吉崎海岸と貴重な動植物
問い合わせ番号:10010-0000-1479 更新日:2022年 11月 15日
<平成26年7月に、吉崎海岸でウミガメの産卵が確認されました。>
平成26年7月27日朝に吉崎海岸にて釣り人がウミガメ足跡を発見し、四日市ウミガメ保存会に連絡。31日に三重大学ウミガメ・スナメリ調査・保全サークル「かめっぷり」により卵の確認が行われました。
1.貴重な砂浜「吉崎海岸」
吉崎海岸周辺は、市内では貴重な砂浜が残る海岸です。
春には海浜植物のハマダイコン、ハマエンドウ、ハマヒルガオなどの花が咲き、絶滅が危惧されているハマニガナの黄色い花も見られます。
また、三重県の県鳥で、絶滅が危惧されているシロチドリの営巣地としても貴重な海岸です。
■吉崎海岸周辺に訪れるウミガメ
(1)産卵の状況
石油化学コンビナートが間近に迫る立地にありながら、吉崎海岸周辺では、アカウミガメの上陸や産卵が確認されています。
<最近の吉崎海岸周辺の産卵の状況>
・平成26年 7月 |

(2)ウミガメの足跡
毎年、ウミガメが繁殖のため伊勢湾にやってきます、そしてメスは、伊勢湾沿岸の各地に上陸し産卵します。四日市市では鈴鹿川派川の左岸や吉崎海岸で、2010年と2013年と2014年にアカウミガメの産卵が確認されています。
産卵時期は5月中旬から8月中旬までです。上陸すると下の写真のような足跡が残ります。見かけた際はウミガメネットワーク米川氏(☎090-5600-0221、✉umigamenetmie@gmail.com)までご連絡してください。
2.貴重な動植物のためにできること
貴重な動植物を保護するためには、砂浜の環境を保全する必要があります。
海岸を訪れた際に発生したゴミは持ち帰りましょう。
また、海岸には、他の場所で捨てたゴミも漂着物として集まってきます。内陸部でポイ捨てされたゴミが、雨が降った際などに、川を流れて海岸に漂着することがあります。
貴重な海浜植物やシロチドリ、ウミガメなどが将来にわたり本市で見られるように、海岸の保全にご協力ください。
注:本市では、吉崎海岸の環境保全のため、毎月第1日曜日8時から9時まで、ボランティアによる除草・清掃活動を実施しています。皆さんのご参加をお待ちしています。
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎5F)
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