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こにゅうどうくん

令和04年01月26日 記者会見要旨

問い合わせ番号:16483-3994-1526 更新日:2022年 1月 26日

市長定例記者会見

日時

令和4年1月26日(水曜日) 午前11時00分~

場所

四日市市役所6階 本部員会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、CTY、中日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、(Youよっかいち)
 

市側

市長、森シティプロモーション部長、秦商工課長、横山政策推進部参事、矢澤新型コロナウイルス感染症対策室長、秦広報マーケティング課長
 

発表事項1.令和3年度四日市市優秀技能者の表彰式(3月8日)の開催について

市長:四日市市優秀技能者の表彰式を、3月8日に実施する。永年同一の職種に専念され、優れた技能をもって社会に貢献された人を表彰する機会である。
 今年度は、片山一也様と福田烈子様の二人を表彰させてもらう。片山様は、調理人ということで、中国料理部門において長年の経験により優秀な技能を有していることと、四日市地区調理師協会の監事として、組織の強化や協会事業の研修会を主体的に参画し後進の指導に尽力しているという点を評価させてもらった。また、福田様は、美容師・着つけ師という職種で、58年のキャリアを有している。長年、婚礼美容に携わり、美容師・着つけ師として優秀な技能を有している。四日市美容師会介護福祉美容委員会に参加し、地域の福祉施設を訪問し高齢者への施術を行うなど、精力的に活動されている。この二人に対して表彰をさせてもらうことになる。
 

発表事項2.新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)について

市長:3回目のワクチン接種について、医療従事者においては12月から開始し、1月末までに終えるというスケジュールで進めている。一般の人においても接種券を発送し、今、集団接種の予約を受け付けているところである。個別接種も、受け付けてもらえる医療機関が徐々に増えてきているところである。
 また、国から3回目接種の前倒しについて、新たに1月13日に一定の方向性が示された。3月以降の対応について、さらなる前倒しの方針が示されたということである。詳細は、これまでは医療従事者は6か月以上、65歳以上の高齢者においては7か月以上、それ以外の65歳未満の人においては8か月以上という2回目接種からの期間を空ける方針で取り組みを進めてきたが、3月以降は高齢者は6か月以上、それ以外の65歳未満の人は7か月以上の間隔で接種してもらえるように、接種券を発送していくことにしている。3月以降の対応の変更になる。
 また、集団接種は19日から予約を開始しているが、2月末までの枠の予約率が現在22.5%であり、予約率が低いと思っている。現在、コールセンターとWEBともに予約は取りやすい状況なので、集団接種も利用してもらいたい。ただ、この予約率は集団接種の率であり、個別接種状況を含んでいないため、全体の状況を把握できないが、2月末までの集団接種枠を現在1万5,000程度設けていて、3,500人程度の予約があり、予約率が22.5%ということである。個別接種の枠は2月末までに4万から5万程度に対して、1月中に発送をした接種券は4万4,000程度であり、個別接種の予約を含めると全体として予約率が低いとは言い切れないが、少なくとも集団接種の予約率は低い状況である。個別接種において、予約も始まり、問い合わせがあるということなので、全体の接種率はある程度増えてくると考えている。
 集団接種は、1月29日から開始する。3回目接種としては、三重県下の市として初めての集団接種となる。
 

