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令和6年4月 年度初め市長訓示

問い合わせ番号:17119-5876-3499 更新日:2023年 4月 3日

 年度始めの訓示を述べさせていただきます。
 4月1日月曜日、スタートの日です。 
 新しい年度がスタートするにあたって、今日は素晴らしい天気に恵まれ、1年がいい形でスタートできるのかなという期待感も出てくるところです。
 昨年の5月に新型コロナの扱いが2類から5類に変わり、大きく世の中が変わってきました。 町の賑わいも戻って、昨年11月にはB-1グランプリを本市で開催することができ、非常に多くの方にお越しいただいて大盛況でした。
 その他様々な行事も完全に戻ったと言っても過言ではなく、この世の中が明るい空気に包まれて、 コロナ前の元気を取り戻そうというこのタイミングで令和6年度がスタートするというところです。
 今年度はコロナが明けて丸1年です。コロナの影響を受けない1年になります。引き続き、四日市市役所は、市民の皆さんのために、四日市市の将来をしっかりと描いていき、そして皆さんに勇気や希望を与えられる組織であり続けたいと思うところです。
 一方で、新型コロナの経験はたくさんの学びがありました。やはり市民の皆さんの生活を支えるのは我々、行政マンなんだと。四日市市役所の職員が市民の皆様の生活を支えていくんだというところを強く認識できる機会でもありました。一般的に行政は縦割りと言われてることも多いですが、それを取っ払って、オール四日市市役所で大きな課題に向き合ってこれたことは1つの大きな経験であり財産なのかなと思います。
 部局を横断して、しっかりと1つの課題に対して向き合って道を切り開いていく、こういった組織でこれからもあり続けたいと思っていますので、よろしくお願いします。
 さて、令和6年度の話をさせていただくと、2月に当初予算の発表を行ったときに当初予算の名前をこう命名させてもらいました。「新たな未来に向けた元気都市創造予算」という予算です。この予算を1年間、執行していくわけですが、なぜこのようなネーミングにしたかと言うと、新たな未来に向けたということです。この1年間で完成、スタートするサービスや施設もいくつかありますが、例年よりは少なめです。それよりも、中長期的に検討が必要な取り組みが非常に多くあります。
 とりわけ、大きなものと言うと、総合計画があります。令和7年度からの総合計画の後半部分の重点的横断戦略プランをこの1年間をかけて作っていかなければなりません。これは全庁的な取り組みです。部署の垣根を超えてという話をさせてもらいましたが、重点的横断戦略プランは部署の垣根を超えた取り組みなので、是非とも様々な部署との連携を図りながら、四日市の未来を作っていくといった施策に向けて知恵を絞って、総合計画の後半部分を、しっかりと皆さんとともに作り上げていきたいと思っております。
 また、中長期的な取り組みで言うと、中心市街地の再開発プロジェクトも、今年度何が完成するというわけではありませんが、引き続き大きな事業が続いていきます。スターアイランド跡地の新図書館については新しい大きなフェーズを迎えます。そしてJR四日市駅前の開発においても、大学設置について基本計画を策定していく段階になります。この1年でハード面の計画も含めた形で作り切るという大きなタスクがあります。またPark-PFIの事業者が今年度決定していくということで、着実に前に進んでいかなければならない1年になります。
 引き続きカーボンニュートラルの取り組みは中長期に及び、四郷地区に整備していく障害者福祉施設の基本計画の策定、また行政DXにもしっかりと取り組んでいかなければなりません。地場産の今後の方向性、さらには花火大会の準備、様々な 将来に向けた準備段階の取り組みが多くありますので、しっかりと将来を見据えながら取り組みを進めていただきたいと思っています。
