樹木
問い合わせ番号:10010-0000-1465 更新日:2017年 4月 1日
アオキ
ミズキ科の常緑低木。スギ林や常緑広葉樹林内に育成しており、庭木としても広く栽培されています。茎は、 はじめまっすぐ伸びますが、途中から2つ~3つに分か れ、これをくり返して枝を広げます。葉は大形で厚く光 沢があります。雌雄異株で雌花は小形で目立ちませんが、 雄花は大形で紫褐色の花をつけます。冬に楕円形の赤い 実が熟します。アオキは「青木」で枝が青いためです。
アカメガシワ
新芽が赤く、カシワの葉と同様に、昔は成長したこの木の葉に食物を盛ったことからこの名があるようです。夏には、花びらのない小さな花を枝先につけます。秋になると、葉は鮮やかな黄色になり山里の秋を演出してくれます。
アセビ
丘陵地には普通に見られる常緑の低木です。南部丘陵公園では、アカマツ林の低木層を作る木としてたくさん見られます。ツツジの仲間で春にはつぼ状の白い花を多数咲かせます。葉は有毒で、馬が食べると苦しむということから、漢字では馬酔木(あせび)と書きます。
ケヤキ
ニレ科の落葉高木です。しばしば人家に植えられたものが巨木に育っており、鹿間町や水沢町では今も見ることができます。ホウキを逆さまにしたような樹形で、老樹になると樹皮がはげ落ちてまだら模様となります。葉は卵形でざらざらしており、新緑も美しいのですが、秋の紅葉も見事です。建築、家具などに使われます。
コアジサイ
ユキノシタ科の落葉低木。葉は卵形で対生し、縁には鋭いぎざぎざがあります。初夏のころ、青紫色の花を多数つけます。四日市市内では、丘陵地の林の中で見かけることもありますが、もともと山地の植物ですので、少年自然の家や宮妻峡では普通に見ることができます。葉は秋には黄色く色づきます。名は小さなアジサイという意味です。
コナラ
四日市の丘陵地を代表する木で、新緑は淡い銀色でとてもきれいです。やがて緑が濃くなり、9月には早くも実が熟します。熟した実はうろこ状のお椀を持ったドングリになり、11月には葉が美しく紅葉します。樹肌には縦にふぞろいな割れ目ができます。また、コナラは、シイタケを育てる原木として利用されます。
ソヨゴ
丘陵地で普通に見られる常緑の低木です。葉には光沢があり、少し波打っているのが特徴で、風が吹くとよくそよぎます。6月頃に咲く白い花は目立ちませんが、秋になって長い柄の先につく赤い実は、林内でもよく目をひきます。
タニウツギ
スイカズラ科の落葉低木で、四日市では宮妻峡などの山地に自生してます。葉は卵形で先はとがり、裏面に白毛を密生します。枝はよく垂れ、枝先または葉腋に淡紅色の花をつけます。この仲間では花がもっとも豊かで美しく、花木として扱われ、庭園にも植えられています。谷間に多く自生していることからこの名がついています。
ヒサカキ
アカマツ林やコナラ林に普通に見られる常緑の低木です。葉はかたく縁にぎざぎざ(鋸歯)があります。5月頃目立たない白い花を下向きにつけ、秋になると実が黒く熟します。この実は小鳥たちが好んで食べます。サカキに代わって神事に使われることもあります。
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