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こにゅうどうくん

令和04年08月08日 記者会見要旨

問い合わせ番号:16614-7298-1576 更新日:2022年 5月 27日

市長定例記者会見

日時

令和4年8月8日(月曜日) 午前11時00分~

場所

総合会館7階 第3研修室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、共同通信、CTY、CBCテレビ、時事通信、中日新聞、中部経済新聞、

名古屋テレビ、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、(Youよっかいち)

市側

市長、渡辺総務部長、柴田人事課長、中野文化課長、岡田秘書国際課長、

奥地秘書国際課主事、森川広報マーケティング課課長補佐
 

発表事項1.四日市市文化会館・三浜文化会館 アートディレクターの公募について

市長:1つ目の項目は、本市で初めての取り組みで、アートディレクターの募集である。外部からの登用を目指していく。
 本市では、今年度からシティプロモーション部に文化行政を担う文化課を移管した。教育委員会、市民文化部からシティプロモーション部に移行して、文化というものをシティプロモーションの一つの大きな起爆剤にしていこうという取り組みを進めている。これまで以上に、本市の魅力を高める文化芸術活動の推進、また文化によるシティプロモーションに力を入れて取り組んでいくというところである。
 本市の公共施設における文化事業全般の企画力や、コーディネートの向上を図っていこうというところで、効果的な事業展開を行うという目的で一人でも多くの市民が文化芸術を享受し、心豊かな生活と活力ある地域社会の実現につながるよう、今回のアートディレクターの募集に至った。
 本市における文化芸術事業の現場の総監督という位置づけである。
 募集内容としては、四日市市文化会館・三浜文化会館、2つの文化拠点を統括していくアートディレクターである。募集人員は1名で、任期付き市職員として採用する。採用予定日が令和5年1月1日。任期は、平成7年3月31日までとするが、最長、令和9年3月末まで延長する可能性がある。年齢は問わない。さまざまな経験また能力をお持ちの方に、本市で活躍していただきたいと考えている。
 職務は四日市市文化会館また三浜文化会館で行う文化芸術作品の創造と実践である。また、舞台公演のプロデューサーや企画・広報・宣伝なども行ってもらう。もちろん、シティプロモーションも積極的に行っていただきたいというところである。
 求める人物像は、本市の文化振興に熱意があり積極的な対応能力を有する方、また外部の視点を持って文化施設の役割を理解して、現状として不足している事業を見いだし、魅力的な事業実施に取り組むことができる方、そういった方を募集していきたいと考えている。
 主な募集資格としては、文化芸術活動などに関連する業務経験を有する人、またはアートマネジメントなどを学んだ人を募集していきたいと思っている。
 今後のスケジュールは、詳細な募集要項を8月19日に市のホームページに掲載をする。8月19日から10月10日までの期間で募集受付する。この受付は電子申請で行っていただく。そして、第1次選考として書類選考を行い、合格発表を10月に行う。第2次選考のプレゼンテーションは10月末に行い、合格発表を11月上旬ということになる。
 