質疑応答

質問:集団接種予約の空き状況について、高齢者から予約を始めているので、最寄りの個別接種で受けたいと思う人が多いと想像するが、予約率が低い理由について、どのように考えているのか。また、モデルナ社製ワクチンを集団接種で使用するということだが、1バイアルからとれる接種本数が多かったと思うので、余った分の活用についてどのように考えているのか。
市長:集団接種の予約率が低いことについて、高齢者が近くの医療機関で受けたいというニーズもあると思う。また、今回ワクチンの種類を個別接種と集団接種で分けていて、集団接種では現在モデルナのみ、個別接種は現在ファイザーのみということで、選択に影響しているのか分からないが、一つの要因として考えられると思う。
 ただ、個別と集団を合わせて接種率を上げていくという方針である。初回に接種券を送付した人も個別接種を受けてもらうことができるが、今後、集団と個別のバランスを考えると、集団もある程度接種率をあげていかないと、今後発送する人の接種機会の選択が失われていくことになるので、国も交互接種を認めているので、集団接種の予約を取ってもらいたいと思っている。この調整は、今後の課題としてやっていかなければいけないと思う。
回答:1月29、30日から集団接種を始めていくが、29日の枠はおおむね埋まっていて、30日の予約率は低い現状にある。(新型コロナウイルス感染症対策室)
市長:最初の接種券の発送は、17日に2万通程度、24日に2万通程度である。24日発送分が届き始めているので、予約は埋まっていくと思うが、状況は見定めていかなければいけないと思っている。余ったワクチンの活用としては、前回同様に、枠として余った分、予約が入らない分について、まずはエッセンシャルワーカーに対して行うことで調整しているところである。当日余った分については、窓口が職場の職員などに対して行うことで調整を図っているところである。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:今、かなり感染者が増えていて、基礎疾患のある人で亡くなられたりする状況もあるが、3回目接種について悩んでいる人もいると思うので、呼びかけなどあればお願いしたい。
市長:基本的には自己判断になるので、希望者に対してになるが、3回目接種の効果においてオミクロン株にも効くという報道もある。また、交互接種に遠慮している人もいると思うが、国は交互接種を認め、副反応についても開示していて問題ないと理解している。このようなことも踏まえて、希望される人は、予約を取ってもらいたいと思う。
質問:新型コロナ感染症関連の中で、濃厚接触者について、医療従事者や学校関係の人を除いて、今後検査しないという話だったと思うが、検査キットが足りないことが一因として挙げられるのか。
市長:本日から四日市市の保健所においては、無症状の濃厚接触者に対する検査を限定していくということである。重症化リスクが高い人や、高齢者また妊婦に限って行うという方針をとっている。
 三重県には、四日市市保健所以外に8つの保健所があるが、県はこの方針を1月21日から実施していて、理由は保健所の人員不足と聞いている。本市は第5波の経験も踏まえて全庁的に応援体制を構築していたことから、人員においては足りているという判断の下、無症状の濃厚接触者に対しても全員の検査を続けてきた。ただ、PCR検査の試薬などの入手が困難な状況に直面して、一定程度制限をかけなければならない状況に至った。本日から人員不足ではなく、今後、PCR検査に関する試薬や容器などの物資が不足することにより、重症化リスクが高い人などに対する検査ができなくなるおそれがあることから、無症状の濃厚接触者に対する検査を限定することとなった。遺憾ではあるが、厳しい状況下での判断であり理解してもらいたいと思う。なお、検査を限定する理由が試薬や容器などの入手状況なので、この部分が改善されれば、無症状の濃厚接触者に対しても全員に対して検査をしていきたいと思っている。ただ、全国的に見ても多くの保健所で限定されている状況になっていて、試薬や容器などがこれほど入手困難になるとは思っていなかった。現在四日市は、第5波と比べると5割6割の感染者数であるが、第5波の際には四日市市は全国的に見ても多くの感染者が出ていたので融通は利いた。今回は全国的に感染者が増えているので全国的に需要が高く、四日市の需要が高くなくても入手が困難という状況になっているという状況である。
質問:県は人員不足で、四日市市は物がないということだが、県が無料でキットを配布していると思うので、一時的に融通してもらうということは厳しいのか。
市長:それについて検討はしたが、いろいろな課題がある。例えば、県の無料配布のPCRのキットは検査のために愛知県の検査機関に送っている。愛知県に送って検査して結果を受けて通知するので3日程度かかる。コロナの治療薬があるが、発症から5日ぐらいまでに投与しないと効果がないと言われているので、PCR検査に3日かけるのは、薬を投与する機会を失うことになるので、代用しにくい状況である。また、県自体が制限をかけている中、四日市が県より広い範囲の検査を行うことに協力してもらえるのかということもあり難しい状況である。保健所単位で試薬や容器などを調達しているが、一括で調達してもらえればもっとスムーズになると思うので、流通や入手の手段について検討している。
 

