令和07年11月28日 記者発表資料 特集展示「大正・昭和のモダンデザイン」開催のお知らせ
問い合わせ番号:17636-8335-3570 更新日:2025年 11月 28日
当館では、12月9日(火)から令和8年3月1日(日)まで、特集展示「大正・昭和のモダンデザイン」を開催いたします。
展覧会名称
特集展示「大正・昭和のモダンデザイン」
会期
令和7年12月9日(火)~令和8年3月1日(日)
休館日:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始(12月26日~1月1日)
開館時間:午前9時30分から午後5時
会場
そらんぽ四日市(四日市市立博物館)
3階 展覧処「白里亭(はくりてい)」(常設展「時空街道」内)
〒510-0075 四日市市安島一丁目3番16号
TEL059-355-2700
観覧料
無料
主催
四日市市立博物館
開催趣旨
企画展「昭和のくらし 昭和のまつり」(会期:令和8年1月2日~3月1日)の開催にあわせて、当館の収蔵品の中から、大正から昭和にかけて人気を集めた絵封筒や豆本など、小さな画面に込められたデザインを紹介します。
絵封筒は、縦15.5cm×横6.4cmと小ぶりですが、その表面には、金銀刷りなどを用いながら、可憐で、ドラマティックなデザインが施されています。こうした絵封筒は、竹久夢二(明治17年[1884]-昭和9年[1934])や小林かいち(明治29年[1896]-昭和43年[1968])などによってデザインされ、当時の女学生を中心に好評を博し、専用のアルバムを使ってコレクションされることもありました。
また、戦後には、名古屋タイムズ社の亀山巌(いわお)(明治40年[1907]-平成元年[1989])が版元として手掛けた「名古屋豆本」など、おおよそハガキを二つ折りにしたサイズである縦10cm×横7cm程度の地方豆本が国内各地で続々と刊行されるようになりました。随所に工夫を凝らした豆本は、数百部限定で発行され、愛好家たちによって熱心に収集されました。とりわけ、武井武雄(明治27年[1894]-昭和58年[1983])による小型の刊行作品は「本の宝石」とも呼ばれ、その装丁や仕掛けに作者のこだわりが凝縮されています。
当時の人々を魅了した絵封筒や豆本は、そのモダンな佇まいによって現代人をも引き付ける魅力があります。小さな画面に込められた繊細なデザインをお楽しみください。
問い合わせ先
四日市市 教育委員会 博物館
川端 電話059-355-2702
関連ファイル
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市安島一丁目3番16号
電話番号:059-355-2700
FAX番号:059-355-2704