質疑応答 

質問:具体的に、この文化の事業としてはどういうことを考えているのか、あとは市政におけるこの文化の重要性を市長はどのように捉えているのか。
市長:今年度、文化の部署をシティプロモーション部に移行したということもあり、文化の持っている力を四日市のシティプロモーションに生かしていこうというのがある。もちろん、今までさまざまな方が本市の文化に携わってきていたが、文化芸術においてもシティプロモーションに活用するプラス、新しい風を吹き込んで文化芸術の底上げも図っていきたいと思っている。
 これまで本市の文化芸術の取り組み、四日市市文化会館、三浜文化会館においては、市職員もしくは財団職員が関わってきたが、新たに外部の知見、経験をこの文化芸術振興に生かしていきたいということから今回、外部から採用するということになった。
質問:例えば、ファミリー音楽コンクールは前市長が文化というイメージを市のイメージとして新たに定着させたいという狙いがあったと思うが、市長としては、全国規模のコンクールであったり、展覧会であったり、こういうものを開催するような具体的な考えがあれば教えてほしい。
市長:ファミリー音楽コンクールは10回開催して、全国から多くの方に参加していただいた。本市のシティプロモーションにおいても相当貢献したと認識をしている。あのような大きな事業を行っていくというのも一つであるし、また市民目線でしっかりと文化芸術の根を張っていくといったさまざまな視点があろうかと思っている。今回アートディレクターを募集したということは、かなり熱意のある方に来ていただきたいし、経験を積んでいる方にも来ていただきたいと思っているので、私が先入観を与えるよりも、新しく来られた方が何をしたい、そして本市に何が必要かという視点で、基本的にゼロベースで本市の文化芸術の取り組みを分析してもらい、必要なものに取り組んでもらいたいと思っている。
質問:参考にした先行事例はあるのか。
回答:市民レベルでの公募はなかなかないと。山口県の山陽小野田市が同じような形で過去に公募している。(人事課・文化課)
市長:アートディレクターとか芸術の監督のような人々を公募するようなケースはあるが、どちらかというと外郭団体が直接採用するケースが多い。名古屋のアーツカウンシルにおいても、市ではなくて外部団体の採用という募集だが、今回、本市は市職員として雇用するということで、レアケースの例示ということでさせていただいた。
質問:応募にたくさんの人が手を挙げてくれるかどうかというところに関わってくるかと思うが、ギャラはどのぐらいか。
回答:これまでのその方の経験などを踏まえてということになる。見込みとしては、50歳程度で月収45万円ぐらいを考えているが、その方の経験、経歴というところを踏まえた上で決めたいと考えている。(人事課・文化課)
 

発表事項2.四日市市・ロングビーチ市姉妹都市ロゴマーク案の募集について

市長:まず、四日市市はアメリカのロングビーチ市と姉妹都市の関係である。その姉妹都市の提携については、来年に本市とロングビーチ市の姉妹都市提携が60周年の節目を迎えるに当たり、両市の友情のシンボルとなるロゴマークの作成が、今回の募集の事項である。
 市のホームページは、ここに募集要項など詳しい内容を載せており、ロングビーチ市の紹介や両市の取り組みも掲載している。今までのロングビーチと本市の関わりが詰まったものになっているので、ぜひご覧いただきたい。
 今回、ロゴマーク募集のポイントは四日市市とロングビーチ市のイメージを合わせたロゴマークにしていこうということである。四日市市のイメージは「こにゅうどうくん」を指定させていただき、ロングビーチ市のイメージは、皆さんで考えて選んでいただき、それを足したものがデザインとなる。例えば、ロングビーチ市のイメージの例でクイーン・メリー号という船を例示させていただいている。これは、ロングビーチ市にある船で、1967年からはロングビーチの博物館兼ホテルとして保存されている昔の豪華客船である。ロングビーチ市の人にとっても非常になじみの深いシンボルチックなものである。他にもホームページを見ていただくと、ロングビーチ市の名前の由来となった数マイルに及ぶ長い砂浜の写真であったり、象徴的な観覧車があるアミューズメント施設「The Pike Outlets」であったり、またヨットやクルーザーが停泊しており、ヤシの木が印象的なロングビーチマリーナなどを紹介している。そういったロングビーチ市のイメージを頭の中で膨らませていただき、四日市市のこにゅうどうくんとコラボレーションして、独自のロゴマークをつくっていただきたいと思っている。
 ちなみに、このロゴマークは、どなたでも募集できると。もちろん国内、国外問わず、募集していきたいと思っており、ロングビーチ市の関係の方にもこのような取り組みを発信して、海外からの募集も募っていきたいと考えている。
 締切りは10月31日の必着で、ホームページ上で申し込んでいただくか、秘書国際課まで郵送ということになる。
 今後、審査は11月に行い、結果およびロゴマーク発表は令和5年1月である。採用された方に関しては、賞金も贈呈していきたいと思っている。これからも、本市とロングビーチ市の友好関係は続いていくので、今回の60周年の記念事業のロゴではなくて、今後も未来に向かって使っていけるようなロゴマークを採用していきたい。そして、さらなる友情、交流を深めていきたいと考えている。
 

