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こにゅうどうくん

結核はどんな病気?

問い合わせ番号:10010-0000-1002 更新日:2025年 6月 11日

日本では、明治時代から昭和20年代まで死亡原因の第1位であった結核は、「国民病」と言われていました。

医療や生活水準の向上により、結核は「薬を飲めば治る病気」となり、患者数も年々減り続けています。しかし、今でも日本の主要な感染症で、年間10,000人以上の結核患者が新たに発生し、1,500人以上が結核により亡くなっています。

日本における新規結核患者は、高齢者に多く、およそ7割が60歳以上となっています。また、特に若年の外国生まれの患者の割合が増加しており、20-29歳の新規患者の8割以上を占めています。四日市市においても同じ傾向にあり、令和6年は新規結核患者の8割が70歳以上、20-29歳の新規結核患者の8割以上が外国生まれの方でした。

 <啓発チラシ> ~ご活用ください~

 外国生まれの方向け

   高齢者向け 

 

結核とは

結核菌によって、主に肺に炎症を起こす病気です。
結核菌の混ざった痰が咳やくしゃみと一緒に空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによってうつります。これを「空気感染」といいます。

感染と発病の違いについて

10人が結核に感染した場合、発病するのは1~2人です。通常は免疫機能が働いて、結核菌の増殖を抑えます。免疫力が弱まると発病するケースが増えています。
結核に感染し、発病したとしても痰の中に結核菌を出していない軽症の場合は、他人にうつす恐れはありません。結核は発病した場合でも、きちんと治療すれば治る病気です。

結核の初期症状

  1. 咳が2週間以上続く
  2. 痰が出る
  3. 体がだるい
  4. 急に体重が減る

初期症状は、風邪とよく似ています。
咳や痰が2週間以上続いたら、結核を疑い早めに医師の診察を受けましょう。

結核を予防するには

  1. 睡眠時間を十分にとる
  2. 適度に運動する
  3. バランスのとれた食事をする

結核の治療について

結核と診断されても、きちんと薬を服用すれば治ります。一般的には、3~4種類の薬で6~9カ月間治療します。
結核で菌を排出している間は結核病床への入院が必要ですが、菌を排出しなくなれば、通院で治療することが可能です。

しかし、薬を確実に服用しなければ効果は期待できません。
症状がなくなったからといって、治療の途中で薬をやめてしまえば治りません。それどころか、薬が効かなくなってしまう耐性菌を発生させてしまいます。医師の指示とおり服用することが大切です。

結核患者数の現状

結核新規登録患者数(人)

全国 三重県 四日市市
2019年 14,460 167 18
2020年 12,739 175 18
2021年 11,519 148 26
2022年 10,235 139 20
2023年 10,096 152 31
2024年 28

外国生まれの方へ

 新規登録結核患者の20-29歳では、8割以上が外国生まれの方です。若い世代では、日本入国後間もない時期に結核を発症するケースが見受けられるため、注意が必要です。
 

結核について    kekkaku(sennsei)

かんたんな日本語(PDF/438KB)                日本語学校の先生や技能実習生のご担当者様向け(PDF/504KB)

インドネシア語(PDF/282KB)

ネパール語(PDF/659KB)

高齢者の方へ

 高齢者の場合は、初期には症状が目立たないことが多く、症状に気づきにくいため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。病院への受診の遅れなどで、病気が進行し、重症化すると、死に至ることもあるため注意が必要です。

 

高齢者とご家族向け(PDF/2MB)

 

 

高齢者施設職員向け(PDF/2MB)

 

 

関連リンク

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このページに関するお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防課 保健予防係
電話番号:059-352-0595
FAX番号:059-351-3304

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