのか。
回答:基本は三重県が一括して管理し、配付していて事務作業に日数がかかる。四日市として1日でも早く陽性者に届けるために貸与を三重県に申し入れ、三重県としても早く届けたいということで考えが一致したため、調整が進んでいるところである。(健康福祉部)
質問:今回の新規の部分というのは、プロセスの見直しということか。
回答:陽性者がパルスオキシメーターをその場で受け取り、医師から数値などの説明を受け持ち帰るということは陽性者にとって安心につながると考え進めているところである。(健康福祉部)
質問:10の医療機関から始めることでよいか。
市長:はい。9月13日から始める。
質問:PCR検査は抗原検査に比べて結果が出るのが遅いので、この場合は従来どおり、県から受けるということか。
市長:はい。
質問:現在、パルスオキシメーターを配付するにあたり、症状がなくても基礎疾患がある人とか、妊婦であるなど、配布基準を教えてもらいたい。新型コロナウイルス感染症に対応している90の医療機関というのは、発熱外来があるところなのか、違うのかを教えてもらいたい。
回答:配布基準であるが、保健所から陽性者への最初の聞き取り時にパルスオキシメーターを三重県から配布することを伝え、基本的に全陽性者に配布している。その場で貸与する場合の基礎疾患の有無については、現在四日市市保健所が貸与を受けている数が限られているので、陽性者が複数いた場合に、医師の判断で基礎疾患を有する患者に配布することになる。90の医療機関というのは、保健所に発生届を出しているところであり、発熱外来を持っているところと同一ではない。(健康福祉部)
質問:パルスオキシメーターは、陽性者には無条件で貸与するが、希望がない人には配らないということか。また、陽性者がたくさん出た場合は、医療機関の判断でその場での配付を絞るということか。
回答:医療機関には陽性者に対して基本的に全員に貸与するという趣旨で配付するが、当初配布する数が限られているので、たくさんの陽性者がいた場合、医師の判断で基礎疾患を有する人に優先的に貸与することもあり得る。(健康福祉部)
市長:医療機関での判断になるが、基本的に医師が必要と認めた人に配るということである。

市長:2つ目であるが、8月下旬から医師等による自宅療養者への健康観察を実施していて、これから拡充をしていくところである。保健所業務として基本的に1日1回自宅療養者に電話して健康観察を行っていて、状況に応じて複数回電話をして細やかな対応をしているが、保健師の対応であるので、自宅療養者からは、症状がより分かる医師の意見を聞きたいという声もあるし、医者から直接アドバイスをもらったほうが安心できるという状況もある。今は改善しているが、8月頃は保健所の業務も逼迫し厳しい状況であったことから、医師会と協議を行い医師会からも自宅療養者へのフォローを行うことになった。医療機関で陽性が判明した人に対してその医療機関が必要と認めれば、自宅療養中に保健所から連絡するとともに、医師からも連絡を入れる仕組みを四日市として構築していくところである。できる医療機関からであるが、8月下旬から始めていて、現在、70程度の医療機関において自宅療養者へのサポートを行う体制が整ってきたところである。
無症状の人などは保健所の対応になるが、症状がある人や悪化傾向にある人には、医師会と連携して、保健所と医療機関双方からのフォローを行い安心してもらう安全な環境を整えていきたい。現在、70の医療機関に協力してもらっているが、これを新型コロナウイルス感染症に対応している90の医療機関に広げていきたい。
    

質疑応答

質問:医療機関の健康観察と保健所の健康観察は、同じ人に双方から電話がかかるのか、症状などにより人ごとに医療機関と保健所のどちらかに分けているのか。
市長:保健所からは自宅療養者全員に電話し健康観察する。それに合わせて医療機関が必要と認めた人に対しては、医師が直接電話をかけるので重複することになる。
質問:保健所に加えて医療機関がフォローするということで、例えば保健所の健康観察の時には大丈夫だったが、医療機関の健康観察の時に症状が悪化しているなどの場合、保健所と情報共有して対応していくというイメージでよいか。
回答:保健所が毎日全ての陽性者への健康観察を行う。併せてかかりつけ医など陽性と判定した医療機関で患者への聞き取りを行うと判断すれば、医療機関にも健康観察をしてもらう。かかりつけ医であればカルテがあり、その方の基礎疾患などのデータを持っているので、陽性者と深いやり取りができ、陽性者にとって安心につながるのではないかということで、このような取り組みをしていく。(健康福祉部)
質問:医療機関の健康観察は医師が行うのか、看護師が行うのか。
回答:基本的に医師が行うと考えているが、医師の指示を受けた看護師が行うこともあると思う。その後、場合によっては保健所と医師で調整していく。(健康福祉部)
質問:原則医師が行うという理解でいいか。
市長:はい。
質問:先日、濃厚接触者に特定された妊婦が流産したが、これに関して、何が問題だったかの調査はできているか。
市長:濃厚接触者の妊婦が流産に至ったという状況について非常に重く受け止めている。保健所がどのように対応してきたのかを報告する。まず濃厚接触者に対して、基本的に全ての人に検査を行っている。しかし、8月中頃から逼迫してきたため一部を取りやめていたが、現在は体制が整ったので再開している。濃厚接触者への検査は保健所だけ行うものではないと認識している。行政での検査もできるが、市内において90の医療機関でも検査ができるので、市内の医療機関と行政側が連携を取りながら陽性者への検査を行っていく。
 保健所の職員への聞き取り調査を行ったが、記録が残っていないため実情を把握できないが、適切な説明は行っていると認識している。
質問:妊婦は、優先的に検査を受けられるということだが、この人は保健所に妊婦であることを伝えているがなぜ検査を受けられなかったのか。
市長:濃厚接触者の検査を一部取りやめていた対象は、無症状の人であり、妊婦や基礎疾患のある人へは継続していた。症状のある人と同様に妊婦や基礎疾患のある人へも医療機関で検査を受けてもらうよう伝えている。四日市の保健所のルールでは、妊婦や基礎疾患のある人は、かかりつけ医に相談して検査を受けてもらうこととしている。それでも、検査が受けられない場合は、保健所で対応するか、かかりつけ医に検査できる医療機関を紹介してもらうことになる。保健所も至らないところもあったかもしれないので、今後、対応の記録を残すとともに、症状のある人、妊婦や基礎疾患のある人が検査を受けられるよう保健所業務に従事する職員に対して指導していきこのようなことが起きないようにしていきたい。
 

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