質疑応答

質問:姉妹提携を結んだのは、何年か。
回答:1963年10月7日に都市提携を締結している。(秘書国際課)
質問:四日市市とロングビーチ市はどういうことがきっかけで姉妹提携を結んだのか。
回答:太平洋を挟んで港を有しており、外航船によって結ばれているという点、石油化学中心の工業都市であるという点、名古屋市とロサンゼルスという大都市との位置関係が似ているという点、あとロングビーチ市周辺に北勢地域から移住した方が多くいたという、その4点から選ばれたと聞いている。(秘書国際課)
市長:1963年から都市連携がスタートしたが、その前の1957年ころ、本市もさまざまな都市と交流しようということでアクションがあった。そのときに、できる限り本市に類似したような都市がいいということで、ロングビーチ市は約45万人の都市で、人口規模が類似しているところ、また港を持っているところ、ロサンゼルスとロングビーチ市、名古屋と四日市市という関連性が強いというところなど、さまざまな事情を勘案して、ロングビーチ市が選ばれたと聞いている。
質問:ロゴをつくるということで、両都市の交流をさらに深めたいなど狙いの部分について、市長なりの言葉で語っていただきたい。
市長:60年間の歴史があり、本市とロングビーチ市は強い絆がある。ただ、これまで象徴となるようなシンボルマークがなかったので、今回60周年を機にロゴマークという形でこれまでの友情、交流を形にして、これからもしっかりと両市が歩んで行ける、そういった道筋をつくっていきたいと思っている。
質問:先ほどの市長の説明の中で、募集は国内・国外問わないと、ロングビーチ市にも発信し海外からの募集も狙っていきたいという趣旨の発言があったが、ロングビーチ市側にロゴマークを募集することは、もう既に伝えているのか。
回答:本市とロングビーチ市は、ロングビーチ・四日市姉妹都市協会と常日ころ密に連絡を取っている。企画の段階から伝えており、できた暁には双方で使っていこうということを了解いただいている。
 この募集に当たっても、ロングビーチ市も大きなところなので、全員にまで周知できているものではないかと思うので、長い歴史の中で関わっていただいた人々を通じて、ロングビーチ市でも周知いただいて、英語版での募集要項もつくって提供をさせていただいている。(秘書国際課)
質問:ロングビーチ市の人は、こにゅうどうくんを見たらどういうリアクションを起こすか。
市長:妖怪にはなじんでないと思う。どういうリアクションになるか分からないが、本市の象徴なので何とか受け入れていただければと思っている。あとロングビーチ市のデザインも加わるので、愛着を持っていただければと思っている。
質問:先ほどの共通点の4つ目の北勢地域出身者がロングビーチ市の周辺に住んでいるというのは、何か歴史的に関わりがあったのか。
回答:明治政府が主導して米国への移住事業というものが進められたときに、三重県内の特に北勢地域から移住した方が多かったと聞いている。昭和63年ぐらいの三重県人会の名簿では、米国で生まれた方を除いて移住した方に関しては半分以上、6、7割が北勢地域からの出身者であったと聞いている。そういう経緯もあって締結のとき、北勢地域との結びつきが強いと判断されたかと思っている。(秘書国際課)
質問:このロゴの公募の狙いは、ロゴをつくるに当たってはロングビーチ市とは何かとか、四日市市とはどういう町なのかというのを改めて調べる必要があると思うので、両市を知ってもらうということも公募の狙いには含まれているか。
回答:まさに、本市のロングビーチ市との事業であるトリオ事業や地球環境塾などの青少年の交流事業というのは、オンラインなどで継続はしているが、往来はここ3年間途絶えている。そういった意味では、来年の60周年に向けて市民全体で機運を高めていくというその話題づくりにもなればということで、この公募という形を今回取らせていただいた。(秘書国際課) 

