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令和04年03月29日 記者発表資料 三菱化工機株式会社四日市工場における土壌汚染及び地下水汚染について

問い合わせ番号:16484-6844-6096 更新日:2022年 3月 29日

1.発表内容

 令和4年3月28日、三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項の規定に基づき、三菱化工機株式会社(神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号 取締役社長 田中利一)から、同社四日市工場(四日市市大治田三丁目3番48号)敷地内において、土壌汚染及び地下水汚染を発見した旨の届出がありました。
 届出によると、同社が、当該敷地において、土壌を自主的に調査した結果、1区画で「鉛及びその化合物」が土壌溶出量基準及び土壌含有量基準を超過し、26区画で「ふっ素及びその化合物」が土壌溶出量基準を超過しました。また、地下水を調査したところ、3区画で「ふっ素及びその化合物」が地下水基準を超過したが、地下水下流側の敷地境界付近では基準を満たしていたことから周辺環境への影響はないと考えられます。
 なお、汚染原因として、工場敷地内での「鉛及びその化合物」、「ふっ素及びその化合物」の取り扱いによる可能性が考えられます。
 

 今回、基準を超過した有害物質及び濃度は次のとおりです。

<土壌調査結果>(溶出量)

物質名

検出濃度

(土壌溶出量基準の倍数)

土壌溶出量基準

ふっ素及びその化合物

0.84 ~ 18 mg/L

(約1.1 ~ 22.5倍)

0.8 mg/L
鉛及びその化合物

0.054 mg/L

(約5.4倍)

0.01 mg/L

※汚染区画のうち一部は、シート養生等により、汚染の拡散防止措置が講じられています。

 

<土壌調査結果>(含有量)

物質名

検出濃度

(土壌含有量基準の倍数)

土壌含有量基準

鉛及びその化合物

640 mg/kg

(約4.3倍)

150 mg/kg

※汚染区画は、シート養生等により、汚染の拡散防止措置が講じられています。


<地下水調査結果>

物質名

検出濃度

(地下水基準の倍数)

地下水基準
ふっ素及びその化合物

0.89 ~ 1.7 mg/L

(約1.1 ~ 2.1倍)

0.8 mg/L

  

2.対応方針

 令和4年3月30日、現地への立入調査を実施します。

【参考】
○ふっ素及びその化合物
 ふっ素及びその化合物は、ホタル石などの形態で自然界に広く分布しています。環境中においては、河川や地下水、土壌中に含まれており、海水中のふっ素は比較的高濃度(1.3~1.4mg/L程度)となっています。ふっ素化合物は、ガラス加工や電子工業等において使用されるほか、ふっ素樹脂等として広く用いられます。また、適量のふっ素は虫歯予防に有効であり、歯磨材にも添加されています。ふっ素による健康被害としては、飲料水として過剰な摂取による斑状歯の発生等が知られています。

○「鉛及びその化合物」
古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。鉛は地殻の表層部には重量比で0.0015%程度存在し、水や大気中から検出される鉛には、人為的な排出のほかに地質に起因するものが含まれます。
なお、鉛は人の臓器や組織に通常存在する物質ですが、高濃度の鉛の暴露では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。
 

別紙(besshi)

【問い合わせ先】 
四日市市 環境保全課(担当:大気水質係 中尾、西塚) 電話:059-354-8189
 

このページに関するお問い合わせ先

環境部 環境政策課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎5F)
電話番号:059-354-8188
FAX番号:059-354-4412

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