令和04年03月01日　記者発表資料　富田三丁目地内における土壌汚染について　

１．発表内容

　令和４年２月２８日、三重県生活環境の保全に関する条例第７２条の４第１項に基づき、土地所有者から四日市市富田三丁目２１の一部の土地において、土壌汚染を発見した旨の届出がありました。
　土地所有者が、当該土地（約５,８７７㎡）において、土壌を自主的に調査した結果、８区画（約８００㎡）で「ふっ素及びその化合物」による土壌溶出量基準超過が確認されました。
　また、土壌汚染区画（８区画）で地下水を調査したところ、地下水汚染は確認されませんでした。（汚染区画は別紙参照）　
　当該土地では、「ふっ素及びその化合物」の取扱い履歴がないことから、汚染原因は不明です。

　今回、基準を超過した有害物質及び濃度は次のとおりです。

＜土壌調査結果（溶出量）＞

※汚染区画は、不透水シート被覆による汚染拡散防止措置が講じられています。

２．対応方針

(1) 令和４年３月２日、現地への立入調査を実施します。
(2) 土地所有者に対して、土壌汚染対策が適切に行われるよう指導していきます。

【参考】
「ふっ素及びその化合物」
　ふっ素及びその化合物は、ホタル石などの形態で自然界に広く分布しています。環境中においては、河川や地下水、土壌中に含まれており、海水中のふっ素は比較的高濃度（1.3～1.4mg/L程度）となっています。また、ふっ素化合物は、ガラス加工や電子工業等において使用されるほか、ふっ素樹脂等として広く用いられます。適量のふっ素は虫歯予防に有効であり、歯磨剤にも添加されています。ふっ素による健康影響としては、飲料水として過剰な摂取による斑状歯の発生等が知られています。
 

別紙 【PDF（612KB）】

【問い合わせ先】　
四日市市　環境保全課（担当：大気水質係　中尾、桂山）　電話：059-354-8189