 

その他

幹事社:前回の議員説明会で、近鉄側と図書館の関係で今年の秋にも基本計画の作成に入るということ、あとは図書館の基本コンセプト、ICTの活用といったことも合意したという説明があった。これはスターアイランド跡地に図書館が建設されることはほぼ確実と受け止めていいのか、また、基本合意に至ったことについて市長の所感を伺いたい。
市長:先の議員説明会のときに発表した資料にも掲載してあったが、スターアイランド跡地に図書館を建てていくことに対する近鉄ホールディングスとの折衝の状況を説明した。
 協議事項が幾つかあって、大きな話でいうと基本計画を策定している段階である。基本計画を近鉄と我々でつくり合って、それが合意できれば基本設計に入っていこうというプロセスを踏んでいく。基本計画の内容をすり合わせ、今一定の合意ができそうだというところで、まだ確定していない。できそうだという事前の報告を、議員にさせていただいた。ただ、まだ未確定な部分があるので、固まり次第、基本設計に入る合意を取り交わせるという発表であった。
 まだ詰め切れていない部分についても、現場が折衝をして、近く合意ができるというところである。合意したときには、記者会見等でしっかりと発表していきたいと思っている。少しゴールが見えてきたという状況である。基本設計の後は詳細設計とさまざまな段階を踏んでいく。ただ、これまで基本計画をしっかりと詰めてきた中で1つのハードルをクリアできそうな状況にあるので、それはうれしいことだと歓迎すべきことであると思っている。
幹事社:一部未確定な部分があるとのことだが、これが確定できれば基本設計に入っていけるということだが、その未確定の部分というのは、市側から示しているフロアの使い方についての希望が一番大きいということか。
市長:そうである。要は3階から8階を図書館にしたいという我々の意向があるが、そのフロア当てについても、まだまだ最終の合意ができてないところもある。あと基本設計に入っていく段階で基本設計の費用負担を近鉄と我々でどのように分担していくかなど、最終の詰めをさせてもらっているというところである。
幹事社:これ、四日市市と近鉄側で置かれた経済状況なども踏まえて、温度差があったような時期もあったと受け止めているが、近鉄側のこれまで示していなかった建物全体の用途、着工時期などについては言及し始めているのか。
市長:近鉄側ではある一定の構想はお持ちと思うが、その詳細についてはまだ我々に共有されていない。
幹事社:全体をこういった施設にするという部分については、必ずしも四日市市側に全て明かしているわけではないという状況、あるいは全く明かしていないという状況か。
市長:1、2階は商業施設の合意、あと3階から8階の図書館の合意、あと9階から上は近鉄の意思決定次第である。ただ希望は言っているが、最後には近鉄が決められることなので、近鉄がまだオープンにしてない以上は、そのレベルだということである。
質問:2020年11月の市制123周年記念事業「ファイト三重!県民まつり」について、旧統一教会関係団体のメンバーらが実行委員を務める実行委員会のイベントを市は後援している状況だが、これについて問題はなかったかなど、市長の見解を伺いたい。
市長:幾つかの問い合わせもあり、いろいろ検証はしている。現段階で、安倍元総理の事件があって、旧統一教会の現状が分かった上で考えると、大変厳しい判断だったとは思っているが、当時、実行委員会形式であり、直接団体もしくは関連団体が主催しているわけではないということ、あと宗教色、政治色がないかどうかということは、市の事業として採用するかどうかという要項があり、宗教色がある事業ではなかったと、少なくとも事前のヒアリングで宗教色がないと、当日も職員が確認している。
 この事業は、四日市、三重県全体を盛り上げていこうという趣旨で企画されたもので、当時の判断としては募集要項に従って判断したので、我々としてはこれはやむを得なかったと思っているが、ああいった事件、そして被害の状況が改めて明らかになってきたので、今後のルールづくりも難しいところだが、しっかりと検討はしていきたいと思っている。これは四日市市だけではなく、社会としてあのような団体に対してどのように対峙していくのかは、改めて考えていかなければならないと思っている。
