農畜水産物中の有機フッ素化合物(PFAS)について
問い合わせ番号:17574-7119-0805 更新日:2025年 9月 19日
有機フッ素化合物とは
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、半導体用反射防止剤、泡消火薬剤、界面活性剤等の幅広い用途で使用されてきました。
PFOS及びPFOAはその有用性の反面、自然界で分解されにくく、環境中に蓄積されやすいことなどから、日本においては、それぞれ2010年と2021年に環境中への放出による汚染を防止する目的で、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に基づき製造・輸入等が規制されています。
農畜水産物への影響
国(農林水産省)では、PFOS、PFOAなどのペルフルオロアルキル化合物を、優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質の一つとして位置付けて、食品の安全を確保するため、食品中の含有実態の把握や、農業環境から農畜水産物への移行等に関する情報の収集をしています。
この度、農林水産省において、令和6年度国産農畜水産物に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)の実態調査や試験研究の結果が下記のとおり公表(一部抜粋)されました。
~国産農畜水産物からのPFOS、PFOA摂取量は耐容摂取量と比較して十分に少ないことが判明~ ・調査対象品目(14品目)の分析結果(濃度)と平均消費量を用いて、これらの品目からの総摂取量を試算すると、PFOSで0.10 ng/kg体重/日、PFOAで0.08 ng/kg体重/日であり、耐容一日摂取量(TDI)※ 20 ng/kg体重/日と比べると、それぞれ十分に少ない水準にあること。 |
令和6年度国産農畜水産物に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)の実態調査や試験研究の結果について(農林水産省ホームページ)
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