じんけんフェスタ2025（開催報告）

　12月7日にじんけんフェスタ2025を四日市市勤労者・市民交流センターで開催しました。例年は四日市市文化会館で開催しておりましたが、今年は文化会館の工事に伴い、会場を変更しての開催となりました。
　じんけんフェスタは、12月4日から10日までの人権週間にあわせて、人権週間記念事業として毎年開催しています。
　今年も、非常に多くの方にご来場いただき、盛況のうちに無事、終了することができました。

本館

【多目的ホール】
人権大学あすてっぷ修了式／人権週間記念映画「父と僕の終わらない歌」

　多目的ホールでは、「よっかいち人権大学あすてっぷ2025」の修了式と、人権週間記念映画の上映を行いました。今年度、積極的に人権学習に取り組まれた28名が修了生となられました。来年度も受講生を募集しますので、是非お申込みください。

　人権週間記念映画「父と僕の終わらない歌」は、アルツハイマー型認知症と診断された父のかつての夢を叶えようとする息子と家族、仲間たちとの絆を描いた作品です。
　映画を通じて、認知症になったら何もできなくなるのではなく、生きがいと希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという「新しい認知症観」や、ジェンダーアイデンティティなどについて理解を深めていただきました。

【会議室、研修会議室　他】

　研修会議室では人権擁護委員よる、人権相談・中学生人権作文の表彰式や人権作文の朗読会が行われました。また、会議室では生命のメッセージ展が行われました。犯罪・事故などで理不尽に生命を奪われた犠牲者をメッセンジャーとしたパネルの展示がされました。
　　　

東館

【大会議室】
人形劇団むすび座「はらぺこぺっこん／ブレーメンのおんがくたい」（午前）
映画「おしりたんてい～さらば愛しき相棒よ～」（午後）

　大会議室では午前に、人形劇団むすび座による人形劇「はらぺこぺっこん／ブレーメンのおんがくたい」を上演しました。迫力ある劇にこどもはもちろん、大人も夢中になって観劇していました。
　午後には、映画「おしりたんてい～さらば愛しき相棒よ～」を上映し、家族や友達同士などで楽しんでいただきました。

【第２会議室】
市内の各学校・園による展示

　第2会議室では、市内の保育園・幼稚園・こども園による人権に関する取り組みや、小・中学校の児童生徒による人権ポスターの表彰作品の展示を行いました。児童生徒の作品の発表の場となり、入場された皆さんに鑑賞いただきました。

【ロビー、第３・４・５会議室】
市民団体や関係機関による展示・体験

　第３・４・５会議室では、各人権活動団体や企業による展示や体験を行いました。
　ロビーでは、本市の人権の取り組みなどの展示や、啓発冊子の配布を行いました。
　
 

  参加者にご回答いただいたアンケートの一部をご紹介します。

• てんじしつがいろいろあってたのしかった。（10歳未満）
• 学校以外ではあまり人権について知ることがないので良かったです。（20代）
• （映画を見て）認知症になってもその人は変わらない。そして家族たちの愛も変わらない事がよくわかりました。今一度自分と向き合いたいと思う。（60代）
• とても有意義な一日となりました。人権についてさまざまな形があるなと感じました。自分自身を見つめ直して日々を過ごしたいと思います。（40代）
• 人権ポスターや命について、人ごとではないと感じました。人に対して思いやりを持ちたいです。（50代）

　「人権の世紀」といわれる21世紀に、この「じんけんフェスタ」が人権意識を育み、明るい地域社会をつくるきっかけになれば幸いです。