 その前提として四日市市は非常に恵まれた状況にあると思っています。これは過去からも続いていることですが、産業が活況です。先週、国が発表した土地の公示価格を見ても、 三重県下で最も1年間で地価が上がった場所が近鉄四日市駅周辺でした。1年間で4.8パーセント地価が上がっているということです。これは全国的な景気の回復とともに、この中心市街地の再開発プロジェクトが大きな要因であると報道されています。多くの方がこの四日市に今注目をしているということです。中心市街地の再開発プロジェクトは1つの象徴的なプロジェクトですが、それを超えて全庁的に四日市が注目されている中で、何を四日市市が打ち出していくのかということを意識しながら、皆さんと共に頑張っていきたいと思っています。今がチャンスですので、いい形で様々なものを発表していきたいと思っています。
 さて昨年度の1年間、少し振り返りますと 昨年度は苦戦していましたふるさと納税に対応するために新たにふるさと納税推進室を立ち上げて、戦略プロデューサーに着任してもらいました。かなり厳しい取り組みになると、思っていましたが、関係者の皆さんに非常に頑張っていただき、様々な企画、アイデアを出してもらいました。その結果、速報値ではありますが、1年前と比べて寄付額が3.7倍に今なっていると報告を受けています。大負けしていた四日市市が本当にリカバーできていくんだろうかという不安を抱えながらのスタートでしたが、担当職員が必死になって、知恵を絞って、 工夫を凝らして頑張った結果、成果が出始めてきています。これはどの部署にも言えますが、本気になって知恵を絞って議論し合って新しい仕組みを作っていく、ルールを作っていく、こうしていけば 必ず道は切り開けていくものだと私は思っていますので、それを各部署に当てはめて、それぞれ努力をしていただきたいと思いますし、部内でも、課内でも共有していただきたいと思います。
 そして、今年度は4月からICT戦略課がデジタル戦略課に変わりまして、その中で行政DX推進室が立ち上がります。今年はDXにしっかりと取り組んでいきたいと思います。そもそもDXの取り組み自体が過去から続いていますが、まだまだ 目覚ましい成果が出たかというと、そういう状況ではありません。こういうこともあって、今回デジタル戦略課行政DX推進室というものを立ち上げました。このDXは全部署に影響するものです。様々なDXを使っていく、業務改善を行っていくものもあり、生成AIも今年度330ほどのライセンスを用いて各部署で使えるようにしたいと思います。積極的にこのDXに対して向き合っていただきたいと思います。昨年度からデジタル人材育成の教育プログラムをスタートさせて、3年で全職員が受講するという仕組みを作ったわけでありますが、これと並行して 職員1人1人がこのDX、デジタルと向かい合わなければ大きな変革はないと思います。その目の前にある業務に忙殺されてしまうという理由はあるのかもしれませんが、手をつけずに永久に忙殺されるスパイラルを繰り返すのか、DXに挑戦して新しい道を切り開いて業務改善への道をつなぎ、市民サービスの向上につなげるのか、また我々の働き方改革につなげていき、 職員満足度を上げていくのか、これは所属長の皆さんにかかっていることだと思います。適材適所あるかもしれませんが、各所属において、デジタルの得意な職員を見極めてもらい、その職員を中心に、何かしらのデジタルに関連したアクションをしていただければと思っています。1人1人の力は小さいですが、組織一丸となってDXに取り組んでいけば大きな変革を生むことができると思います。ぜひともこの行政DXの推進を担当部署だけではなく、全ての部署で何らかの取り組みを進めていただけるようお願いしたいと思います。
 我々、四日市市役所が目指すべきところは、東海エリアの中枢都市として、しっかりとこの四日市市が存在感を示していけるかどうかです。三重県そして東海エリアを牽引していく四日市市、模範となれるような四日市を目指していきたいと思っていますので、誇りと自信とプライド持ちながら、また謙虚な気持ちを持って、この1年も一生懸命頑張っていきたいと思いますので、皆さんとともに最高の1年間にしていきましょう。

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 秘書国際課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8F)
電話番号:059-354-8111
FAX番号:059-354-3974

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