その他

質問:コロナ関連について、今オミクロン株なのか感染が若い人に広がっていて、特に子どもの感染が第5波と異なって割合が大きいと思うが、四日市市の学校での休校状況、学級閉鎖、学年閉鎖の状況、また、保育園、幼稚園、こども園の休園状況はどういった状況なのか、把握している範囲で教えてもらいたい。
市長:学校での感染者数は増えているが、第5波と違い保健所が機能しているので、速やかに濃厚接触者の調査等ができている。濃厚接触者の特定を速やかに行い、検査対象者のみ自宅待機という方針をとっているので、一部休校措置を取ったケースはあったが、それほど多くの学校を休校にはしていない。
 今後、学校関係の濃厚接触者に対しては、状況に応じて検査をしていかなければならないと考えているので、学校においても無症状であっても優先的に検査していこうと考えている。これからの増え方によって休校措置を取るケースが出てくるかもしれない。休校とは、濃厚接触者が特定できない場合に登校させないという措置であるので、人員を増強して検査や調査等を速やかに行い学校生活に影響が出ないようにしたいと思っている。
 一方で、コロナの感染を不安に思い休む児童生徒は出席停止となり、欠席扱いにしてしないが、このような措置で休む人も今増えてきている。今後このような人が増えてくるのかどうかを見定めないといけないが、完全に学校閉鎖してオンライン学習にするというわけではなく、学校はできる限り継続していき、長期的に休む人に対しては、オンラインなどで学校とつなぐ体制を再構築していかなくてはいけないと考えている。
質問:園はどうか。
市長:園においても感染者は出ている。私立のケースもあるので、市主導でできないところもあるが、園においても速やかに検査していて、休園が続いているという状況にはないと認識している。私立の判断については、何とも言えないが、まだ第5波のときのような状況ではないという認識である。
質問:数値で示せれば、後で教えてもらいたい。また、学校において、体育や給食とどうしても学校生活の中でマスクを外すという場面が出てきてしまうと思うが、第6波に入ってから新たに、グループ活動をできるだけ制限するなどの感染対策を強化しているところはあるか。
市長:詳細は教育委員会に確認してもらいたいが、例えば県の指針に沿ってクラブ活動に対して、対外試合を自粛するなど一定の制限をかけていると思う。また、学校生活においても、宿泊を伴うような行事などは取りやめているという話は聞いているので、適宜対応していると思う。
質問:新しい図書館の基本計画の策定が、当初今年度中であったが来年度以降になるという話があったと思うが、これについてどのように受け止めているか聞かせてもらいたい。
市長:新しい図書館については市民の皆さんの期待も大きいので、今回スケジュールを先延ばしにしたことは残念な結果であると思っている。ただ、新図書館をスターアイランド跡地に建設される建物に組み込んでいく話については、完全に止まっているわけではなく、近鉄グループホールディングスも設計業者と契約を行い、本市も設計業者と契約を行い、その4者で協議を継続的に行っているので、一歩一歩前に進んでいる状況である。ただ、来年度当初予算に上程していくまでに至らなかったところである。本市もできる限り早く次の方向を示したいという思いはあるが、全国的に見ても図書館を民間施設の中に組み込むというのは珍しい事例であることと、相手方のスケジュール感と調整が必要であることから、本市のスケジュール感どおりにはいかないという難しさが表れたと思っている。今後、前には進んでいるので、来年度に補正予算として上程していきたいと考えている。ただ、これも近鉄グループホールディングスとの協議を行い、本市の認識と合致した上での次の段階になるので、その段階に拙速にいくわけではなく、市民の皆さんや議会に報告しながら一つ一つ段階を踏んでいきたいと思っている。先延ばしにしていいわけではないし、市民の皆さんの期待も大きいので、できる限り早いタイミングで進めていきたいということは近鉄グループホールディングスには伝えてあるので何とか進めていければと思う。
質問:スケジュール感で協議の遅れが出たという話だと思うが、背景として、どのようなことが要因として挙げられるのか。
市長:令和3年度に基本計画を互いに立てて、すり合わせし合意したうえで来年度には基本設計に入るという話であった。令和3年度の当初予算に上程し可決されて予算を執行し設計会社と契約して進めていたが、近鉄グループホールディングス側はそのスピード感で進められず設計業者との契約が昨年の後半頃であったと思う。4者での協議が実現したのは昨年末頃であったので、その後数か月で話を進めることは厳しかったというのが事実である。半年程度遅れていて、その分ずれ込むのではないかと思うが、当初立てた予定で進めていたので協力を求めていくしかないと考えている。
質問:コロナの影響によって4者間の協議が遅れたということではないのか。