質問:市民感覚として、過去に霊感商法などの問題を起こした団体、関係組織とは言え、それを支援しているようにうつってしまうのではないかなと思うが。
市長:そういうふうに取られることは、望ましいことではないと思っている。その当時の募集要項は、そこまで配慮するような募集要項でもなかったし、ある意味選定も公平にしなければいけないので、募集要項に従った対応を現場はしたというところである。
 ただ、これからの対応は考えていかなければならないと思っている。もし、誤解を与えるようなことがあれば、それは非常に残念であったし申し訳なかったと思っている。
質問:最後に、今後はより慎重に精査していくというようなお立場になるということか。
市長:どういう団体であれば行政として付き合っていくのか、また行政として接していくのかというところで、訴訟案件を抱えていたら駄目なのか、そういういろいろな事情があるので、どこで線を引いていくのかというところである。これを市独自で決められるのかどうか。全ての団体に対してさまざまな調査をかけていかなければならないので、そういった団体の活動を支援しているという誤解を与えるのは非常にまずいことだとは思っているが、どういうルールで規制・排除していくのかというのは、さまざまな関係で協議していきたいし、国が何らかの対応を決めていただけると、非常に良い。その団体一つ一つを自治体が判断していくとなると、やはり自治体間でも差が出てくるし、心情的には何とかしたいという思いはあるが、実務的にどうしていけるか、これから大きな課題だと思っている。
質問:市長ご自身は旧統一教会との関係はないのか。
市長:私自身は全くない。
質問:旧笹川西小学校の件で、解体に関する説明会が地元であって大分荒れていたというお話を聞いたが、解体工事の今の状況について、改めて教えてほしい。
市長:7月24日に説明会を開催した。本来であれば、その後、速やかに7月28日に工事の準備に着手という予定をしていたが、工事の説明会において、まだまだ市の説明を遮る、説明をさせないという住民の方もいて、また工事を妨害される可能性も出てきたということで、7月28日の準備着手は見合わせたというところである。
 これは中長期的に延期するということではなく、一旦7月28日の準備着手を見合わせたというところである。これも、記者の方には分かっておいていただきたいが、市内でも最大の住宅団地である笹川団地は古い団地であるため、これから団地再生という意味で非常に大きな課題を抱えている。そして、地域のほうから子育て支援施設や、多文化共生の施設を新たに設けてほしいという要望が上がってきた。こういった要望を受ける形で今回、旧笹川西小学校を解体して、公園と一体として団地再生のための大きな取り組みをしていこうという背景があった。そういった中、解体工事に入っていく段階で一部の住民の方からある意味猛烈な反対を受けているという状況である。
 もう一歩踏み込んで言うと、旧笹川西小学校の解体をして一体的な整備をしていきたいが、旧笹川西小学校の解体をせずして多文化共生施設や、子育て支援施設を設けていくというのは非常に厳しい状況になる。あと20年の耐用年数の校舎を、10億円以上かけて改修していくことを考えると行政上、あそこで2つの施設、もしくはプラスアルファの施設をやっていくというのは非常に困難な状況である。以前から笹川地区から声のあった、一体として団地再生を取り組んでいきたいという思いを実現するのであれば笹川西小学校を解体させていただいて、新しい環境下で多くの住民が集い、そしてにぎわいを取り戻した団地にさせていこうという思いがあるので、ぜひともこの事業は実行させていただきたいなと思っている。
質問:具体的にその着工着手されるのはいつぐらいの時期になるのか。
市長:今検討中である。反対の意見があるのは承知しているが、先ほどお話ししたように、新しい団地再生に向けてということで笹川連合全体からの要望もあったわけであるから、さまざまな方の意見をまずは確認していきたいと思っている。推進してほしいという意見もあり、そういった意見が現状どうなっているのかということも踏まえながら進めていきたいと思っている。
