神楽酒造酒蔵兼釜場・西酒蔵
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更新日:2025年
8月
6日


神楽酒造酒蔵兼釜場・西酒蔵
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種別
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国登録有形文化財(建造物)
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所在地
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室山町326
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所有者
(管理者)
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神楽酒造株式会社
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登録年月日
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令和7年8月6日
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解説
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四郷地区は、19世紀に入ると味噌、醤油、清酒、清酢といった醸造業が盛んとなり、それに加え製茶、製糸、紡績も発達するに及び、三重県の経済を牽引する地区へと急激に成長しました。そのひとつである神楽酒造は名酒「神楽」の醸造元で、各工場の林立した四郷地区の歴史的景観を構成する要素となっています。
酒蔵兼釜場の1階は土間で、洗米場、蒸米場、麹室等に利用されており、瓶詰め作業も行われています。2階も醸造作業に利用されていましたが、現在は物置としています。釜場には煉瓦造煙突を備え、一部は検査室や事務室になっています。全体的に内部は作業場としての大規模な空間となっており、それを支える柱や梁等の豪壮な構造部材が露出し、迫力のある景観を示しています。建築年代は、文書史料から江戸時代末期の安政5(1858)年とされ、改修や減築を受けながらも当時の醸造業の様子を今に伝えています。
西酒蔵は、酒蔵兼釜場に接して建ち、両者は、一体の建物とみえる形状をしています。現在は、2階を倉庫、1階を仕込みの作業場としての利用に加え、一部を酵母室や神楽酒造の歴史を伝える道具や史料を保管しています。内部の大半は作業場としての大規模な空間となっています。建築年代は、古写真や口伝から明治の中頃と推測され、酒蔵兼釜場よりもやや遅れて建築されたようです。和釘を使用する酒蔵兼釜場に対し、洋釘が使用されていることもこれを裏付けます。
本来は、さらに南側に1棟並行し、並行する3棟一体となった大規模な空間を構成していましたが、道路拡幅により減築されています。減築されたとはいえ大規模な空間を保持しており、大規模な空間を実現する建築手法等を今に伝える貴重な建造物と言えます。
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