令和05年02月16日　記者発表資料　四日市市城西町地内における地下水汚染について

１．発表内容

　令和5年2月15日に三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項に基づき、現土地所有者から、四日市市城西町地内において、平成28年11月4日に「ベンゼン」による地下水汚染があった旨の届出がありました。
　届出によると当該地は平成28年10月までガソリンスタンドとして利用されていましたが、ガソリンスタンドを運営していた事業者がガソリンスタンドを廃業した時点で、敷地内で使用履歴のある有害物質を対象に自主的に土壌・地下水調査を実施しました。調査の結果、土壌汚染はありませんでしたが、1地点で「ベンゼン」が地下水基準を超過しました（地点は別紙参照）。
　地下水汚染の原因については、ガソリン由来であると考えられますが、当該ガソリンスタンドは
既に廃業されており、地下タンクを含めて施設は現時点で全て撤去されていると報告を受けています。
　なお、平成30年3月に当時の土地所有者が敷地境界等において地下水調査を実施、令和4年7月には現土地所有者が敷地境界等において地下水調査を実施しており、いずれもベンゼンが地下水基準を満たしていることを確認していることから、現時点で周辺環境への影響はないものと考えられます。

　基準を超過した有害物質及び濃度は次のとおりです。
 

＜地下水調査結果＞

２．対応方針

（１） 令和5年2月17日に当該地の現状確認を行います。

【参考】
○ベンゼン（揮発性有機化合物）
特有の芳香臭を持つ水より軽い無色の液体で、水に溶けにくいですが、有機溶媒には良く溶けます。また、揮発性が強く引火性があり、光、空気に対しては安定ですが、生分解は可能です。高濃度のベンゼンを急性暴露すると、めまい、嘔吐、頭痛、ねむけ、よろめき、平衡感覚減少、昏睡など主に中枢神経系統に影響を受けます。
 

別紙（PDF／909KB）

【問い合わせ先】　
四日市市　環境政策課（担当：大気水質係　中尾、浦）　電話：059-354-8189