市長:コロナの原因がないとは言えないが、この案件については本市にとっても大きな事業であるので、機会を設けて進めていくという理解のもと進めている。多少遅れることがあっても、根本的にはこの案件はコロナ禍であっても、しっかりと進めていかなければならないということで取り組んでいる。
質問:四日市市と近鉄グループホールディングスのスピード感が少し違うという話の中で、市としては非常に大きな案件であり、市民の期待も高い案件であるが、近鉄グループホールディングスにとっては、優先順位的に、ほかの事業などとの絡みがあって経営資源を四日市のスターアイランド跡地に向けられていないということも背景にあるのか。
市長:近鉄グループホールディングスの中の優先順位というのは、本市では知り得ないが、近鉄グループホールディングス自身にとっても大事な場所であり、グループにとって有益な場所であるという認識は示されている。また、現場レベルであるが、三重県を象徴するような施設にしたいという意向も聞いている。実際に設計業者と契約を締結したことを踏まえると、近鉄グループホールディングスとしてもやらなければいけない案件であると捉えていると思っている。
質問:四日市市としては図書館の有力候補地の一つとしてあそこを挙げて進めているが、近鉄グループホールディングスとしては三重県の代表的な施設にしたいという中で、あの土地をどのようにしていくかという考え方の中に図書館という選択肢が入ってくるのか。
市長:近鉄グループホールディングスにとっては、図書館が入ることが建物全体にとって有益かどうかという判断になる。図書館分の容積率は積み増していくことになり、図書館が計画している建物のスペースに割って入るわけではなく、建物に加えて図書館を造るかどうかということになる。また、近鉄グループホールディングスは定期借地で販売していくが、四日市市の図書館スペース用として追加設計したところは確実に四日市市が購入することになる。近鉄グループホールディングスとして、ある程度の規模の三重県を象徴するような施設にしたいという意向もあるようなので、図書館スペース以外のところをどういうものにしていくのかというところで悩まれているのではないかと思っている。全てが決まったうえで進めていくと判断するのではないかと考えると、ビジネスとしてかなり詰めていかなければいけないと思うので、時間がかかるのは仕方ないのかと思う。図書館を入れることは、不利益を被るような施設ではないので近鉄グループホールディングスにとってメリットしかないと思っている。全体の枠組みがまだ詰め切れていないのではないかと思っている。
質問:今回当初予算案の中に入れられなかったが、早ければ5月や6月を目指すということか。
市長:できれば近いうちに、それぞれの条件を議会に示さないといけないと思っている。近鉄グループホールディングスとして条件がまとまったので進めていくというわけにはいかない。建設する建物で、図書館スペースを含めて四日市市が購入するスペースはどれぐらいの相場になるということを示してもらい、本市が許容できる条件かどうかを踏まえて進めていくことになる。また、この部分については、議会や市民の皆さんに対する説明が必要になるが、春頃に行えればいいと思っている。
質問:人口減少について2点ほど聞きたい。1月1日の四日市市の人口を見ると、30万9,000程だったと思う。統計を見ると、楠町と合併してから初めて31万人を割ったと思う。四日市市は企業の雇用に影響を受け、4月から半導体工場の一部稼働もあるので、全体的な動向は分からないが、漸減している状況をどのように捉えているのか。また、一見知事が人口減少の対策についていろいろなところで訴えていて、人口減少に特化した部署をつくるということも言っていた。そのような県の方針もあるが、四日市市としては今後、方針としてどうあるべきと考えているのか。
市長:人口減少について、深刻に受け止めている。国勢調査においても、四日市市の減少が想像以上であったので危惧しているところである。四日市市の人口は、企業の動向に比例する部分が多分にあるので、キオクシアの新しい半導体工場が稼働することに期待しているし、様々な設備投資もこれから出てくるとも聞いている。本市においては、このような民間の投資が人口減少を食い止める大きな一手であると認識しているので、産業界と連携し、新たな産業を見いだしていくということも含めて取り組んでいかなければならないと思っている。
 今中心市街地の再開発プロジェクトも動いてきている。街としての魅力を高めていくことも大切であるので、この中心市街地再開発プロジェクトをしっかりとやり遂げて、魅力ある街として県下でも輝いていきたいと思っている。三重県全体の人口減少については、どちらかというと南のほうが減少していると聞いている。四日市市は人口ダム機能にならなくてはいけないと思う。中勢や南勢の人が名古屋に行くのではなく、四日市で踏みとどまってもらい、人口減少を食い止められる自治体にならなければいけないと考えているので、より一層の魅力づくりが必要不可欠だと思っている。

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