麻しん(はしか)に注意しましょう!
問い合わせ番号:10010-0000-1149 更新日:2019年 12月 5日
麻しん(はしか)について
麻しんは一般的に「はしか」と呼ばれている、麻しんウイルスを原因とする感染症です。
日本は、平成27年3月27日に、WHO(世界保健機関西太平洋地域事務局)により、麻しんの排除状態にあると認定されましたが、その後も、渡航歴のある患者や、その接触者からの患者の発生がみられます。
主な症状
麻しんウイルス感染後10~12日程度経過してから、症状が現れます。
症状は、その経過によって三期に分けられます。
- カタル期(3~5日間) 注:一般的に症状の始まる時期を指します。
38℃前後の発熱、咳、鼻汁、結膜充血、目脂などがみられます。
また、熱が一時下がるころに、頬粘膜にコプリック斑(やや隆起した1mm程度の小さな斑点)が出現します。 - 発疹期(4~5日間)
一時下がった熱が再び上がり、39.5℃以上の高熱が続きます。
そして、発疹が耳後部から出現し、身体の下方へと拡がっていきます。 - 回復期
解熱し、発疹は出現した順に、色素沈着を残して消えていきます。
感染経路
- 患者の咳、くしゃみに含まれるウイルスを吸い込む。
- ウイルスが付着した手で、口や鼻に触れる。
注:発病1~2日前から、発疹出現後4~5日まで、感染力があります。
(学校は解熱後3日を経過するまで出席停止となります)
予防方法
麻しんにかからないようにするためには、予防接種を受けることが最も効果的です。
- 生後1歳のお子さんと、年長(小学校入学前の1年間)にあたる時期のお子さんは、麻しん・風しん混合(MR)ワクチンを無料で受けることができます。
まだ接種を受けていない方は早めに接種しましょう。
参考:定期予防接種 (こども保健福祉課) - 医療・保育・教育関係者、海外渡航を計画している方、0歳児の家族などで、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。
- 妊娠中はワクチン接種を受けることが出来ません。
麻しんにかかる可能性の高い同居者(麻しんワクチンの2回接種を完了していないなど)が居る場合、同居者のワクチン接種等の対応について、かかりつけの医師にご相談ください。
麻しんが疑われる症状がある場合
麻しんの主な症状(発熱、せき、発疹など)がある場合や、最近麻しんを疑われる方との接触があった場合には、
- 学校や仕事を休み、早めに医療機関を受診してください。
- 麻しんが疑われることを、受診の前に電話などで伝えておいてください。
- 過去に予防接種を受けたことがある人は、症状が現れにくいこともあります。
かかりつけ医等に相談してください。
現在の発生状況
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
四日市市 | 4 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 ※1 |
三重県 | 6 | 22 | 3 | 55 | 0 | 0 ※1 |
全国 | 165 | 189 | 282 | 44 | 13 | 2 ※2 |
※1:2021年第25週(2021年6月21日~6月27日)までの状況
※2:2021年第24週(2021年6月14日~6月20日)までの状況
三重県内での発生状況について、詳細は以下のとおりです。
麻しん(はしか)患者の発生について
記者発表資料
- 平成30年11月8日 記者発表資料 麻しん(はしか)の発生について
- 平成31年1月12日 記者発表資料 麻しん(はしか)の発生について
- 平成31年1月25日 記者発表資料 麻しん(はしか)の発生について
- 平成31年1月31日 記者発表資料 麻しん(はしか)の発生について
関連リンク
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