質問:本年度予算がついているとは思うので、本年度中には着手すると思うが、そのめどとしてはどのぐらいを考えているのか。
市長:これはさまざまなケースがあろうかと思っている。やはり一定の誠意を見せないと事業は進められないと思っている。笹川地区の住民の人々の状況、また、この団地再生に対するアプローチをどうしていくのかというところをもう一度整理をした上で、この事業について考えていきたい。
 明日あさってに始まるというわけではないが、今のところ何年何カ月も置いておくという状況でもない。今、判断の精査をしているというところである。
質問:今までの説明会の方法では、どうしても行政側対住民というような対立構造になってしまって意見が紛糾するという場面があった。住民の方へのアプローチを変えないといけないと思うが、その点について教えてほしい。
市長:反対の人々との折衝に数多くしている。住民説明会の反対の意見というのは、同じ団体、同じ人々から発せられる意見が多い。ただ笹川の方も多くいるので、もっと幅を拡げて意見、状況というのを把握はしていきたいなと思っている。笹川の将来に関わることなので、何とか取り組んでいきたいと思っている。地域の声を再度しっかりと拾っていきたいと思っている。
質問:市長が自ら各地区に入って意見を聞くというようなタウンミーティングがあったと思うが、市長自ら地区に入って説明をするような、そういった機会は今後あるのか。
市長:全地区を回る「地域づくり懇談会」は行う。そこで意見があればしっかりと答えていきたいと思っている。必要であればさまざまなアプローチも考えていかなければいけないなと思っている。
 ただ1回、行政としても整理をさせてもらおうというところである。
質問:リニアに関連することでお聞きしたい。
 亀山市内で3つのポイントが決められていて、これから絞り込まれるというプロセスを経るという中で、8月5日の津市の前葉市長の定例会見があった。その中の発言で、近々、一見知事に対していろいろ市政の課題について要望に行くという話であった。その中でリニアに関する要望というのがあって、これをざっと読んでいくと「我々としては県庁所在地が津市というつながりの中で、ここにしてよということは言わないまでも丁寧な配慮をしてほしい。県と津市が使いやすい利便性が高いものにしてほしい。おもんばかってほしい。」という言い方を割とオブラートには包んでいるが、はっきりと意図が見えるような発言をしている。要は、津市に近いところにつくってほしいという思いだがリニアに関しての3地点は、四日市市に近い地点もあるし、津に近い地点もある。そうでないところももう1か所あったかと思うが、市長としてはどういうお考えをお持ちなのか。利便性と確かに言うが、津市から見ている利便性と、県下最大の町で企業集積も非常に大きな四日市市にとっての利便性というのもそれぞれ意味は違うと思うが、今後、市長としては同じような要望活動をされるのか、あるいはそれはしないまでも市長なりにリニアの駅の立地に関する思いが何かおありであれば教えていただきたい。
市長:県内の引っ張り合いというのは、美しい姿ではないので、何かうまい着地点を県が見つけてくれると思うが、要は多くの方が利用しやすい場所が望ましいことが大原則と思っている。そういった意味では、例えば、鉄道沿線が望ましいと思っている。JRの関西線が通っており、四日市市もJR四日市駅の再開発をしていこうとしている。JRの乗降者数はこれから増えていくので、より使いやすいような路線にしていきたいと思っている。もしできるのであればJR関西線沿線であれば四日市駅ともつながるし、良いと個人的には思っている。これからどうなっていくのか注視はしていきたいと思っている。
質問:特に何かの申し入れをするようなことは、今のところはないと思っていいか。
市長:具体的な選考の状況もまだ見えて来てないので、注視はしていきたいし、発言の余地があるのであればしっかりと思いは伝えていってもいいのではないかとは思っている。

 

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