ヘルパンギーナに注意しましょう!
問い合わせ番号:16872-3875-0509 更新日:2025年 8月 8日
ヘルパンギーナについて
ヘルパンギーナは、発熱とともに、のどに痛みと水疱(すいほう)が現れる、「夏かぜ」の一種です。乳幼児を中心に、主に夏に流行します。
三重県では、2005年、2007年、2015年に流行がありました。また、2023年は全国的にも大流行しました。2025年現在も、流行が拡大しています。
こまめな手洗いで、感染を予防しましょう。
主な症状
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感染してから2~4日後に、突然の発熱に続いて、のどに痛みと、直径1~2mm(大きいものでは5mmほど)の水疱が現れます。
水疱が潰れると、痛みを伴います。 - 一般的に経過は良好で、2~3日以内に回復します。
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発熱時に熱性けいれんを伴うことや、口腔内の痛みのため、不機嫌、拒食、哺乳障害、それによる脱水症状などが起こることもあります。
小児では、まれに髄膜炎や心筋炎などを合併することがあります。
特別な治療はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
療養中は、こまめな水分補給を心がけましょう。
療養中に以下の症状がみられた場合は、医療機関へ受診しましょう!
高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、
呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、
水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしている など
感染予防のポイント
主な感染経路は、ウイルスが含まれた咳やくしゃみのしぶきを吸い込む「飛沫感染」や、手についたウイルスが口に入る「接触感染」です。
日頃からの手洗いなど、基本的な感染対策で予防しましょう。
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ヘルパンギーナの原因となるウイルスは、アルコール消毒に抵抗性があります。
流水と石けんでこまめに手を洗いましょう。 - 咳などの症状がある場合には、マスクを着用するなどの咳エチケットを心がけましょう。
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トイレの後やオムツ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
集団生活ではタオルの共有は避けましょう。
発症後2~4週間程度は、患者さんの便にはウイルスが含まれています。
症状がおさまった後も、トイレの後やオムツ交換の後は、しっかりと手洗いを行いましょう。
発生状況(三重県感染症情報センター報告より)
週 | 四日市市 | 三重県 | 全国 |
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2025年第29週(7月14日~7月20日) | 2.67 | 3.98 | 1.87 |
2025年第30週(7月21日~7月27日) | 2.33 | 3.84 | 1.63 |
2025年第31週(7月28日~8月3日) | 4.83 | 3.98 |
三重県のヘルパンギーナ定点当たり患者届出数
定点とは、発生状況を知るために県が指定した医療機関で、県内44医療機関(うち四日市市6医療機関)あります。
関連リンク
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町2番2号(総合会館4F)
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